への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

可児市の肴八でランチ

2022年12月21日 | ランチ

令和四年も、残り10日余りとなりました。

この日、正月飾りの材料を買うために岐阜県可児市日本ライン花木センターにやって来ました。葉牡丹、南天、ビオラ、ノースポールなどを購入。そのあと、近くでランチをすることにしました。

 

 

やって来たのは、こちら。

ん?

和食店のはずですが、雰囲気が、ちょっと…。

暖簾はないみたいだなぁ

店名は右側の営業時間を示した看板の上に、さりげなく小さく魚八(さかなや)と。

 

ドアを開けると、準備中だったのか大将が顔をあげて、意外そうな顔でこちらを…。

客と分かるとすぐ、カウンター席の一番奥に通してくれました。この日、最初の客でした。

 

お店の中は、

入口の方向を見て、左にテーブル席、真ん中にカウンター席、その右は、

 

厨房という配置です。

和食屋という感じじゃないなぁ

 

カウンターに置いてあったメニュー拝見。

蕎麦を中心としたメニューですね。大将に聞くと、夜は居酒屋になるそうです。

では、本日のランチセットにしてください

 

 

目の前で大将が料理を盛り付けていきました。で、出てきたのが、これ。

これにお蕎麦がつきます。

 

これは、カキの炊き込みご飯。今日のカキは本場、広島産だそうです。

カキ飯は独特の香りがあるため、好き嫌いがあります。大将の工夫でしょうか、ショウガが加えられていて、カキが苦手な人も食べられるようにしてありました。

 

これは、小鉢四種盛り合せです。

左上は刺身。紋甲イカ、ハマチ、カツオです。右上は揚げ物。左下はミズナとエノキを煮たものと厚焼きたまご。右下は天ぷらと野菜の煮物です。

 

食べてみると、

ん?

この中部地区の味付けは濃いめですが、こちらは上品な薄味。口に合いました。

 

最後は、サラダです。生ハムの下をのぞくと、

シオーナ、レタス、ホウレンソウとコーンがあって、ドレッシングがかかっていました。

 

どれも手の込んだ料理でした。

これらをいただいた後に出てきたのが、ハーフサイズのきのこ蕎麦です。

への次郎 「色が濃いですね

大 将  「七種の蕎麦粉をブレンドした二八ですが、玄挽きですから

 

このあと大将の勧めに従って食べていきました。

まず、小皿に少し蕎麦をとって塩をかけて食べて、次に塩とワサビで食べてみました。

への次郎 「塩もいいですね

大 将  「でしょ!

 

その後はつゆで普通に食べて、最後はつゆを少し注いで、ぶっかけにしました。

ここの蕎麦は、街中にある蕎麦屋のとは違います。信州など蕎麦の名産地にある本格蕎麦屋のものに近いですね。

 

他に客がいなかったため、大将と料理や旅の話をしながら食べていきました。

ちょうど食べ終わったときにドアが開いて、続けざまに二組のお客さん。大将、急に忙しくなってきました。なにせ一人で店を切り盛りしていますから。

 

時計を見たら11時45分。

えっ! 40分近くおしゃべりしていたかぁ

ご無礼するタイミングになりました。

 

評価】 ◎次回も来たい

                                        


お出かけランチ やま里(恵那市)

2022年12月12日 | ランチ

岐阜県恵那市中山道広重美術館で浮世絵を鑑賞したあと、国道19号に向かっていたら、ドライブイン風の建物を見つけました。

ここでランチができるのかなぁ

駐車場に入って見上げたら、客を呼び込むように入口が開いていました。

階段をのぼって行くと、

 

ランチは2種類のようだなぁ

 

店内に入って行くと、タイル貼りの壁に飛騨牛の金文字!

こちらさん、飛騨牛が売りかな

 

案内されてテーブル席に。置かれていたメニューを見て、

松花堂ランチ1つ

 

注文後、店内をキョロキョロ。

感染対策でしょうか、季節外れの天井扇風機が回っていました。

 

この日はいい天気。温室にいるようでした。

 

ん??

こんなものが出てきましたよ。ムカゴ自然薯だそうです。

自然薯も売りなのかな

 

ムカゴをつまんでいたら出てきました松花堂ランチ

右下は天ぷら、塩鮭、写っていませんがキャラブキ。真ん中にスルメイカとカジキのお刺身、上品なお味の煮物。上におひつ入りの麦ご飯。

左下はお蕎麦。真ん中にワサビとワサビの茎を練ったもの、切り海苔、抹茶塩。上に自然薯と漬物。

 

ご飯も料理もたっぷり。自然薯に麦ご飯、久しぶりでした。

美味しく食べ終わったところに、タイミングよくコーヒーが出てきました。デザートを選んでもいいようです。

ん?!

メニューをひっくり返したら、裏にもう一つメニューがありました。

豚すき焼きとろろランチ…。店長!! こっちが食べたかったよ!

 

 

評価】 ◎次回も来たい

                                        


広重の浮世絵を鑑賞しました

2022年12月10日 | 鑑賞

フリーフラデーかぁ

金曜日、ふと、気づきました。そこで、

 

中山道広重美術館のHPを検索してみたら、

秋季特別企画展「東海道を行く」をやっていました。

 

広重は、生涯に20種類以上の東海道のシリーズものを手掛けています。今回は、有名な保永堂版の「東海道五拾三次之内」を中心に、6種類の東海道シリーズから展示しているそうです。

これは見逃すことはできないなぁ

 

 

ということで、岐阜県恵那市にやって来ました。

市内に入ると、独特の形をした恵那山がよく見えてきました。

 

着きました。

えっ!?

工事中? やっているのかな

近づくと、

 

柱に「観覧無料」の文字。よかった、やっていました。

入館し、受付で「フリーフライデーのチケット」を受け取りました。フリーフライデーとは、地元企業の協力によって入館料が無料になる日のことです。

年金生活者には、ありがたい

 

展示室に向かうと、壁にスポンサー企業の名前が張り出してありました。

水曜日も無料になったようです。

 

1階展示室には、ここから入ります。

当時、東海道の旅は13泊14日を要したようです。前後二期に分けた展示のうち、今回は7日目以降、掛川から京都までの77作品が展示されました。

 

1階を鑑賞し終え、続きがある2階展示室に向かいました。

階段を上っていたら、ガラスにこんなものが…

おじさんが足場にのぼっているように見えました。

 

2階展示室は、廊下の突き当りの右側です。

この美術館では、多くの作品を額に入れて壁につけています。なので作品から数センチの距離で、細部まで鑑賞することができるんですよ。

 

広重の浮世絵は、江戸末期の庶民の生活の様や当時の風俗を目で見て理解でき、非常に面白いですね。で今回、注目したのは、これです。

 

「双筆五十三次 荒井」(三代歌川豊国、歌川広重)

江戸時代、「入り鉄砲に出女」を警戒していた関所、中でも静岡県湖西市の新居関所は特に厳しかったそうです。その取り調べの様子を描いたのがこれ。人見女がルーペを手にして確認しています。確認されている人物は、男性なのか女性なのか、想像が膨らみました。

 

 

浮世絵を鑑賞したあと、隣りの部屋をのぞきました。ここ、奥に入ると面白いものがあるんですよ。行ってみると、

 

浮世絵の摺り体験ができるコーナーです。

手前で練習して、奥で本格的に摺ります。誰もいなかったので、挑戦してみると、

 

ほら、この出来栄え。

いいお土産ができました。

 

 

この日、美術館に滞在したのは1時間ちょっと。この間の来館者は、への次郎を除くとゼロ人。無料だというのに…。美術館の行く末が心配になって来ました。

                                       


廃線トンネルの赤レンガと紅葉②

2022年12月05日 | 散策

一休みしている間に、持ってきた資料を読みました。それによると、

この愛岐トンネル群は、碓氷峠トンネル群北陸線トンネル群とともに、日本3大廃線トンネル群に数えられるそうです。近代日本の発展を支えた産業遺産なんですね。

 

読み終えたところで散策の再開です。

 

この先も、廃線跡にモミジのトンネルが続いていました。

 

歩き始めてすぐ、カモシカの赤ちゃん発見!

ところどころに、手作りのこんなものが置いてありました。

 

先の方には…

廃線跡に生えている植物の紹介です。

 

その隣りはマルシェ広場。多くの人が食べ物を買ったり、食べたりしていました。

土日は出店がさらに充実するそうです。

 

広場の先には、5号トンネル(99m)がありました。

赤レンガ、微妙に色が違うなぁ

 

トンネルに入るとやがて、向こうにモミジが見えてきました。

 

トンネルを出たところにあったのは、大きな車輪。説明では蒸気機関車C57の動輪です。

車輪の横で女性が自転車をこぐと、動輪がゆっくりと動き始めました。

 

ここはレンガ広場。廃レンガが敷かれていたり、赤レンガの展示がされていました。

 

広場の先に行くと、右に石段。ここをのぼって行くと、モミジの群落に行きます。トンネルをくぐる前に、モミジ山に行くことにしました。

 

向こうに見える大木はエノキの巨木、通称“山おやじ”です。

山おやじ”の足元を通ってに行って、

 

山の急斜面をモミジを見ながら約50mほど登り、

 

途中から逆に急坂を下りて行って、

 

レンガ広場に戻って来ました。

広場には、日向ぼっこをしたり、食事をしたりする人々。への次郎は休まず、トンネルへ。

 

ここが最後の6号トンネル(333m)です。この人たちについて入ると、

 

行けども行けども真っ暗。くの字に曲がっていて、出口のあかりが届かないのです。

トンネル内部の壁に取り付けられた電飾だけが頼り。

懐中電灯を持ってくりゃ良かった!

 

やっと見えてきました、出口です。

 

出口の先には、

赤い橋!

橋の向こうは岐阜県多治見市。県境に架かっている橋なんですね。

 

ここでしばらく休んだ後、引き返すことに。懐中電灯を持っている人を探していたら…

あの人たち持ってる!

急いで後を追いかけました。

こうして、2時間半に及んだ廃線トンネル散策は無事、終了しました。ありがとうございました有志のみなさん。

                                        


廃線トンネルの赤レンガと紅葉①

2022年12月03日 | 散策

ん! 何だろう、これ?

ネットを検索していたら、こんなものが出てきました。

読んでみると、

 

1900年(明治33年)、中央西線の名古屋・多治見間が開通。そのうち山間部である高蔵寺駅から多治見駅までは、14のトンネル(愛岐トンネル群)が掘られた。しかし1966年(昭和41年)に複線化された際、これらのトンネル区間は廃線に。忘れられていたトンネルは今世紀になって発見され、市民有志が一部トンネルを保存・再生し、年2回公開しているのです。公開しているのは、3号~6号までの4トンネル、1.7キロ区間。

 

渓谷の秋かぁ、紅葉もいいらしいなぁ

ということで、廃線跡入口のある定光寺(じょうこうじ)近くにやって来ました。

この橋は、庄内川(土岐川)に架かっている城嶺橋。向かいの山の斜面に見えるのが“崖っぷちの秘境駅”といわれる定光寺駅。廃線跡入口は橋を渡って、突き当りを右に行ったところにあります。

 

これが庄内川。こちらは上流方向(多治見側)です。

 

廃線跡入口に向かっていたら、定光寺駅からたくさんの人がおりてきました。

見ていたら、全員が廃線跡入口に向かいました。ついて行くと、

 

ここを上がって行くようですね。

 

上に行くと受付があって、入場料100円を払いました。

 

前に進むと、3号トンネル(76m)がありました。

入口に暖簾のような大幕が掛けてあり、実物大のD51が描かれています。

 

大幕をくぐってトンネルに入りました。

 

トンネルから出たところには、古レールを再利用した落石防護柵がありました。

 

歩きにくいなぁ

と思って足元を見たら、この状態。レールを敷けば即、線路になります。

 

先に進むと竹林が…。

シニアカップル、雰囲気がありました。失礼、パチリ。

 

さらに進むと、モミジのトンネルの連続。でも、かなり散っていましたね。

 

モミジのトンネルの先には、4号トンネル(77m)がありました。

 

トンネルの入り口を見たら、落ち葉の山。

実はトンネルに入ったところにたくさんの人がいて、こちらにカメラを向けていました。

なぜ?

トンネルに入って、理由が分かりました。

 

ほら、

この景色を撮っていたのです。

 

このトンネル、SLが汽笛を鳴らしながら疾走する音が流されていて、臨場感たっぷり。

その音を聴きながらトンネルを抜けると、モミジとの赤レンガ

 

その先には、テーブルとイスが置いてあって、

皆さん、休憩中。

 

ここで、ひと休みだ

庄内川の上流方向(多治見側)を見ながら、しばし休息することにしました。

                                      つづく