松本市を走り抜け、松本の南にある山形村にやって来ました。唐沢そば集落は、ここにあります。
「そこを右に入るようだね」
●唐沢そば集落
唐沢川沿いの道を進むと、お店の看板が見えてきました。
もう少し行くと、ここで一番人気の根橋(ねばし)屋がありました。
「やはり満車かぁ」
と、諦めようとしたら、一台が出て行き、そこに入りました。
名前を書いたあと、30分待って座敷に。1時を過ぎているというのに、全10テーブル満席。
注文するとすぐ、漬物が出てきました。
「なに!? この量!」
しばらくして訳が分かりました。そばが中々、出てこないのです。先客を見ていたら、漬物に箸を伸ばしながら待つ、というスタイルのようでした。
漬物が無くなりそうになったころ、やっと出てきました。
野菜天ぷら(410円)
奥さんのざるそば(660円)
「量が多いわ」
への次郎の大盛ざるそば(990円)
「普通盛の2倍はありそうだ」
いただいてみての感想。
こちらさん、とにかく量が多いです。浅間温泉の「あるぷす」と比較すると、そばの旨さを楽しみたい人はあちら、ガッツリ食べたい人はこちらですね。
やっと食べきり、外に出てきました。止まっていた車のナンバーを見たら、県外車も。
奥さん 「松本は、向こうの方向かな?」
への次郎 「そうだね。さて、帰りますか」
大きくなったお腹を抱えて乗り込み、店先の道を下って行きました。
●信州初夏の果実 すぐり
帰り道、山形村の地元スーパーに寄りました。
そこに、見たこともないものが並んでいて、それを買いました。
これです。
すぐりといいます。
ラベルに「甘さと酸っぱさが あなたの心を くすぐります」と書いていありました。
検索すると、セイヨウスグリ(グーズベリー)といい、ヨーロッパ原産の初夏の果実。ジャムやゼリーにするそうです。日本での主な産地は、青森市と長野県とか。
図鑑を見ると、
低木果樹ですかね、果実がついている枝にトゲがあります。
「収穫が大変だね」
お皿に出してみると、
1センチ大、真ん丸で縦じま。マスカットのような色でした。
パックに貼ってあった説明書きにしたがって、さっそくジャムにしてみると、
練り梅のような色になりました。
スプーンにちょっととって、口に入れると、
への次郎 「甘酸っぱい!」
奥さん 「ほんと! 信州初夏の味だね」