この記事は（一社）日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。 http://www.compact-eco.com/
今回のテーマ：「組織力が発揮できない？組織力を低下させる要因は？
中間管理者の勝てる組織力へのステップ」⑥ (最終回)
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１．的確な情報が伝わりにくい→情報の減衰
社長に伝えたいことが、一人の介在により最大でも７２％しか伝えられないという。
更にメンバーや担当者に情報が伝達される場合３７％位まで情報が減衰されるという。
その原因として考えられることは次の通りである。
① 組織に壁がある。
② 組織間、部門間のコミュニケーションが悪い。
③ 現場・職場等内部のコミュニケーションが悪い。
④ マネジャーと現場・職場の人間関係が悪い。
２．現場力・職場力が弱い→成果が未達成
① 現場のマネジャーのマネジメント力が低い。
② マネジャーが担当者、メンバーのフォローをしない。
③ マネジャーが担当者、メンバーのやる気を引き出していない。
④ メンバー担当者の教育・訓練が十分でない。
⑤ メンバー、担当者に不満が多い。
⑥ 現場・職場で、助け合う雰囲気が薄い。
⑦ 現場・職場で適正な評価がされてない。
３．中間管理職の重要性の認識不足と立場の未活用
●中間管理者（マネージャー）の立場を強みとして生かしてない。
① 企業の戦略策定（戦略能力）と現場（実行能力即ち現場力）の双方に大きく係ることができるが生かされてない。
② 権限と責任を持ち、経営資源（人、物、金、情報など）をコントロール出来る立場が生かされてない。
③ 経験が豊富、人脈を持つ、情報が入りやすい、ネットワークを活用出来るのに生かされてない。
④ 業務遂行で広範囲の組織とのかかわりを持つことが可能なのが中間管理職なのにそれが生かされてない。
⑤ 人材の活用と育成が出来ていない。
●中間管理者の勝てる組織へのステップ
ステップ１ 現状を把握分析し認識する。
ステップ２ 目標を明確にする（高い目標の数値化）。
ステップ３ 機関を決め実行する（目標を達成する強い決意を全員に明確にする）。
ステップ４ トップダウンから、自律化に進める（個人、グループの強みを伸ばし、弱 みを改善する）。
ステップ５ 結果を評価し見直しを継続する（PDCAサイクルで継続）。