令和四年も、残り10日余りとなりました。
この日、正月飾りの材料を買うために岐阜県可児市の日本ライン花木センターにやって来ました。葉牡丹、南天、ビオラ、ノースポールなどを購入。そのあと、近くでランチをすることにしました。
やって来たのは、こちら。
「ん?」
和食店のはずですが、雰囲気が、ちょっと…。
「暖簾はないみたいだなぁ」
店名は右側の営業時間を示した看板の上に、さりげなく小さく魚八(さかなや)と。
ドアを開けると、準備中だったのか大将が顔をあげて、意外そうな顔でこちらを…。
客と分かるとすぐ、カウンター席の一番奥に通してくれました。この日、最初の客でした。
お店の中は、
入口の方向を見て、左にテーブル席、真ん中にカウンター席、その右は、
厨房という配置です。
「和食屋という感じじゃないなぁ」
カウンターに置いてあったメニュー拝見。
蕎麦を中心としたメニューですね。大将に聞くと、夜は居酒屋になるそうです。
「では、本日のランチセットにしてください」
目の前で大将が料理を盛り付けていきました。で、出てきたのが、これ。
これにお蕎麦がつきます。
これは、カキの炊き込みご飯。今日のカキは本場、広島産だそうです。
カキ飯は独特の香りがあるため、好き嫌いがあります。大将の工夫でしょうか、ショウガが加えられていて、カキが苦手な人も食べられるようにしてありました。
これは、小鉢四種盛り合せです。
左上は刺身。紋甲イカ、ハマチ、カツオです。右上は揚げ物。左下はミズナとエノキを煮たものと厚焼きたまご。右下は天ぷらと野菜の煮物です。
食べてみると、
「ん?」
この中部地区の味付けは濃いめですが、こちらは上品な薄味。口に合いました。
最後は、サラダです。生ハムの下をのぞくと、
シオーナ、レタス、ホウレンソウとコーンがあって、ドレッシングがかかっていました。
どれも手の込んだ料理でした。
これらをいただいた後に出てきたのが、ハーフサイズのきのこ蕎麦です。
への次郎 「色が濃いですね」
大 将 「七種の蕎麦粉をブレンドした二八ですが、玄挽きですから」
このあと大将の勧めに従って食べていきました。
まず、小皿に少し蕎麦をとって塩をかけて食べて、次に塩とワサビで食べてみました。
への次郎 「塩もいいですね」
大 将 「でしょ!」
その後はつゆで普通に食べて、最後はつゆを少し注いで、ぶっかけにしました。
ここの蕎麦は、街中にある蕎麦屋のとは違います。信州など蕎麦の名産地にある本格蕎麦屋のものに近いですね。
他に客がいなかったため、大将と料理や旅の話をしながら食べていきました。
ちょうど食べ終わったときにドアが開いて、続けざまに二組のお客さん。大将、急に忙しくなってきました。なにせ一人で店を切り盛りしていますから。
時計を見たら11時45分。
「えっ! 40分近くおしゃべりしていたかぁ」
ご無礼するタイミングになりました。
【評価】 ◎次回も来たい