過度の形式尊重をする国が「イラン」と「韓国」。
「イランでは、いろいろなことが禁止されているように思われていますが、実際には何でも手に入ります。」:NHKBS1 2018/10/02
イランと韓国は、とてもよく似ています。
「強硬に反米・反日を表明する政府」
「国民の国の仕組みへの反発と、外国への親近感」
共に、こうあるべきだという理念と実際とに乖離が見られます。
イランには、「イスラムの戒律」を重んじる政府があります。これはイラン革命後にもたらされたものでしょうか。
韓国には、「儒教の戒律」を重んじる政府があります。これは中国の影響で、もう骨の髄まで染みこんでいるようですが、決して口には出しません。これは「あまりにも影響が強すぎ」るため、EU諸国民がキリスト教に汚染されていると言えないのと同じでしょうか。
似たもの同士は
磁石の同じ極のように、反発しあうものですね。サッカーの試合でも「韓国ーイラン」戦では険悪な空気になります。
尤も韓族はうぬぼれが強すぎて、どこの国とでも、いや国内でも、対立を繰り返しておりますが。
日本のイラン観は
上野公園などで薬物の密売をするイラン人が見られ非常に印象を悪くしましたが、韓族や漢族に比べ、概して良好なほうかと思われます。シルクロードでも西の方へ行くとペルシャ(イラン)系の人たちが増え、かれらは中国人のような強引さはなさそうでした。印象だけですので、事実はどうか分かりません。
通常、イランでは
厳しい宗教上の戒律があり、祈りなどで人は不自由を強いられているように報道されますが、それは政府関係者や軍関係者だけらしく、一般市民の中には、見つかれば相当な罰を受けるだろうことに走る人たちがいました。
具体的には、戒律を破る行為として、合法的なノンアルコールビールを利用した「違法なアルコール入りビール製造」などです。
イスラム教関係者の風紀については、守られているのかどうか私には分かりませんが、「絶対にそとに漏れない」対策がされているようです。キリスト教関係者の不祥事が報道されているのと大きなちがいですね。
こうしたイランに対して、トランプは制裁を加えつつあります。しかしもっとひどい北朝鮮に対しては中国対策もあり見て見ぬフリをするという二重基準を見せております。
時あたかも
駐トルコのサウジアラビア総領事館内で起ったサウジアラビア人「カショギ」の殺害事件。
カショギに似た服を着てメガネをかけた人が裏口から出たのは、カショギが総領事館からでたことをサウジアラビア政府関係者が「偽装」したのかも知れません。
しかしその後サウジアラビア政府は、カショギが館内で死亡したことを認めざるを得ませんでした。今の問題点は、サウジアラビアの実質的な権力者である皇太子がどのように事件に関係していたかであり、ころころ変わる声明はサウジアラビア・韓国に共通ですか。
アメリカには、イスラエルがらみでしょうが、昔から非人道的なことで問題になっていたサウジアラビアを兵器売却先の重要な「お客さん」だとし、その反動でサウジの嫌うイランを制裁するなど、イスラム教の派閥争いに加わってこれまた二重基準をみせております。
私の印象では、イランの二重構造も問題ですが、サウジアラビアの権力構造もそれ以上に深刻であり、アメリカの二重基準のほうに問題があると思われます。特にイスラエルに入れ込みすぎているという欠陥がみられます。
韓国ですが・・・・・・
北朝鮮がイデオロギー国家であるということはいうまでもない。しかしそれは、単に社会主義思想というイデオロギーに基づいた国家だということだけではない。何事につけても、こうあるべきだ、こうあることが正しいという理念が第一にあって、そこから現実の物事をみていこうとする傾向が強いということである。
その点については韓国もまったく同じだが、日本はどんな宗教も思想も掲げない、世界でもめずらしい非イデオロギー国家である。日本人は、理念よりも経験や実際性を重んじる傾向を強くもっているといえるだろう。:呉善花(オ・ソンファ) 「韓国人から見た北朝鮮」
日本には
理念もあるでしょうが、それよりも実際のほうを重視(そのとらえ方に疑問がある場合も)していると言えます。
一方、韓族(北朝鮮・韓国)やイランなどでは
実際よりも、理念を重視(その理念が間違っているかも)、それが現実との乖離を生じさせていると言えましょう。もちろん日本に乖離がないとはいいませんが、比較の問題としてそう言えるのです。
ついでに李氏朝鮮についても呉善花 はこう述べています。
李氏朝鮮の建国された1392年といえば、日本ではちょうど南北朝の統一の年にあたり、室町時代の出発に重なる。韓半島の封建時代はここにはじまるわけだが、それが政権交代も目立った社会改革もなく、519年も続き、そこからダイレクトに近代に突入してしまったところに、これまで論じてきたさまざまな問題のほとんどすべてが由来している。:P. 140 呉善花「韓国人から見た北朝鮮」PHP新書
日本では、戦国時代~江戸時代に、いろいろと議論がある封建主義が発達したようですが、王政である李氏朝鮮の場合、終わったころにいきなり近代化に直面した経緯があり、これが現在の韓国でもいろんな問題をさらけ出している、としています。
日本に比べて「朝鮮半島では、地方が十分に発達しなかった」点では、私も賛成しております。
誰でもどの国でも二重基準はみられますが
「ひどすぎる」「まぁ認められる」の違いでしょうか。
しかしアメリカの二重基準は、サウジアラビアとイラン、中国と北朝鮮のように、ひどすぎる部類に属するのかも知れません。
さてさて、皆様はどう思われますか。