小人、閑居して…

…弁理士と電験1種とを目指すひで爺のブログ…

信州の鎌倉・三重塔巡り

2011年10月27日 17時42分36秒 | 

信州・上田  別所温泉に行ってきた。

外湯、展望露天を楽しんだ翌日

『縁結びの霊木』・愛染かつらで有名な北向観音堂をお参りしてから

安楽寺に向かう。

安楽寺まではぶらぶらとサルスベリ並木を通って約10分。

 

  安楽寺  八角三重塔(国宝)

本堂の横の石段を上っていくと 中国風の塔が見えてくる。

    

一見 四重塔のようの見えるが

一番下の屋根らしきものは裳階(もこし)と呼ばれるものらしい。

『裳階付三重塔』というのが正しい。

     

屋根の葺き替えが終わったばかりで前日の雨に打たれた跡がとてもきれい。

五重塔でも三重塔でも普通は四角、

八角というのは珍しい。 直感的に中国風と思えるのもそのせいだろう。

 

 

安楽寺から 今度は車で30分ほど 前山寺へ

駐車場脇の参道が素晴らしい。

樹齢700年と推定されるケヤキの大木の存在感。

   『かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め』

傍らの石碑に刻まれた文字に見入る。

 

  前山寺  三重塔(重文)

山門をくぐると大銀杏を従えて 三重塔が見える。

 

       

この塔、一階には窓も扉もあるのだが 二階・三階には窓もなければ縁もない。

『未完成の完成塔』と呼ばれているらしい。

本堂横の庫裏で 『くるみおはぎ』をいただく。 からめるタレが絶品。 

 

 

前山寺からまたまた車で30分ほど 山越えの道をゆく。

ナビに従って細い道に入ろうとすると  『参拝者の車は進入禁止』 の案内が

きょろきょろしていて、大法寺・駐車場の案内板を発見

今来た道を100メートルほど戻って 坂道をいくと広い駐車場にたどり着く。

案内板に従って三重塔を目指すと一般道(?)に出てしまう。

これは先ほどの『参拝者の車は進入禁止』の道、

道の脇にはひょうきんな表情の阿羅漢さんたちの姿が。

 

  大法寺   三重塔(国宝)

石段を昇り境内に。 更に曲がりくねった石段を昇ったところに姿が見える。

    

この塔の立ち姿には うっとりとさせられる。

決してきれいとは言えないみてくれだが スタイル抜群、

『みかえりの塔』と呼ばれているそうだが、確かに何度も見返してみたくなる

後ろ髪引かれる三重塔だ。 

 

若い頃、室生寺の五重塔に魅せられて・・・

何十年か振りに初恋の人に会いに行ったが

この三重塔たちにも また会いたいものだと・・・

ただ今度は何十年ぶりとはいかないな^^

 

信州の鎌倉と呼ばれているが

鎌倉ほど整備されていないし 垢抜けてもいない。

      (汚されていない。)

ここはやはり信州で、 人を惹きつける魅力に溢れている。  

コメント
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