帰ってきた淡々と昼飯日記

17年にわたる昼食の記録を一度はストップしたものの2024年から再開してます‼️

サービスランチ

2008年07月08日 13時30分25秒 | 洋食系

いや~も~、とにかく朝から蒸し暑い。
すっきり晴れていないのに、こう蒸し暑いと、それだけでどっと疲れる。

午前中は何ともいえないまったりした状態で過ごし、昼が来た。
今日は県庁食堂へ。
どうしても食べたいものがあるので、もうここしかなかった。
ただ、それは人気があるため、かなり早く売り切れる。
遅めの時間帯だと徒労に終わることが多い。
というより、過去何度も失敗している。

今日はいつもより少し早目に出撃。
時間を見る限りでは、大丈夫だと確信して出かけた。

店に入り、ショーケースを見ると、まだ売り切れてはいないようだ。
勇躍、食券の自販機の前に。
すると、見た顔が数人。
その中の一人とあいさつを交わし、雑談していると、どうやらそいつも例のものを狙っているらしいことが判明。
その旨を話すと、「なんだか、もう終わったみたい。前の人で終わったらしい」と言い出す始末。
最初は訳が分からなかったが、自販機を見ると「売り切れ」の赤いランプが点灯しているではないか。
うげ~。今日もまた、ありつけなかった。
悔しくて、そいつに「いつも売り切れで、今日こそと入れ込んできたのに…」とぼやいた。

仕方がないので、親子丼の食券を350円で購入したが、全く本意ではない。
茫然自失の状態で注文カウンターに向かった。

すると、その途中で、また別の知り合いに遭遇。
肩を落とし、とぼとぼ歩くこちらの痛々しい姿があまりにも哀れだったのだろう、「何かあったの?」と聞かれたので、実は「狙っていたものが、直前で売り切れてしまい※○△■×÷…」と説明したのだが、売り切れという現実を受け止めることができる精神状態ではなく、あまりの悲しさに最後は意味不明の言葉を呪文のように唱える有様だったのだ(謎

すると、「なんだ、そんなことなのか。それなら、強引にお願いすれば大丈夫だ」と言い出すではないか。
「嘘だろ~」と思いつつも、藁をもつかむ思いで、その言葉に人生を賭けた。

と、するとどうだ、その知人はカウンターに小走りで向い、「追加して、追加。できるでしょアレ」と、強引という言葉ではおさまらないほど、強烈な圧力で作るように命じるではないか。
その後ろ姿が、どれだけ頼もしく見えたことか。

その勢いに乗じ、注文カウンターに行き、厨房にいるオバちゃんにお願いしたのが

 サービスランチ

 

これだけだと、何かの定食かと思われるが、今日のメニューは以前からどうしてもと思っていた

鹿カレー

 

だったのだ。

そう、その名の通り、鹿肉のカレーだ。

 

注文カウンターで、オバちゃんにお願いしたのだが、何かおかしい。
何人かいるオバちゃんの中の一人が、

「専務~、せんむ~、ご飯が、ご飯がないー」と叫んでいるではないか。
周囲を見回すと、エプロン姿の白髪の男性がいる。
どうやら彼が「せんむ~」らしい。
何かリアクションを起こすか、見ていたのだが、彼は何も行動を起こさない。

悪い予感。

たまりかねて、厨房内のオバちゃんに「ご飯がないの?」と聞いた。
が、返事がない。
かなり動揺しているようだ。
厨房内を行ったり来たり、ドタバタと動き回るオバちゃんたち。
せっかくありつけたというのに、「ひょっとして、ダメなのか」という思いが頭を過る。

緊張で胸が張り裂けそうになったのを、必死で抑え、もう一度オバちゃんに「ダメなの?ダメなの?」と、しつこく食い下がった。

すると、別のオバちゃんが登場し「大丈夫。あと3人分はできる」と言うではないか。
この時、このオバちゃんは仏に見えたのは言うまでもない。

それにしても、最初に「せんむ~、センム~」と連呼していたオバちゃんは何だったんだ。

目を凝らし、厨房内を見ていると、3人分のカレーを作っている。
そして、視線をカウンターにやると、女性2人が待っている。
どうやら、3人分は自分とこの女性たちのようだ。
すると、その女性2人が「ご飯は少しで良いですぅ」と言うではないか。
どうやら、このご飯騒動を見て、気を利かせたようだ。
そして、間髪入れず、こちらは「じゃ、その分を回してもらえます。大盛りにして」と厚かましくお願いしたのだ。
すると、関係する全員が、なぜか爆笑。
カウンター周辺は殺伐としたご飯騒動から一転、とても和やかな雰囲気に包まれた。

ついに、ゲットした安心感で、もう放心状態。
ボ~ッとしていたら、例のせんむ~、が突如カウンターの前に現れた。
すると、最初のオバちゃんが「せんむ~、一升、いっしょうは炊けますぅ~」とか口走っている。
「何のこっちゃろ」と我に返り、そのやり取りを聞いたのだが、どうやら注文を受けた時はご飯がないと思っていたのだが、すぐに一升は炊きあがる状態にあったことが判明。
要するに、少し待てばご飯は出来ていたのだ。
何たる、人騒がせな。
手にしたお盆をひっくり返してやろうかと、思ったが、それはあまりにも大人げないので、寸前のところで止めた。


と、ここまでなんだかんだと書いてきたが、肝心の鹿カレーはというと、これなのだ↓

 


ランチセットなので、なぜか味噌汁と千切りキャベツが付いている。
キャベツはまだしも、カレーに味噌汁はないよなぁ。

あらためて、カレーのアップが↓

 


見て分かるように、ご飯の盛りが変だ。
上に申し訳程、ご飯が追加状態にあるが、これが、大盛り騒動の結末。
カレーはご飯を挟んで手前と向こう側では色が違う。

手前はこんな感じ↓

 


濃い茶色のルウで、味は辛い。スパイシー。
鹿肉はしっかり入っている。

そして、向こう側のカレーは↓

 


ルウが黄色っぽい。
味は辛くなく、フルーティで、口当たりも柔らかい。

2種類の味が楽しめ、肉もたっぷり。

額から流れる汗をふきふき、長い間、求め続けた鹿カレーを激食した。

しかも、これで500円は安い。
非常に満足した。

本日の天気は

 

 よろしければポチリと押してください

 

 

アクセス解析

コメント