🍀この道を歩む🍀⑦
🔹北尾、今日は「一剣を持して起つ」というテーマをいただいていますが、
いかなる一剣であれ、これを持して起つんだという気概。
これがまず必要だと私は思います。
それからもう一つ大事なのが志です。
先ほど名前の挙がった吉田松陰流に言えば、
夢と言うことになると思いますけど、
やはり夢、志を抱いて起つことが、すべての出発点ではないでしょうか。
ただその志は、野心であってはなりません。
世のため、人のためというのが本当の志です。
会社の株を公開して、お金持ちになることを目的に事業手掛ける起業家も多いですが、
吉田さんはそういうことを全くお考えにならない。
会社を大きく発展させるために、ご自分のすべてを投じて事業に打ち込んでおられる。
私も私利私欲というのは持たないことにしています。
事業の収益を公益財団法人SBI子ども希望財団や、SBI大学院大学などに投じて、
少しでも世のため、人のために役立ちたいと考えています。
そういう姿勢でやっていけば、自ずと天は守ってくれるのではないかと思います。
やはり正しいことを正しいやり方で、キチッとやっていくことが大事ですね。
ともすれば私利私欲に負けてしまう人間の弱い心に打ち克って、
この姿勢を貫いていくことが1番大事な経営者の心得ではないでしょうか。
🔸吉田、同感です。
私どもの一剣は電池ですが、北尾さんもおっしゃるとおり、
その一剣は邪剣ではなく、正剣でなければなりません。
社会のため、人類のためという思いに基づいて、歩んでいくことが大事だと思うんです。
それをどうしてもやり遂げようと死に物狂いで頑張っていれば、
世の中は必ずついてくし、
それが正しいことであれば、人様も応援してくれると信じています。
先ほど紹介した「十則」の「私たちの会社の夢は人類、社会に役立つ仕事をすることだ」
「信用誠実に優る知恵はない」
といった文言は、道を過たないための歯止めにもなっているのです。
いろいろな業界で大きな不祥事が起きてしまったのも、こうした歯止めがなかったからです。
「十則」には、「あらゆる行動する時、長い物差し、短い物差しで計ってみよう」
という言葉も掲げています。
ものづくりというのは、いま儲かるからといってやっていることが、
先々に問題を起こすこともあります。
我われはそのことを、よくよく考えてものづくりを取り組まなければならないと、
繰り返し、繰り返し社員に説いて聞かせています。
そういう心がけを貫いて、これからもエリーパワーは聖なる一剣を持して歩んでいく会社であり続けたいと考えています。
🔹北尾、一剣を持して起つというのは、独立自尊ということを言っているのだとも思います。
独立とは精神的にも経済的にも自立すること。
自尊というのは主体性を確立し、品格を保っていくこと。
私が吉田さんと同じ慶應義塾大学に学び、
また父から学んだ独立自尊というのは、
まさに一剣を持して起つということだったという気がします。
福沢諭吉は幕末に列強の脅威が迫る中で独立自尊を説き、
日本は彼らの属国にならないで独立してやっていこうと訴えた。
私たちもこのような心意気、気概を持って歩んで行かねばなりませんね。
(おわり)
(「致知」11月号 吉田博一さん北尾吉孝さん対談より)
今日は、寒いから、野菜たっぷり湯豆腐
🔹北尾、今日は「一剣を持して起つ」というテーマをいただいていますが、
いかなる一剣であれ、これを持して起つんだという気概。
これがまず必要だと私は思います。
それからもう一つ大事なのが志です。
先ほど名前の挙がった吉田松陰流に言えば、
夢と言うことになると思いますけど、
やはり夢、志を抱いて起つことが、すべての出発点ではないでしょうか。
ただその志は、野心であってはなりません。
世のため、人のためというのが本当の志です。
会社の株を公開して、お金持ちになることを目的に事業手掛ける起業家も多いですが、
吉田さんはそういうことを全くお考えにならない。
会社を大きく発展させるために、ご自分のすべてを投じて事業に打ち込んでおられる。
私も私利私欲というのは持たないことにしています。
事業の収益を公益財団法人SBI子ども希望財団や、SBI大学院大学などに投じて、
少しでも世のため、人のために役立ちたいと考えています。
そういう姿勢でやっていけば、自ずと天は守ってくれるのではないかと思います。
やはり正しいことを正しいやり方で、キチッとやっていくことが大事ですね。
ともすれば私利私欲に負けてしまう人間の弱い心に打ち克って、
この姿勢を貫いていくことが1番大事な経営者の心得ではないでしょうか。
🔸吉田、同感です。
私どもの一剣は電池ですが、北尾さんもおっしゃるとおり、
その一剣は邪剣ではなく、正剣でなければなりません。
社会のため、人類のためという思いに基づいて、歩んでいくことが大事だと思うんです。
それをどうしてもやり遂げようと死に物狂いで頑張っていれば、
世の中は必ずついてくし、
それが正しいことであれば、人様も応援してくれると信じています。
先ほど紹介した「十則」の「私たちの会社の夢は人類、社会に役立つ仕事をすることだ」
「信用誠実に優る知恵はない」
といった文言は、道を過たないための歯止めにもなっているのです。
いろいろな業界で大きな不祥事が起きてしまったのも、こうした歯止めがなかったからです。
「十則」には、「あらゆる行動する時、長い物差し、短い物差しで計ってみよう」
という言葉も掲げています。
ものづくりというのは、いま儲かるからといってやっていることが、
先々に問題を起こすこともあります。
我われはそのことを、よくよく考えてものづくりを取り組まなければならないと、
繰り返し、繰り返し社員に説いて聞かせています。
そういう心がけを貫いて、これからもエリーパワーは聖なる一剣を持して歩んでいく会社であり続けたいと考えています。
🔹北尾、一剣を持して起つというのは、独立自尊ということを言っているのだとも思います。
独立とは精神的にも経済的にも自立すること。
自尊というのは主体性を確立し、品格を保っていくこと。
私が吉田さんと同じ慶應義塾大学に学び、
また父から学んだ独立自尊というのは、
まさに一剣を持して起つということだったという気がします。
福沢諭吉は幕末に列強の脅威が迫る中で独立自尊を説き、
日本は彼らの属国にならないで独立してやっていこうと訴えた。
私たちもこのような心意気、気概を持って歩んで行かねばなりませんね。
(おわり)
(「致知」11月号 吉田博一さん北尾吉孝さん対談より)
今日は、寒いから、野菜たっぷり湯豆腐
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