への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

道の駅をめぐる 美濃にわか茶屋(美濃市)、平成(関市)

2021年06月25日 | 道の駅

「あじさいの山寺」三光寺と「モネの池」に行ったあと、帰り道に2つの道の駅に寄りました。

 

美濃にわか茶屋

庶民的な鮎料理専門店の鮎やで今年初めての鮎を食べたあと、板取川沿いを走って岐阜県美濃市にやって来ました。

市街地から北に少し外れたところに、道の駅・美濃にわか茶屋がありました。大きな駐車場でしたが、行ったときはほぼ満車でした。

人気だなぁ、ここは

 

駐車場から建物を見ると、大きな切妻屋根を持った道の駅でした。近づくと、何台もの野菜と花の苗を載せたカートが出迎えてくれました。建物の中に入ると、

 

建物の右半分は、手前から野菜販売コーナー、その奥が特産品販売コーナー、さらに奥がレストランでした。写真は野菜販売コーナーです。

左半分は、通り抜けができる広い空間になっていて、行ったときは、トウモロコシやニンニクなど、ちょうど今が旬の野菜の販売コーナーになっていました。

なるほど、ここは野菜の販売に力を入れているんだね

 

平成

「美濃にわか茶屋」で買い物をした後、東に向かって車を走らせ、山を1つ越えたところにある道の駅・平成にやってきました。場所は関市下之保になります。

ここ下之保には、平成と書いて「へなり」と読む地区があって、その地区名と元号を掛け合わせて駅名を「平成」にしたそうです。駅名の読み方は、「へいせい」です。

この道の駅は、建物が駐車場から一段高いところにありました。来た人は見上げながら店内に入る感じになります。

おっ、看板だ。 「ありがとう! 平成時代」かぁ

道の駅の左右に、別の棟がありました。右の棟がレストラン、左の棟には各種情報の提供コーナーがありました。店内に入ってみると、

 

天井が高い!

梁など建物の構造物がむき出しになっているので、そう感じたんですね。ここでは、この地域の特産物が中心に販売されており、野菜は多くはありませんでした。

元号が平成から令和に代わったとき、多くの人がここを訪れ、マスコミも頻繁に取り上げました。令和に入ってはや3年、今は落ち着きを取り戻しているようでした。

 

この日買ったもの

すべて「美濃にわか茶屋」で買ったものです。

トマト(モモタロウ)一箱22個入りが1200円。人参3本が110円。トウモロコシ3本が200円。トウモロコシは虫が食っているかもしれないということで、その場で皮をむいて販売していましたが、虫食いはありませんでした。写真のトウモロコシは買って帰ってすぐ湯がいたもので、1本半分です。試しに1つ食べてみると、

わっ!  すっごく甘い

スーパーで買ったものとは大違いでした。

 


アジサイを見て、若鮎を食べる②―モネの池、鮎や(関市)

2021年06月24日 | 

「あじさいの山寺」三光寺から、北側の山を一つ越えて、清流が美しい板取川の流域にやって来ました。ここは岐阜県関市板取です。

 

モネの池

ここに根道(ねみち)神社があって、その神社の石段の下に小さな池があります。池にスイレンが植わっていて、その光景がモネの「睡蓮」に似ているということで、SNS等で「モネの池」と話題になりました。

行ってみると、今回は運よく駐車場に入れました。歩いて近づくと、確かに小さな池がありました。のぞき込むと、スイレンの花は咲いていませんでしたが、水は透き通っていて、泳ぐコイの姿がよく見えました。写真を撮ってみると、

ほっ、絵になる

 

目線を上げて撮影すると、

あっ、橋にワンちゃんがたたずんでいる!

三光寺のアジサイに続き、「モネの池」でもスイレンの花を見ることができませんでした。がっかりしたら、急にお腹がすいてきました。

 

鮎や

「モネの池」から板取川沿いを下流に向かって走っていたら、「」の文字が目に飛び込んできました。急停車し、駐車場にイン。そこは「鮎や」という庶民的な鮎料理店でした。

  店員さん 「川が見えるテラス席は、コース料理になります

  への次郎 「いや、店内のテーブル席でお願いします

 

迷うことなく、即答。でも、テラス席が気になって、気になって。で、窓越しにのぞくと、

ほ~っ、下の清流がよく見える。川床風だね

 

鮎の塩焼き付き定食を注文。そのうち、いい香りがしてきて、出てきた出てきた。

えっ!! 若鮎がデカい!

「いただきます」を言う間もなく、鮎の塩焼きに手が伸びました。串をつまんで、箸で身を丁寧にほぐし、はらわたを口に入れると、

にがい! うまい!

今年初めての鮎でした。満足、満足。

 

 

 

 

 


アジサイを見て、若鮎を食べる①―三光寺(岐阜県山県市)

2021年06月23日 | 

東海環状道を西に向かって走り、関広見インターで下道におりました。そこから武儀(むぎ)沿いをさかのぼり、岐阜県山県市(やまがたし)富永にやって来ました(2021/6/22)。    

 

三光寺 (さんこうじ)

このあたりは川幅が狭く、両サイドの山が迫っています。この谷すじに「あじさいの山寺」があります。そのお寺は三光寺。百数十種類8000株のアジサイが植えられており、今が見ごろと聞いてやって来ました。

駐車場に車を止めて、石段を登って山門から入ることにしました。石段から山門を見上げると、

あれっ??  まだあまり咲いていない

 

嫌な予感。境内に入って奥にある本堂に行ってみましたが、ここもまだ三分咲きでしょうか。

 

本堂の横の社務所から、山門の方向を見ました。

ここの山門、ちょっと変わっている

二階建てになっていて、二階部分に鐘が吊るしてあります。帰って調べたら、このタイプの山門は鐘楼門というそうです。山門の手前には、「あじさい見本園」といって各種のアジサイが植えられていましたが、ここもあまり咲いていませんでした。がっかり。

そうだ! 奥の弁天池に行ってみよう

 

境内奥の弁天池に向かう道のあたりは、いい感じに咲いていました。

 

わっ! モネの池のようだ

行ったことはありませんが、思わず声が出ました。弁天池は整備されて綺麗になっていました。紫のアジサイの右隣りの赤い小さなアジサイは、(くれない)という山アジサイです。

 

今回は来るのがちょっと早かったですね。咲き誇るアジサイの花を見られなくて意気消沈。

そうだ! モネの池を見に行こう

気分を変えて、スイレンがある「モネの池」に行くことにしました。

                                   つづく

 

 

 

 

 


ササユリの花を見に行く ( 岐阜県御嵩町 )

2021年06月12日 | 

岐阜県御嵩(みたけ)町にやって来ました。

東海環状道の可児御嵩インターから車で10分程度のところに、みたけの森があります。ここでは四季折々の花が見られますが、この時期はササユリが咲いています。

ササユリは本州中部以西に分布する、日本固有のユリ。山地の草原や明るい森林で育つそうですが、最近は少なくなってきているそうです。

 

みたけの森の進入路を入って行くと、アジサイの花が迎えてくれました。

アジサイの後ろを右折して駐車場に車を止めたあと、写真左側の坂道をのぼって森の奥に入って行きました。すると、山の斜面の上の方に、点々とササユリが見えてきました。

遠いから、よく見えないなぁ

 

坂道の右下に、アジサイが咲いているところがありました。下りてみると湿地があって、そこにハナショウブでしょうか、咲いていました。

 

坂道にもどって先に進むと、坂が急になってきました。坂をのぼり切ってみると、右側に池。さらに進むと、

 

道の近くにササユリが、ぽつん、ぽつんと咲いていました。

うすピンクの花もあれば、白もある

 

池に沿って先に進むとやがて、日の当たる少し谷になったようなところにやって来ました。見ると、谷の斜面に無数のササユリ!

香りがする!

 

池に沿ってさらに奥に進むと、メタセコイアの林にやって来ました。ここにも群生地があって。見ると、1株に3つの花を発見!まるで、うちの近くにある防災無線の拡声器のようでした。

 

池の一番奥まったところまでやって来ました。ここにも群生していました。

少しうつむき加減に咲いて、清楚で上品です

 

 

 

 

 


寅さんのロケ地 (第29作あじさいの恋)③ 北アルプスの風景

2021年06月08日 | 寅さん

第29作『あじさいの恋』の冒頭部分では、北アルプスの風景が2回、映し出されます。

 

雪をいただく北アルプス

木崎湖北岸の踏切を電車が走り去ったあと、カメラが振られて北岸の桟橋周辺の遠景が映し出されます。そのあと、カメラが北岸に移動し、桟橋にたたずむ寅さんを映し出します。この2つの場面の間に、北アルプスの風景が挿入されています。ただ山の姿が全て映っているわけではないので、山に詳しくない人には、特定しにくいです。そこで北アルプスの画像を片っ端からネットで検索したら、それらしい山がありました。

木崎湖の少し南から撮った北アルプスです。国道148号から一本道をは入ったところです。左の高い山が蓮華岳(れんげだけ)、右の高い山が岩小屋沢岳(いわごやざわだけ)。遠くから撮っていますが、ちょっと動いただけで、山の重なり方が違ってきました。また家も建て込んできているようでした。このあたりのような気がしますが

 

大出の吊橋と北アルプス

映画が本編に入る直前、歌とスタッフ紹介が終わったところで、再び北アルプスの風景が映し出されます。こちらはあまりにも有名で、観光パンフレットやカレンダーなどの写真に多用されています。撮影場所は北安曇野郡白馬村大出公園付近から撮った北アルプスです。

大出の吊橋の右側にある茅葺屋根の民家は、木々に隠れて見えませんでした。うしろの北アルプスはしっかり見えていました。真ん中の尖った山は白馬鑓(しろうまやり)、その右は杓子岳(しゃくしだけ)と白馬岳(しろうまだけ)です。

 


第29作『あじさいの恋』の公開は、1982年12月でした。もう40年近く前のことです。

ロケ地を回ってみると、山や湖など自然環境は、ほぼロケ当時のままでした。木崎湖の北岸では、寅さんがたたずんでいたあの桟橋は、なくなっていました。南岸では気になったことがあって、帰宅して検索してみました。それは旅館です。すると、映画に映り込んでいた山水、ろまんす、川端館、いずれも検索できませんでした。もしかしたら、すでに廃業しているのかも知れません。南岸の湖岸付近が、何かスッキリした感じがしたのは、少しずつ寂しくなっているからかも知れません。そう感じました。