都立の推薦入試の新しい選抜方法として
「集団討論」という方法が組み込まれましたが
どのようなスタイルで、どのように評価されるのか
各高校によって違いがあるので
詳細の発表はまだされていません。
審査員が司会進行を務める
もしくは生徒たちだけで討論する
などはわかっています。
どんなスタイルになるにせよ、推薦入試を考えていらっしゃる親御様にとって
これは大きな問題です。
一番大きな問題は「議題が何になるか」ではないでしょうか?
全く自分がノーマークだったお題を出されてしまったら
討論に参加し、活発な意見交換など出来ません。
「環境破壊」「人災」「自然災害」「人権問題」など深く考えた事がなければ
黙っているしかなくなってしまいますよね・・
そしてさらに、自分の意見を言葉で伝える事の難しさです。
今の子どもたちは「会話」ではなく「単語」で意志疎通を成立させている節があります。
ただでさえ正式な場所で正しく会話する機会など滅多にありませんね。
*学校の先生とでも「会話」することはあっても、論理的に討論や議論をする機会は
ほぼありません。
一つの事を深く考え、そこから自分の意見や考えを正しく伝え、また相手の意見を
正しく読み取っているかなどは、普段の生活にはあまりなじみのない生徒さんが多いのでは
ないでしょうか。
推薦入試に出される「作文や小論文」のお題ですが
過去に出されたお題を見ているとやはり「傾向」が見えてきます。
なのでそちらは早い段階からの対策があり、準備もできますが
今回のそれは「過去」がありませんから、志望校から発表される情報に注目しておきたいですね。
現段階で推薦入試を考えていない場合でも、時間の経過とともに受ける可能性が出てくる事が
よくありますから、他人事と捉えず、準備をして頂きたいと思っています。
当教室では、これから模擬討論会を実施していきます。
これは受験生と現2年生で行います。
スタイルやお題をその都度変えて、正しい言葉使いや意見交換の練習をして行きます。
参加ご希望の方はぜひお問い合わせください。お待ちしています。