2021/6/11の英サミットに合わせた外相会議。
これに古くさい「内政干渉」で反発した中国。
G7、中国に重大懸念 台湾海峡「平和と安定重要」―対立鮮明に、外相声明:時事 2021年05月06日06時13分
中国、G7の人権侵害非難に「内政干渉」と猛反発:afp 2021年5月6日 22:11
外相会議では
中国の香港・台湾・チベット・ウイグルの人権問題を受けて「重大な懸念を抱いている」としました。
中国が直ちに「内政干渉」と反発しているのは、見慣れた光景です。
弊ブログでは一昨日(2021年05月05日)に紹介ずみです。
フィリピンが提訴した国際裁判には中国は1回も参加せず「判決は紙切れ」と豪語する始末。中国包囲網のクアッドには日米豪印が参加、英・仏も参加しています。
なぜこうもたくさん、世界を敵に回しているか、ですが、それだけうぬぼれが強いのでしょう。
内政干渉
様々に変遷を繰り返しており、現在では次のように考えられているようです。
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- 国連では、国は独立して互いに平等であること、自国は他国に干渉されないで「その国自身が決める」にという原則になりました。当初「内政干渉になる」を主張した国もあり、これが定説になりました。
- 南アとパレスチナの問題で傾向が変わりました。南アは人種隔離政策は解決しましたが他の問題が起こり、パレスチナは未解決です。
- しかしグローバル化が進み、政治と経済が分けられなくなり、中国も経済を餌にして政治がらみのことをし始めました。
- 要するに、人道的干渉そのものは内政干渉と考えられていません(人道的干渉 ≠ 内政干渉)。しかし人道的干渉でその国の制度・法律・政府などを変更しようとしたら、内政干渉です。あくまでも決めるのはその国でした。
- 中国が「古くさい」と言ったのは、他国が「人道的干渉」で中国を変更しようとしていないのに、中国が「内政干渉」と反発したからです。
- 中国は、下手をすると天安門事件・チベットやウイグル問題で、制裁されるかもしれません。
- 100年後から200年後に、いい意味で競争する中国(そのころ名前が変わるでしょう)が誕生することを「わたし祈ってます~う」。
いずれ崩壊せざるを得ない中国共産党でした。さて中国は、いつ内戦状態に入るのでしょうか。
内部結束のために、外部に敵を作る
「内部に問題はない。原因は外部にある」と偽りますが、ほとんどの原因が「内部」にあるのです。
そのいつわりは、報道規制がある中国でこそ、実現します。
中国人がだまされないよう、「私、祈ってます」
さてさて、皆様はどう思われますか。