金町駅北口に鶏と煮干の名店誕生
JR金町駅の北口から歩いて4分ほど。理科大商店会に2021年1月15日にオープンした「麺屋 綴」へ。ご主人は北千住「麺屋 音」、北綾瀬「わた井」と、いずれも行列の出来る人気店で修業し独立。店内はカウンターのみ7席で、緊急事態宣言下でのオープンのため、卓上にはアクリルの仕切り板が設置されている。
麺メニューは「鶏塩そば」「濃厚煮干しそば」の2軸で、どちらもスープに阿波尾鶏を使っているという。ライス、レア叉焼丼といった飯モノも用意しており、一杯引っ掛けることも出来る。鶏と煮干、究極の二択。今回は券売機最上段の「鶏塩そば」を、チャーシュー3枚、海苔3枚、味玉の付いた「特製」でオーダーすることに。
ハンドブレンダーで表面を泡立てたスープは、先述の通り阿波尾鶏を使った鶏白湯。サラサラとした飲み口で、嫌な臭みや脂っぽさは皆無だ。生姜も仄かに香りスッキリと、それでいて旨み十分に仕上がっている。そこに合わせるのは、全粒粉入りでパツっとした歯ざわりの中細ストレート麺。言わずもがな、王道の組み合わせだ。
レアな仕上がりのチャーシューは味付け控え目で、厚切りで肉の旨みをしっかり感じられる逸品だ。ほか、ゼラチン状の黄身がトロリと溶け出す味玉、海苔、三つ葉、刻みネギ、糸唐辛子が乗る。店員さんにお願いすると柚子胡椒が頂けるので、お好きな方は是非。金町北口にまた一つ良店が誕生した。次は煮干しそばを啜りに来よう。
<店舗データ>
【店名】 麺屋 綴(つづり)
【住所】 東京都葛飾区東金町1-13-11
【最寄】 JR常磐緩行線「金町駅」北口徒歩4分