への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

棚田は収穫時期を迎えていました

2024年09月22日 | 遠出

岐阜県中津川の椛の湖自然公園そばの花を見に行った日、

帰り道に恵那市の棚田に寄りました。ここは棚田百選のひとつ坂折棚田です。

 

もう、稲刈りが始まっているなぁ

棚田の様子を確認したあと、谷の向うにある観光駐車場に移動しました。

 

今年は、ちびトトロ?

今年も駐車場でかかしが出迎えてくれました。

 

坂折棚田の全景です。真北に見える高い山は、笠置山(1128m)。

椛の湖自然公園は、笠置山の左奥になります。左から迂回して棚田に下りていくと、

 

田の神様がいました。

いつものように仁義を切り、さらに下に行くと、

 

向うの方に作業をしている人が見えました。

下からぐるっと回って行ってみると、

 

刈り取った稲をはざ掛けしていました。

への次郎 「稲刈り、早いですか?

作業員  「いや、いつもと同じ

 

稲に近づいてみると、

稲は首を垂れ、しっかり実がなっていました。

 

近くでは点々と、ヒガンバナが咲いていました。

 

駐車場に引き返していたら、石垣に開いた穴発見。

上の田から落ちてきた水が穴からうまく水路に流れるよう、大きな石が置いてありました。

 

ここの棚田の石垣、いろんな工夫がされていました。

                                          


竹の寺でした、真福寺   岡崎

2024年06月25日 | 遠出

雨が止んで蒸し暑くなったこの日、友達に連れられて、愛知県岡崎市にやって来ました。

 

市街地から北に向ってどんどん進むと、やがて竹林が広がった山間部に入って行き、

着いたところは、聖徳太子が建立した「東海最古の古刹」真福寺です。

 

駐車場に車を止め、お寺に向かって坂道を上って行くと、

竹のトンネル

 

ひんやりとした竹林を通り抜けて境内に入ると、

日陰にしっとりとアジサイの花。

 

見上げると朱色の空中回廊

起伏が激しい境内を回りやすくするために、張り巡らされていました。

右手に回ると、

 

高い石段があって、左右には無数の白い旗。「ん?」

たもとに・・・、

 

一休さん! 

看板の文字を読んで、作法に従いました。

 

結構きつい石段を上りきると、本堂に先客。ちょっと待って、

鐘を鳴らしてお参りしました。それから、回廊を左に進むと、

 

「あらっ!」 風景をじっと見て、微動だにしない外国人観光客。

こちらのルートを回避し、反対側に回ると、

 

「招福の鐘」。打とうとしたら、鐘の下に注意書き。

への次郎 「ひと打ち200円かぁ・・・

友達 「オレは、心の中で打った

友人に従いました。

 

回廊をさらに進み、

裏手に回ると、

 

左に大師堂、右には真新しい朱色に塗られた八柱神社本殿がありました。

大師堂をのぞくと、神々しく光る鎌倉中期の慈恵大師像。思わず合掌。

 

境内をひと回りし、少し離れたところにやって来ました。

ここでお昼です。中に入ると、

 

100人以上収容できる大広間。あの外国の人たちも、ひと足早く来ていました。

いただけるのは竹膳料理のみ。

 

出てきました、1600円のお料理です。これが基本形で、これにオプションが付きます。

酢の物、漬物、厚焼き玉子以外はタケノコが使われていて、食器も竹製。

 

ゆっくり、たっぷりいただいて、二人ともすぐには動けなくなりました。

友人   「一年分食べたなぁ、タケノコ

への次郎 「そうだなぁ

 

友人の大袈裟な言い方が、大袈裟とは思えず、即、同意してしまいました。

                                        


初夏の信州伊那路ひとり旅②

2024年05月21日 | 遠出

信州高遠遠照寺牡丹を鑑賞したあと、近くの道の駅にやって来ました。

 

 

道の駅・南アルプスむら長谷             

 

ランチじゃなく、トイレを借りに。こちらは南アルプスむら長谷です。

来たついでに、中をのぞくと、

 

野菜や特産品の販売コーナーがありました。商品を見て歩いていたら、

えっ!!!

 

数年前に販売終了となったソースかつ丼のたれと同じ色のラベル、同じ形状の容器を発見!

味も同じかと思い、奥さんの土産に3本買いました。

 

 

高遠そば ますや                   

 

道の駅から、高遠城址のすぐ近くに戻って来ました。

この日のランチは蕎麦の名店と決めていて、昼時を外し、午後2時前に到着。

フキの葉が茂った坂道を上がって行くと、

 

すでに客の行列もなくなっていて、店内も一組の客のみでした。

運よく、テーブル席の一番奥の"特等席"が空いていました。ほら、

 

額縁のような窓枠の向こうに、中央アルプスが見える席なんです。

ここに陣取って、

 

メニュー拝見。「高遠そば」を名乗っていますが、

普通の蕎麦もあります。で、選んだのはそば三昧

 

額縁越しに中央アルプスを眺めていたら出てきました、一枚目の「」。

これは二八蕎麦。透明感がある細めの蕎麦。薬味は、ねぎ、ワサビに辛味大根。

 

つづいて出てきたのは「いなか」。ひと目見て、ワイルド!

アルプスを模した? 蕎麦の板の奥に、短く太い色黒の十割。左の藻塩で食べます。

 

最後は、「入野谷」。

使われている蕎麦粉は、絶滅したと思われていたこの地の在来種を復活させたものです。

 

三種類の蕎麦、味・食感は微妙に違えど、どれも素朴。蕎麦本来の味なんでしょうね。

最後は、デザートと蕎麦湯で〆ました。

 

時々訪れるようになって十余年、ここの大将は研究熱心、味は絶えず進化していました。

 

 

帰途に就く                     

 

この日高遠に来た目的は、すべて果たしました。

さぁ、帰ろう

 

高遠から伊那市中心部に戻っていたら、つい、この看板に吸い寄せられ、

斬九郎生酒」「信濃錦純吟頑卓生」の四合瓶を買ってしまいました。

自分へのお土産だ

 

市街地を抜け、権兵衛トンネルに向かっていたら、緑一色の一角!

麦畑です。今年もよく育っていました。

 

さらに進むと、今度はピンク一色! お花畑に入れてもらって、中を一周。

戻って来たら、ファミリー? が記念撮影中でした。今度こそトンネルを抜け、

 

木曽に下りて行くと、道の駅・日義木曽駒高原がありました。

最後のロングランに備え、ここで一服。

目の前には、残雪姿の木曽駒ケ岳。夕日に照らされ、くっきりと見えました。

                                        


初夏の信州伊那路ひとり旅①

2024年05月19日 | 遠出

木曽は山が深いなぁ~

 

最高気温の予想が今年初の30度になったこの日、朝から国道19号を北上しました。

木曽路の入口にある道の駅・賤母(しずも)で、トイレ休憩。

 

ひと休みしたあと北上を続け、長野県大桑村に入りました。すると前方に、

雪が残った中央アルプスが現れました。この日の目的地は、アルプスの向こう側です。

 

さらに北上し、奈良井宿の手前で右折、中央アルプスを越えます!

と言っても、権兵衛トンネルを抜けるだけですけどね。

 

トンネルを抜けると、前方眼下に、ぱ~っと伊那谷が広がりました。

ほら、電柱の右の雪山、あれが南アルプスです。

 

伊那谷の底まで下りて来ると天竜川。前方の雪山は、今超えたばかりの中央アルプス。

前方の橋を渡って、どんどん行ったところにあったのが、この日、最初の目的地です。

 

 

伊那の農村風景                   

 

ありゃ?! 田植えが出来ていなーい!

去年は、おじさんがかっこよく田植えをしていたのに・・・・。反対側を見ると、

 

こっちも。今年の伊那谷、田植えが遅れていました。

仕方ないなぁ。高遠に行くかぁ

高遠をめざし左の道をまっすぐ進むと、やがて、

 

高遠城下に入り、ここも通過。そのあと、

クマやイノシシが出そうな山道をくねくね進んだところにあったのが、第二の目的地。

 

 

遠照寺                       

 

信州の牡丹寺・遠照寺(おんしょうじ)です。

この時期、「ぼたん祭り」をしています。入園料500円を払って境内に入ると、

 

たくさんの傘の下で、牡丹が満開でした。

でも、前日の雨と夏を思わせる強い光のせいで、傷み気味。

 

寺の方がせわしく環境整備に動き回っていました。

狙いは日陰だな

 

で、日陰を見ていくと、ほら、

しっとり、いい感じで咲いていました。

 

パシャ、パシャしたあと見上げると、上に立派な屋根のお堂が見えました。

行ってみると、そこでも傘の下で、

 

しっとり。

 

向かいを見ると、茅葺のお堂があって、

奥の林から、ハルゼミの賑やかな鳴き声がしていました。

そう云えば、去年も鳴いていたよなぁ・・・

 

しばしセミの合唱を聞いたあと、江島の墓に手を合わせ、次の目的地をめざしました。

                                  つづく

                                      


GW最大のイベントでした

2024年05月04日 | 遠出

ゴールデンウィーク後半の初日、JR中央線の電車に乗りました。

 

瑞浪駅で電車を降りて、土岐川の堤防にやって来ると、

奥さん  「まだ仮の橋のままなんだね

への次郎 「ほら向こう、見える、見える

 

二人が見ていたのは、新緑の山と青空を背景にした異形の黒い建物。中島醸造です。

 

仮橋を渡って正面に回ると、受付がありました。

前売り券(500円)と当日券10枚つづり(1000円)の代金を支払って会場へ。

 

今年の会場は、酒蔵に代っていました。

ここから入って行って、

 

左奥のテーブルに陣取ってみると、蔵内、すでに呑み助に占領されていました。

しばし観察し、分かりました。突き当りに行って、チケットでお酒を買ってくるようです。

 

さっそく、前売り券を使って蔵人厳選3種をもらいました。口に含むと、

への次郎 「イの純米大吟醸、最高!

奥さん  「どれどれ。ほんと、フルーティ!

 

極上の酒でのどを潤したあと、もらった試飲リストを見て検討。

 

決まったら、試飲したいお酒のところに行って、

ぐぐぐっと注いでもらい、テーブルに戻ってグイ。この繰り返し。

 

おつまみは持ち込み可なんですね。で、持って行ったのは、これ。ところが、

近くの女性陣は、この量! 違いました、このイベントの楽しみようが。老兵反省。

 

やがて背後が明るいことに気づき、行ってみると、

うずたかく積まれた酒瓶ケースの向こうに、あの黒い建物の後ろ姿がありました。

 

また戻り、周囲の様子を観察したり、試飲したりして、最後の一杯に。

ミルクじゃありませんよ、リスト最後のNo20汲みたてにごり。この日は、これで〆。

 

早めに切り上げたのは、理由があって。実はもう一か所、行くところがありました。

 

帰り際、去年の会場だった中庭に入ると、

中庭いっぱいに枝を広げた大エノキ。去年と同じ、新緑をまとっていました。

 

大きな杉玉がぶら下がった門から外に出ると、

呑み助がつぎつぎと受付をしていました。

 

への次郎 「あばよ!

奥さん  「えっ!? 誰に言ったの?

への次郎 「誰って、この建物にだよ

 

子供も孫も来なかった今年のGW、老兵二人にとって、最大のイベントになりました。