への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

同級生は3タイプに分かれました

2025年01月22日 | 旅行

一泊二日で帰省した二日目、朝7時にホテルの外に出てきました。

まだ暗いなぁ・・・

福山は東海地方よりかなり西、日が昇るのが遅れます。

 

折角だからこのあと、江戸幕府の西の要・福山城を散策しました。

 

 

福山城

本丸へは、ここから?

トントントン、のぼって行って、

 

しばらくしたら、やっと朝日が当たってきました。

 

さすが譜代大名、立派なお城ですよね。

天守閣の反対方向は、

 

手前に鐘楼

向こうに伏見櫓。空襲による焼失を免れました。

 

こっちかな?

同窓会会場の方向を眺めていたら、体が冷えてきました。

 

 

中学校同窓会

ホテルに戻って朝食を食べ、少し休んだあと、駅レンタカーに移動。

 

車を借りて会場に向かっていたら、道を間違えて遅刻。走り込んで記念写真にセーフ。

パチッ!

えっ!

出来上がった写真、最高級の修正が施されていました。

 

卒業生127人中、参加者32人。卒業アルバムの顔がそのまま古くなった人、どこか面影を留めている人、別人になった人。同級生は、スリータイプに分類できました。

 

会食が始まったら、すぐ融和。数十年経って会っても、すんなり話せて。これが同級生?

 

   開宴から3時間、

みなさん、お元気で

新幹線が気になり、二次会途中で失礼しました。

 

 

サンステ福山

福山駅に戻って来て、構内にある商業施設サンステ福山イン。

広島のお土産と云えば、

 

今でももみじ饅頭。それから、

尾道ラーメン。奥さんのお土産に買いました。

 

福山の地酒は・・・

天宝一で決まり。こっちは、自分へのお土産。

 

このあと小魚阿も珍に一目散。一人打ち上げです。

お~っ、すべて福山産だ

地酒の神雷福つまみ6点セット  下から鯛の刺身、塩辛(サービス)、ねぶとの唐揚げ、ねぶとの南蛮漬、がす天と鯛ちくわ、ちーいかの天ぷら。

 

旅の最後は、瀬戸内もんで〆ました。

 

 

コロコロかばんは、お土産でパンパン。引っ張って新幹線ホームに上がると、

ライトアップされた伏見櫓

パチッ。一枚撮ったところに新幹線が入って来ました。

 

 

故郷福山への旅。忙しかったけど、充実していました。

今回が最後?

幹事はそう云ったけど、そんな感じはしなかったんですが・・・。

                                         


故郷の戸手駅は変貌していました

2025年01月20日 | 旅行

この日の朝、新幹線に乗って故郷に向かいました。

 

名古屋駅でひかりに乗車して3時間、

福山駅に着きました。南口方向です。左は地元百貨店の天満屋

への次郎 5年ぶりかぁ、この駅

 

街には出ず、すぐ福塩線のホームに移動しました。

背後は福山城。この光景、高校通学時によく見ていました。

この府中行きに乗って30分、車窓の風景の変化を見逃すまいと絶えずキョロキョロ。

 

 

戸手駅

戸手駅で下車。高校生のとき、毎日乗り降りしていた駅です。

電車を見送って、目線を左に向けたら、

 

廃棄されたホーム。当時はこれが府中方面のホームでした。

振り向いたら、

 

への次郎 「えっ!!

まるでバス停のような簡素な駅舎!

 

高校生のころの戸手駅は・・・

福山行きと府中行きの二つのホームがあり、列車の交換も行われていました。こちらが府中方面、向かいが福山方面。その向こうに駅舎があって、駅員も複数。1970年代のことです。

 

 駅舎の外に出てみました。

ポストの向うに数軒、屋内駐輪場を経営する家もあったんですが・・・。変貌のさまに驚きながら、当時の痕跡を探していたら、迎えが来ました。

 

 このあと、妹に連れられ、両親の墓と昨年亡くなった同級生の墓に参りをしました。

 

 

母校中学校

墓参りのあと、ランチを済ませ、母校の中学校に行ってみました。

左に正門の石柱、ロータリーに植わったソテツ。当時のままです。ただ背後の校舎、木造からコンクリート製に代わっていました。

 

への次郎 「ここだ

本館棟(管理棟)前の石段、ここで卒業アルバムのクラス写真を撮りました。

いもうと そう?

 

二人で話し合っていたら、背後から声。休日部活をしていた後輩が挨拶をしてくれました。

への次郎 「少ないなぁ、人数

いもうと 「過疎化に少子化よ

 

 

自由軒

夕方、福山駅前に戻って来てホテルにチェックイン後、すぐ街に繰り出しました。

オープン前、行列ができていた自由軒です。吉田類さんも来たとか。

 

店内には、コの字型のカウンター、

15名ほどがやっと座れる狭さ。数分で満席となりました。

 

まず熱燗で冷たくなった体を温めることに。

酒のあては、子供のころよく売りに来ていたシャコ、それにしめ鯖

 

客は吞み続けていましたが、への次郎は一合吞んだあと、食事に転換。

ここの売りはおでん、それを定食にしてもらいました。一番人気のロールキャベツに、大根、豆腐。上にかかっていたのは甘い味噌でした。

 

 

への次郎 「うまかったー!

客の中で最初に暖簾をくぐって出てくると、火照った頬に冷たい風。

 

ダウンジャケットのポケットに両手を突っ込んで、

への次郎 「明日は、同窓会だ!

                                        


晩秋の青森・秋田  黒石へ

2024年11月22日 | 旅行

寅さんロケ地の鹿角で地酒千歳盛を買ったあと、鹿角八幡平ICから東北道に入り、青森県をめざしました。

 

高速道に入ってすぐ、花輪SAでトイレ休憩です。

山のドングリの葉っぱ、茶色になりかけていました。もうすぐ落葉の始まりです。

 

 

道の駅いなかだて

青森県に入り、弘前の一つ先の黒石ICで下道におりました。

 

やって来たのは、道の駅いなかだて(田舎館村)です。

への次郎 「帰って来たぞー!

遠くに見えた津軽のシンボル岩木山に、ひと声かけました。

 

 

中町こみせ通り

次にやって来たのは、お隣黒石市にある古い町並みです。

 

奥さん 「変わった建物ね

への次郎 「消防の屯所だって

 

消防屯所の向かいにある松の湯交流館に駐車。まず館内で情報を集め、

交流館の外に出てきました。

 

この通りは、こみせ通りといいます。

「こみせ」というのは、雪が降っても歩きやすいように、道に飛び出たひさしのことです。

奥さん  「どこかで見たような・・・

への次郎 「直江津で見たカンギだね

 

このあと、「こみせ」の下をちょっと歩いてみました。

 

向かいのお宅、雪が吹き込まないように、「こみせ」にガラス戸が付いていますよ。

 

通りに面した家はどの家も大きいですが、こちらはひときわ大きいですね。

 

150mほど歩いてくると、横断歩道があったので、反対側に渡りました。

 

こちら、菊乃井と書かれた看板がありました。入ってみたら、

やはり! 造り酒屋さんでした。昨晩、夕食時に飲んだのは、ここのお酒でした。

 

奥さん 「試飲はダメだよ!

奥さんに促されて外に出て、「こみせ」の下を歩いていたら、

 

への次郎 「ん? ここは・・・

やはり! 浅見光彦(榎木孝明)のロケ地(『津軽殺人事件』)でした。

 

交流館に戻って来ました。

交流館はもとは松の湯という銭湯。シンボルの立派な松、今も健在でした。

 

 

青森空港

日のあるうちに、青森空港に戻って来て、

無事、レンタカーを返しました。

 

FDA機の出発まで時間があったので、

空港内のレストランで夕飯を食べることになりました。

 

二人が注文したのは、お値打ちな天重(1000円)。

味噌汁の中には、カニが入っていました。

 

天重を平らげたあとは、旅の反省会の始まりです。そのうち・・・

奥さん 「やっちゃおうかな

と言って奥さん、地酒のみ比べセット(1200円)を買ってきました。

 

小牧空港から自宅までの運転が残っているへの次郎、ここは我慢。このあと奥さんによる、旅と地酒の高評を聞かされることになりました。

                                         


晩秋の青森・秋田  鹿角へ

2024年11月21日 | 旅行

晩秋の青森・秋田たびの三日目。たびの最終日で、初の快晴です。

 

二泊お世話になった弘前グランドホテルです。

実は電線下の歩道、糞がびっしり。毎夕、無数のカラスが飛来、投下していました。

 

 

道の駅ひろさき

朝の国道7号線を南下して、道の駅ひろさき(弘前市)にやって来ました。

人の腰丈ほどのネギ7キロ千円、飛ぶように売れていました。

 

 

道の駅いかりがせき

さらに国道7号線を南下して、道の駅いかりがせき(平川市)にやって来ました。

面白いものがありましたよ! 枝の付いた柿。皮を剝いて、このまま干せます。

 

ここから先は、高速道です。碇ヶ関ICから東北道に入り、秋田県をめざしました。

 

 

道の駅かづの

鹿角八幡平ICで下道におり、道の駅かづの(秋田県鹿角市)にやって来ました。

ここは秋田犬のふるさと、秋田犬に関するお菓子が山積みされていました。

 

 

きりたんぽ館

道の駅の施設内を散策していたら、

への次郎 「きりたんぽ、かぁ・・・

奥さん 「秋田名物だね

 

ここで早めのランチにしました。お品書きを見ると、

二品のみ。

 

への次郎はきりたんぽ鍋にしました。

鍋に入っていたのは、きりたんぽ、鶏肉(比内地鶏?)、ネギ、ささがきごぼう、舞茸、せり、糸こんにゃく。醤油味のスープは、素朴な味がしました。

 

奥さんは、お腹が空いていないということで、くるみ味噌付たんぽを二本。

チクワ状の五平餅を食べているような感じ、とのことでした。

 

食べている間、次々とお客さんが来ましたが、皆さん「味噌付きたんぽ」を注文するだけで、鍋を食べる人はいませんでした。

 

 

寅さんロケ地 鹿角

青森県から秋田県まで足を延ばしたのは、きりたんぽを食べるためではありませんでした。

 

実は鹿角(かづの)、寅さんの第35作『寅次郎恋愛塾』のロケ地なんですね。

 

法律家を目指して勉強中の民夫(平田満)は、若菜(樋口可南子)への恋が叶わないと思い込み、遺書めいたものを残し帰郷。それを知った若菜は、寅さんと民夫の恩師とともに、民夫の故郷・鹿角に向かった。

一升瓶を肩にのせた寅さん、へべれけに酔っぱらい、恩師とともに花輪駅に降りました。

 

当時の花輪駅、現在の鹿角花輪駅です。ロケ現場を撮影しようとしたら・・・、

駅待合室へのドアと、ホームへのドアが閉じられていて、自由に撮影できませんでした。

 

仕方なくロケ地の撮影は諦め、寅さんが肩にのせていた地酒を買って帰ることに。

 

この地酒の銘柄ですが、わかるのですよ。ほら、

記事によると、撮影の日、スタッフが酒の空瓶を求め、慌てて駅前の清水商店に駆け込んだそうです。店側が渡したのが、鹿角を代表する地酒千歳盛(ちとせざかり)でした。

 

で、駅前を探していたら、今もありました、清水商店!

たくさん並んだお酒の中にありました千歳盛。運びやすいように四合瓶を買いました。

                                  つづく

                                               


晩秋の青森・秋田  弘前②

2024年11月20日 | 旅行

津軽そばで体を温めたあと、虹のマートから弘前城の東側にやって来ました。

 

2つの教会

明治に建てられた弘前教会です。こちらはプロテスタント(新教)で、近くには、

カトリック弘前教会がありました。こちらも明治期のものです。

 

弘前は明治になって、英語教育やキリスト教伝道のために多くの洋館が建てられました。B29の飛行距離がここまで届かず空襲を免れたから、今でも残っているんですね。

 

 

最勝院

お城から、南に少し離れたところにやって来ました。

最勝院の参道です。モミジとイチョウ、散り始めていました。先に進むと、

 

新仁王門です。

門をくぐると、

 

「東北第一の美塔」と称賛される五重塔の全容が姿を現しました。

築350年を超える国の重要文化財です。その奥には、

 

本堂がありました。見ていたら、一瞬、西日がさっと当たり、

大イチョウが黄金色に輝きました。間もなく、

 

空模様が怪しくなってきたので、ここで退散。

落ち葉に足を取られないように注意しながら、駐車場に向かいました。

 

 

旧制弘前高校外国人教師館

最勝院から、さらに南にやって来ました。弘前大学です。

ここにも洋館が残っていますよ。

 

これこれ、旧制弘前高校外国人教師館。大正期に建てられた外国人教師の宿舎です。

喫茶店が入っていますが、見学はできます。1階にお客さんがいたので、2階をパチリ。

 

太宰治が下宿していた家が近くに残っていますが、暗くなってきたので見学を諦め、ホテルに引き返すことにしました。

 

 

菊富士

ホテルでしばらく休息したあと、早めのディナーに出てきました。

郷土料理で有名な菊富士です。中に入ると、

 

ずらっと並んだ色紙。

への次郎 「岸朝子さんも来てる

奥さん  「じゃ、間違いないよ

  

奥に進むと、我々が一番でした。

 

まずは地酒でカンパイ。手前は黒石市の菊乃井、向こうは弘前の杜來(とらい)。

お酒のあては、郷土料理の貝焼みそ。ホタテの貝殻がお皿に使われていました。

 

体が温まったところでご飯です。奥さんは、ふるさと定食を注文。

左右両奥は郷土料理。左がいがめんちで、右がけの汁です。

 

への次郎は、比内地鶏鍋そば

そばを鍋に入れて温めます。信州のとうじそばに似ていますが、お汁は素朴な味でした。

 

津軽の地酒と郷土料理、堪能しました。

大通りに出てきました。この日は華金。でも弘前の飲み屋街、人はまばらでした。

                                 つづく