梅雨が去ったあとのような猛暑が続いています。
この日、朝から陶器展にやって来ました。
ここは、岐阜県多治見市にある岐阜県現代陶芸美術館です。
開館直後だというのに、来館者が多数いました。
近づくと、
今回の展覧会の大きなポスターが貼ってありました。
リサ・ラーソン展、来館者の目当ては、これです。
その先では、駐車場と美術館の間に架かった
屋根付きアーチがありました。
実はこの日、瀬戸の陶器屋さんでもらった招待券を持っていたんですね。
橋を渡って、トンネルを抜けると、
「お~っ! 見晴らしがいい」
美術館は山の斜面に建っていました。
突き当りが入口です。
建物に入って、エスカレーターで下におりていくと、
焼き物販売コーナーがあったので、ちょっと寄り道。
この色は、茄子紺。確かこのメーカーのこの色、ヨーロッパで人気だったような・・・。
盃の上には、地酒がずらり。
「この地域、酒蔵がいくつかあるんだなぁ・・・」
ふと見上げると、天井から垂れ幕が下がっていました。
「そうそう、こっちが目的だった」
会場入口は、ここです(会場撮影禁止)。
リサ・ラーソンは、今年春に亡くなったスウェーデンの陶芸家です。
素朴でかわいらしい動物の作品が有名ですが、今回は、学生時代の初期の作品や建物を題材にした作品など、あまり知られていない作品もありました。
展示されていた251作品の中で、強く印象に残ったのは、やはり、これ。
ライオン!
顔の大きさは、約30センチ。館内をひと通り見た後、もどって、もう一度、鑑賞しました。
展示会場を出たら、このライオンがあったんですよ、作品販売コーナーに。
「税込み11万円かぁ・・・」
芸術作品が、急に卑近な物に思えた瞬間でした。