お客様によるGMKゴジラ3体のリペイント!
今日は常連のお客様による弊社商品を使用してのリペイントゴジラを紹介します。
リペイントして下さったのは、いつも弊社のゴジラ達を可愛がって下さっている大阪・WAT様。しかも3体の「GMKゴジラ」です。
画像と一緒にコンセプトや塗装の説明の文章も用意して下さいました。ありがとうございます。
3体とも独自の感性で、全くオリジナルのカラーリングに仕上げています。いずれも個性的でまさに「この世に一体、自分だけのゴジラ」になっていますね。ひとつひとつにイメージするテーマを決めて塗られているので、「なるほど!」と感心せずにいられません。「カッコかわいい」も意識して塗られているのでこちらとしてもすごく嬉しいし、大変参考になります。
この3体はいずれもエアブラシなしの筆塗りなのだそうです。エアブラシのない方、苦手な方にとっては、筆塗りでもこれだけの作品ができるので、参考になったり、刺激を受ける方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はかなり前に見せていただき、いずれここで紹介したいと思っていたのです。今頃になってすみませんでした(詫)。
では画像と共にWATさんのコメントもご覧下さい。
■ブラック:「デモーニッシュVer.」
GMKゴジラの「凶悪さ」を強調することをテーマに、黒×赤で西洋の悪魔風にしてみたつもりです。なので“悪魔的な”“鬼神にとりつかれたような”という意味に名付けました。
背びれはメタリックレッドとラズベリーレッドの重ね塗り。GMKゴジラの特徴である、瞳のない白目は「何を考えてるのかわからない怖さ」があるので、それを強調すべくメッキシルバーに。また、口内をダークグリーンにして不気味さを狙ってみました。
手足の爪は血に濡れたイメージを考えたのですが、あまり生々しくすると“カッコかわいい”の“かわいい”が失われるので、あえて明るめの赤をマニキュア塗りしちゃいました(笑)
■ブルー:「ムーンライトVer.」
これは逆にGMKゴジラに似つかわない(?)「美しいゴジラ」にしようと思いました。月夜に水中から現れたゴジラの濡れた身体が、月の光を浴びて幻想的に輝いてるイメージです。
全体をパールブルーで何度も重ね塗りをすることで、光の具合でキラキラとほんのり青く光って見えます。爪や背びれはメタリックライトブルー、口内はメタリックブルーにして、身体と調和するようにしました。
目は月が映りこんだようなイメージで、イエローとシルバーを混ぜた色を塗って…と思ったんですけど、ちょっとイタズラ心が湧きまして…。月の光は狂気を生むとも言われています。なので片方の目だけ狂気をはらんだ色=赤とシルバーの混色を塗って、左右の目の色を違えることで、ソフビを見る方向によって2種類の表情が楽しめる“1粒で2度おいしい”ソフビ(笑)にしてみました。
■ブラウン:「荘厳Ver.」
今度は、格調の高い荘厳な雰囲気のゴジラをイメージして塗ってみました。
全身のモールドにゴールドでスミ入れ、あえて拭き残しを薄く残すことで、仏像などの雰囲気を目指しました(黄金の像の表面が酸化して黒ずんだイメージ)。
背びれも最初は身体と同じ塗装処理をしてみたんですが、なんだか印象が弱くパッとしなかったので、カッパーで塗装しちゃいました。でもちょっと浮きすぎた感もあったので、ゴールドをドライブラシしてバランスを取ったつもりです。
爪は、グレーっぽい暗めのシルバーでスミ入れ&拭き取りをしてみたら、狙ったわけではないですが、なんだか恐竜の化石の爪ような感じになりました。
以上3点は「基本的に成型色を残したうえで、全然イメージの違うものに仕上げる」というテーマで、塗装を考えてみました。テクニック的には、かなり稚拙(筆塗りですし…)ですけど、イメージ的には上手く消化できたかな?と思っています。
(でも、羽沢組さんがいつもの塗装の手法・技術で、これらのバージョンを仕上げたら、もっとカッコよくなるのになぁ…と、これを見るたびに思います。どんな風になるか見てみたいぐらいです(笑) WAT
WATさん、本当にありがとうございました。ご自身で楽しんでらっしゃるのが伝わってきます。こちらまで楽しくなります。私も刺激されます。また次のリペイントゴジラができましたらぜひ紹介させて下さい。
リペイントもソフビの楽しみ方のひとつ。個人で楽しむ上では自由にできます。他の方も、もし弊社商品を使用してのリペイントをされている方がいらっしゃいましたら、ここで他のみなさんに紹介したいのでぜひお知らせ下さいませ。「自分だけのカッコかわいいゴジラ」達をお待ちしております。