への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

秋の明知鉄道 SL乗車体験②

2021年10月31日 | 体験

恵那市岩村の農家レストラン(かや)でランチをし、周辺を散策したあと、明智駅まで戻って来ました。

 

SL乗車体験の受付に行き、

   への次郎 「おいくらですか?

   係の人  「車掌室乗車は500円、運転室助手席乗車は1000円です

への次郎は、車掌室を予約していました。

 

係の人が説明を始めました。

走行は、構内120mの往復だそうです。

 

車庫に入っている車両を見ながら、SLの方へ移動しました。

 

あった! かえで号だ

 

まずは機関車の前で、各グループごとに写真撮影です。

サービスいい

 

への次郎は、機関車の真後ろに位置取りしました。

おっ、この人たち、助手席乗車体験だな

 

乗車完了、汽笛一声。動き始めました。

 

車庫を出て、構内を走り抜け、

 

朝、整備をしていたところに停車しました。

 

みなさん、下車し、運転室に入って記念写真です。

 

運転室は、こうなっているんだ

 

助手席からも記念写真の撮影です。

 

その後再び乗車。車庫に向かってバック運転開始。

 

車庫の壁には、たくさんのヘッドマーク。

たくさんイベントをやっているんだなぁ

 

無事、停車して下車。そこでまた、パチリ。

 

楽しかった

楽しかった

親に感想を求められた子供たちは、あっちこっちで、決まり文句で返答していました。

 

乗車体験を済ませたファミリーが去ったあと、駐車場で一休み。

秋の一日、いい体験をしたなぁ

感慨にふけっていたら、列車の音。見たら、

五穀豊穣」のヘッドマークを付けた列車が入って来ました。

最後に、縁起のいい文字を見られたなぁ

への次郎は気持ちよく、帰途に着きました。

 

 


たび先ランチ 農家レストラン 茅(かや)

2021年10月30日 | ランチ

明知鉄道明智駅で、SLの乗車体験の様子を見学したあと、恵那市岩村にやって来ました。

ここは、NHKの朝ドラ「半分、青い。」のロケが行われた町です。その岩村のちょっとはずれに富田(とみだ)地区があって、ここに農家レストラン(かや)があります。

 

農家レストラン 茅

こちらさんかな

 

駐車場から建物を見ると、

雰囲気ある~っ! 原田泰司の絵のようだ

 

小さい戸を開け、くぐって中に入ると、

おや、ちと、煙っている

土間の奥に囲炉裏があり、薪をくべていました。

 

座敷に通されました。こんな感じ。

 

右にも同じような部屋が。さらにその右が土間と囲炉裏という構造です。

障子を取り払うと、一つの大きな部屋になる

 

テーブルにあったメニューを見て、注文が決まりました。

ふるさと定食1つ。天ぷら定食1つ

 

ここは「茅の里とみだ」といい、120年を超えるかやぶき屋根の古民家を再生した、一棟まる貸しの旅館です。土日の昼は、農家レストランとして営業しています。

 

出てきました、奥さんのふるさと定食

そば、わらじ型の五平餅、それに味噌だれのかかった煮物です。

ここでは未婚の男女を招いて、そばの種まきをしているそうです。参加した人どうしで結婚した人たちがいるそうで、そこから、ここのそばを縁起そばと云っているそうです。

めでたい!

 

つづいて、への次郎の天ぷら定食です。

四角豆など7種類の野菜の天ぷらの下に、そばかりんとうが敷いてありました。ほかに、たくわん、こんにゃくと野菜が入った小鉢、なます、それに奥さんと同じ煮物。お米は、地元富田産コシヒカリ100%使用とか。

味はちょっと意外。田舎風の濃い味ではなく、上品な薄味でしたよ。

 

会計は税込み、ふるさと定食1100円、野菜定食1000円でした。

 

お腹も満たされ、時計をチェック。

SL体験乗車まで、あと1時間半あるなぁ

ということで、周囲を散策することになりました。

 

富田地区

この地区は農村風景がいいということで、国土問題研究会から「農村景観日本一」の称号を受けています。

 

農家レストランの裏に行くと、蔵の近くに柿の木。

おや、木の下に石がある

 

何だろう、神様かな

 

道なりに行くと、お堂がありました。

説明書きによると、薬師堂です。

18世紀初頭の創建。この建物は、何回か建て替えられているようです。ここのご本尊は眼病にご利益があるとか。ところがあるとき、ご本尊と薬壺が盗まれて。ご本尊は、愛知県の三河地方で見つかって、取り戻したそうですが、薬壺の行方は分からないそうです。

お気の毒に

 

地区内に、このお堂を含めて5つのお堂があります。これを最後まで、座らずにめぐるとご利益があると、言い伝えがあるそうです。

ふ~ん

 

感心していたら、いい時刻になっていました。

お堂めぐりは、次回だ

 

来た道を駐車場まで引き返し、明智駅に向かいました。

 


秋の明知鉄道 SL乗車体験①

2021年10月28日 | 体験

岐阜県恵那市にある明知鉄道明智駅にやって来ました(2021/10/24)。

明知鉄道は、恵那市南部の農村地帯を走る、全長25㎞の第三セクターの非電化鉄道です。蒸気機関車C12を動態保存していて、年に数回、運転体験乗車体験をしています。この日、乗車体験があるということで、やって来ました。

 

10時に明智駅に着くと、

あっ! SLだ。もう出ている。整備中かな

 

ぴっかぴかに、黒光りしている

見ていたら、このあとSLは、後方の車庫にもどって行きました。

よし、あっちに行ってみよう

 

このC12は旧国鉄時代、貨物を引っ張ってここを走っていたそうです。1973年の引退後は、明智小学校の校庭で保存されていましたが、2013年に明智駅に移転し、2015年から体験乗車を行っています。動力は圧縮空気。石炭をたいて蒸気をおこすものではありません。

 

駅舎の前にタテ看。乗車体験受付は、左奥のようです。

 

おっ、ファミリーが集まっている

みなさんブルーヘルをかぶり、このあと誘導されて、車庫の方へ移動して行きました。

 

車庫の方を見ると、

なになに、きのこ列車??

 

きのこ列車を見ていたら、右隣りの車庫で突然、汽笛一声!

おっ、来るかぁ

 

動く音が聞こえてきたと思った、瞬間、

出てきた! かえで号だ

 

あれっ??  白い煙をはいている。イキな演出かぁ

 

ファミリーが乗ってる

 

このあと、急いで進行方向に走って行ってみると、

かえで号は、朝、整備をしていたところに、停車していました。

 

ファミリーが運転室を見学してい

 

見学したあと、また乗り込んでいる

 

ここで急いで、車庫の方にもどって、SLの方を見ると、

バックし始めた

 

来た! みんな進行方向を見ている

 

ものすごい、白煙だ!

SLは、白煙を残して車庫に吸い込まれて行きました。

 

よし! 分かった

体験乗車の一部始終が分かりました。

今日の運転は、10:30から、11:30から、13:10から、それに14:10からの4回。

への次郎の乗車体験は、14:10からだから、まだ3時間あります。

 

まずは、腹ごしらえだな

                               つづく


広重美術館と中山道・大井宿②

2021年10月26日 | 宿場町

中山道大井宿は、広重美術館の近くにありました。

これは阿木川に架かっていてる橋、大井橋です。

橋を渡ったところからが大井宿です。

 

中山道・大井宿

今の恵那は、美濃の国恵那郡大井村にありました。それで大井宿。中山道69次のうち、江戸から数えて46番目の宿場町でした。

江戸末期の記録では、宿場の長さ870m、人口466人、家数110戸、本陣・脇本陣各1、旅籠41。かなり大きな宿場町でした。

宿場は5つの町に分かれ、各町を出入りするところに枡形(ますがた)が設けられたので、合計6つの枡形がありました。これが大井宿の特徴です。

 

では地図で確認。ピンクの線が散策ルートの旧中山道です。

確かに直角に曲がった枡形が、6つある

 

大井橋を渡って来ました。

右の建物は、「消費期限2時間」の栗粉餅を売っている大津屋です。

中山道は、大津屋の店先で左に直角に曲がります。これが最初の枡形大津屋の前をまっすぐ向こうに走っている道は、のちにつくられた道路です。

 

その先、第二・第三の枡形を経て、中山道をコの字型に歩いて来ると、

白壁の立派なお屋敷だ

表札を見ると、岐阜5区選出の前衆議院議員のお宅でした。

 

その先は第四の枡形、中山道は左へ曲がります。

右折する道は、のちにつくられた道で、大津屋の前を通り、大井橋につながっています。

 

第四の枡形の右にあったのは、

唯一、江戸時代から営業を続けている旅籠、旅館いち川です。

 

第四の枡形を左折すると、こんな感じ。

中山道は、真っすぐに伸びていました。大井宿のメインストリートでしょうか。

 

その先の左手に、明治天皇行在所(あんざいしょ)がありました。

旅籠の旧伊藤家です。ここは、ガイド付きで入館無料でした。

明治13年、天皇がお泊りになった部屋、使われた風呂・トイレなどを見学しました。

 

そのあと外へ。あったのがこの長屋門。真ん中部分が本物、江戸期のものです。

もとは、大井宿の本陣か、岩村城にあったのではないか、ということでした。

 

その先にあったのが、ひし屋資料館。もとは、大井宿の豪商古山家の住宅だそうです。

改修・復元し、現在は資料館として、大井宿の町屋を体験してもらう施設になっています。

 

ここが大井宿本陣跡。本陣は林家が務めました。

 

正門と老松は往時のもだそうですが、中の建物は昭和22年に焼失したそうです。

中山道は、本陣の前で左に曲がります。第五の枡形です。

 

ちょっと本陣の右裏へ。

本陣林家の井戸がありました。和宮泉(かずのみやせん)といいます。

江戸末期、京都から江戸に下向する和宮に、この井戸の水が供されたそうです。

 

中山道をその先に進むと、第六の枡形がありました。ここで、右折します。

 

すると道は、急に上り坂となって中津川の方向に伸びていました。

坂道の左側にあったのが、高札場です。往時のものの四分の三サイズだそうです。

大井宿は、このあたりまでのようですね。

 

現在の大井宿では、江戸時代の建物で残っているものは、多くはありませんでした。往時の姿をとどめているものは、6つの枡形ですが、その道幅は拡張されていました。

このあたりの中山道は、国道19号から恵那駅に向かう道路になっていて、車が猛スピードで走っていました。散策には要注意のところですね。

 

最後に、広重の描いた「木曽海道六拾九次之内 大井」です。

降りしきる雪の中、大井宿に向かう旅人でしょうか。人も馬も、伏し目がちに進んでいます。寒さが伝わってきますね。

広重らしい、いい描写の絵です。

 

 


たび先ランチ あまから本店

2021年10月24日 | ランチ

岐阜県恵那市にある中山道広重美術館で浮世絵を鑑賞したあと、恵那駅方面に歩いて行きました。すると、風に乗って、ぷ~んと、いい香り。

香ばしい香りだ

 

くんくん嗅ぎながら、香りのする方向に歩いて行くと、

こちらさんだ

五平餅のあまから本店でした。

 

暖簾の向こうに、メニューです。

どれどれ

注文を決めて、店に入りました。

五平定食1つ

 

店内の中は、こんな感じ。

お客さんがいて、うまく撮影できませんでしたが…。

ちと、狭い。向こうは調理場、こちらは壁に向かってテーブルが4つ。

 

注文を受けてからの焼き。

ちょっと待たされて、出てきました五平定食

五平餅6本、漬物、味噌汁にデザート。

五平餅は、わらじ型ではなく、長丸型。ちょうどシャインマスカット中粒サイズ。味は、醤油・砂糖・ゴマ・クルミがうまく合わさった味。味噌や醤油が強調された田舎風じゃない。

漬物は、赤かぶに野沢菜、それにキャラブキと、たれがかかったシメジ。

味噌汁は、赤だしではなく、合わせ味噌でした。

 

 小腹を満たすには、ちょうどいい量でした。

 

五平餅といえば、この地域のソウルフード。でも、NHKの朝ドラ「半分、青い。」以降、全国区になったなぁ。そんなことを考えながら、中山道大井宿の散策に向かいました。