平安時代のその昔、九条家の山荘であったそうな由緒ある、かの地に住んで半世紀近く。
育った故郷よりもこちらの方がずっと長い・・・
円明教寺の門をくぐると薬師如来の額が掲げられた堂がある。
平安時代と鎌倉時代に作られたと言われる薬師如来像と地蔵菩薩像、
ここを右に下がるとお茶や池があり、栄華を極めたころの山荘の池であったと聞く。
天王山から湧き流れ出す水脈は町内にある大池など今では農業用水としての大事な水源。
ここでは夕刻の日差しを浴びて遊ぶ鴨の姿も見ることが出来る。
自分が住む町を大好きでいられることは、とても幸せなことだと思う。