奥さん 「宅配が届いているよ」
見ると、福山の友達からでした。
への次郎 「何だろう?」
中にあったのは、
張子の虎がプリントされた包装紙にくるまれた小箱でした。
開けると、
への次郎 「虎焼? ん?? 」
一つ手に取って、袋から出しました。
奥さん 「虎柄だよね、この模様」
二つに割ってみると、
への次郎 「どら焼きだな、これは」
虎屋がつくったどら焼きだから、「虎焼」と命名したようですね。
食べてみました。
ふわ~っとした生地が唇に当ったあと、甘い粒あんの味がパーっと口の中に広がりました。
奥さん 「お礼の電話は」
への次郎 「あっ!」
順番が逆になりました。