みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

自分でやりたい時期に出来なかった子どもはどう育つ? 

2010年11月09日 | モンテッソーリ教育
「もう一歳だからさせてやりたい」という親と、「まだ一歳だからさせない」という親の間には大きな差があります。

「まだ小さいからしてあげよう」とお母さんやおばあちゃんが何もかもしてあげると、三歳ごろには既に二つの傾向が子どもに現れてきます。

一つはガチャガチャと暴れ回って落ち着かない、二つ目はボーッとして無気力で依存的な子どもです。

子どもが「できない」「怖い」と言うから、大人が手を出してやってあげるのではなくて、「どうすればできるのか」を教えてあげることが大事です。

ゆっくり、はっきり、してみせてあげる「提供」(お手本)を行う方法を身につけたいものです。

例えば、服が「着られない」と言うのでただ着せてあげるのはなく、着るという動作のどの部分が出来ないのかを観察してみましょう。

手を通すところなのか、それともボタンを掛けるところなのか・等など。

もし発見できたら、まずはその部分だけに着目してゆっくりお手本を見せてあげましょう。

何度も何度もやってみて、それが出来るようになったら次の段階に進みたくなるものです。

そうやって一つ一つの動作を獲得して最終的に一連の動作になっていくのです。

出来たことの喜び・自信、習得したことを伝えたい・教えてあげたいという気持ち(社会性)、他にもやってみたいという意欲(自主性)。

そこには、人格形成の基礎多なるものがいっぱい詰まっているのです。


2歳児保育『子どもの家』の風景

子育て支援対策事業

2010年11月09日 | 多目的ホール改築工事


ネット遊具。

全体の形がほぼ決まり、あとは色の選択の段階になってきました。

全体設計でもかなり頭を悩ませましたが、色に関しても相当悩みそうです。。。


21・22年度の国の「子育て支援対策事業」の一環として導入予定のネット遊具。
全国の幼稚園や保育園でも、遊具の入れ替えや新設が沢山されています。

様々な面で子ども達の環境が危ぶまれている今日ですが、この事業によって少しでも
それが改善されることを期待しています。

未来を作っていくのは、まぎれも無くこの子ども達であり、その未来を生きていくのも
今の子ども達。

ついつい高校や大学といった、義務教育以降に目が行きがちな世の中ですが、
人間の基礎・土台、つまり人格形成が構築される乳幼児期に、もっと重点をおいてもらいたいですね。

現実的でかつ嫌なお話になりますが、もっともっと子ども達にお金を投資していただき、
将来素晴らしい世の中になるように…

モンテッソーリ教育の最終目標は「世界平和」です。

そんな大それたこと…

でも、未来を築く子ども一人一人がしっかりと育っていけば、そう難しくはないはずなのですが。


そう考えると、幼児教育の大切さをもっともっと多くの皆様に訴えていかなければなりませんね。

最近、この「みんなの幼稚園」でもその更新が遅れています。。。
気を引き締めて取り組みます!!


今日はあいにくのお天気。