文在寅が2017年12月に「国賓」として中国を訪問したとき
「国賓」とは名ばかり、扱いは粗末すぎたらしいし、同行記者は暴行されたりと「踏んだり蹴ったり」の扱いでしたね。
尤も韓国側にも、外国でも構わず自国のように振る舞う視野の問題があったのでしょうが、そんなのに気づく民族ではありません。
2ヶ月ほど前の話ですが、同じ「国賓」としてのロシア訪問ではどうでしょうか。
文大統領 ロシア下院で演説=「大転換が起きている」:韓国聯合ニュース 2018/06/21
文在寅は
「朝鮮半島に平和体制が構築されれば、南北の経済協力が本格化し、ロシアとの3者協力に拡大する」
としていますが、それは自分だけが描いている南北統一が実現した後の話です。
南北が統一(仮定) → ロシアとの協力が拡大(仮定)
といつものように「夢見る夢子」のようなことを言っており
朝鮮半島の恒久的な平和のため、シベリア鉄道が私の育った朝鮮半島の南端、釜山までつながることを期待している
と述べ、ご祝儀のロシア下院演説とはいえ、韓国内での最低賃金制で大失敗したことが強烈に残っているだけです。
文大統領「南北に平和構築されればロシアと堅固な経済共同体になるだろう」・・・・・・
韓国の大統領がロシア下院で演説したのは今回が初めてで、ロシア国賓訪問も1999年金大中(キム・デジュン)元大統領に続き19年ぶりだ。・・・・・・
文大統領は下院演説を終えた後、ドミトリー・メドベージェフ首相との会談に臨んだ。文大統領は22日にはウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談と夕食会に続き、23日ワールドカップ(W杯)の韓国-メキシコ戦を観覧する予定だ。22日、「韓露ビジネスフォーラム」にはサムスン電子・現代自動車・LGエレクトロニクスなどの大企業をはじめ、101社208人の経済使節団が参加する。:2018年06月22日[中央日報日本語版]
どの韓国新聞も夢のようなことを伝えております。
中国による経済制裁の影響はどうなのか。
国内でも深刻な問題が山積しており、南北統一さえ危ぶまれる昨今ですから、「南北間の安定した平和体制は、北東アジアの多国間平和安保協力体制に発展するだろう」となるかどか、まったく分らない状況です。
まあ、そういう暗い話ばかりなので、ロシアでの演説くらいは景気のいい話を、ということでしょうか。
文大統領 訪ロ終え帰国=非核化に向けた連携確認:聯合ニュース 2018/06/24
まず、朝鮮半島の非核化が可能かどうかさえ危ぶまれているのに
韓国がロシアと連携するという記事です。
北朝鮮制裁破りの件で「連携」を確認したのでしょうか(泣)。
文はサッカーW杯のメキシコ戦を見学して、帰路についたようです。
- 韓国0-1スウェーデン
- 韓国1-2メキシコ ・・・・・・これを文は観戦
- 韓国2-0ドイツ ・・・・・・これは奇跡でした
ご承知の通り、この組で韓国は同じく1勝に終わったドイツトとともに予選で敗退しました。
そういえば中国からの経済制裁ですが
2017年段階で、通関での検査としてはTHAADミサイル配備前のレベルに戻ったとしていますが、中国人観光客は半減したままのようで経済制裁は相変わらず続いているとみたほうがいいようです。
たたし「禁韓令」の前から韓国人の接客姿勢が悪いこと、韓国に見るべきものが少ない、という事情から中国人の観光は減っていたようで、それゆえ韓国には「中国人はもうこなくてよい」という強気の意見も見られるようです。
それに加え、韓国ではボチボチ
「中国は偏狭な大国」という見方が出てきたようです。今ごろ気づいたのか、とあきれる人が多いでしょうが、かなり痛めつけられてもまだ分らないのが韓族ですから、相当中国による経済制裁が効いているのでしょう。
「韓国国民が中国を非常に偏狭な大国と見なし始めた」:2018年07月16日[中央日報日本語版]
アメリカと中国との貿易戦争で、最も大きな影響を受けるのは韓国なのかも知れません。
ただし中国からアメリカへの輸出が韓国へ回ったとしても、中国による嫌韓がなくなり、韓国から中国への輸出が増えない限り、事態は好転しないでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。