正義まで転がしている四畳半 あきオジ

密室で暮らしている若者が多いと聞きます。
最近の老人もそうなのでしょうかね。

鏡見るそれもありて春深し あきオジ

思考の左右対称形を意識します。
反対側も裏側の正義なのですね。

芥子畑日傘がゆれる日曜日 あきオジ

今週が見頃治めでしょうかね。

矢車草いわさきちひろの色になり あきオジ

初夏の風慰め上手の通り抜け あきオジ

手紙読む喫茶店のドアが明き あきオジ

老いてくると
諦めることに寛大になりますね。

まあいいかどうにもならない雨模様 あきオジ

梅雨いりを気にして周囲見渡せり あきオジ

俳句にいくらたっても馴染めません。
相性が悪いのか
言葉が多い
言い訳の多い私には馴染めない形式なのでしょうかね。

まあ、いいか。
続けていればどこかで何かを見えるのかもしれません。

猛暑なり生きてりゃいいさそうなのさ あきオジ

雨の日は赤いバラの杖選び あきオジ