Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その172

2010年03月27日 | 制作裏話


PART.2 シチュエーションカラー



■まだまだ複数のアイディアがあります!
 この「芦ノ湖戦バージョン」は、「ビオゴジ」としてのシチュエーションカラーとしては最初のバージョンとなります。
 劇中のシチュエーションをテーマにしたカラーリングは、Gメモリーズのゴジラ達のカラーバリエーション展開としては一番多いケースです。当然この「ビオゴジ」でもいくつかのパターンを企画しております。
 常連の皆さんや前回の「ブラックバージョン」をお求めいただいた皆様から、いくつか「ビオゴジってそんなにカラバリのパターン(アイディア)は少ないんじゃないですか?」と言われたのが印象的です。
 そんな事ありません。
 個人的な印象ではありますが、『ゴジラVSビオランテ』では、劇中のシーンやシチュエーションでいろんなカラーをイメージさせるゴジラが見られると思っています。
 何人かのお客様に伺った所、皆さんの「ビオゴジと聞いてイメージする色」は、不思議なぐらいバラバラなんです。本等の印刷物や他社さんのフィギュアの影響もあるかもしれませんが、おそらく劇中で印象深かったシーンが人によって随分差があるからではないかと推測しています。
 それだけ名場面の多い作品なのですから、当然それだけカラーリングのアイディアが企画できるわけです。

 名場面と言えるシーンをイメージさせるカラーリングは、最初に「ビオゴジ」の原型を作っている時から複数考えていました(考えている時はいつも幸せです)。いずれこれらは実現させたいと思うのですが、その中で最初に選んだのがゴジラと花獣との戦いのシーンの「芦ノ湖戦バージョン」だったのです。
 全体として皆さんがイメージされている「ビオゴジ」は、黒、濃いめのグレー、濃紺、濃い茶色等のようです。いずれもかなり黒に近い色ばかり……暗めの色のようです。
 そう言った色も確かに企画としてはありますし、私自身も「ビオゴジ」そのものの印象としては暗い色をイメージしています。
 が、この「芦ノ湖戦バージョン」のように、シーンやシチュエーションによってはやや明るめの色でもいくつか展開はできると考えておりますので、「ビオゴジ」らしさを失わずGメモリーズのディフォルメだからこそできるカラーリングの企画を今後もいくつか展開していきたいと思います。

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