あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

新年になれど愚は愚のまま愚に戻る  あきオジ

2009-12-31 18:19:11 | 日記
正月はよくよく考えると
借金を抱えた人がやりくりできた。
どうやら対処できた。
そして、無事新しい年を迎えられた。

だから、「おめでとうございます。」

そう思うしかない。
ということは借金はないけど、金もない私のようなものには
新年明けましておめでとうございますという意味合いが分からに。

「大晦日ですべてをちゃらにしよう」という禊の思想なのでしょうね。

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青梅の駅構内に飾ってあった
映画の宣伝看板
「鉄道員」の高倉健です。
さすがプロですね。
見ただけで分かる。

でも、青梅市内に展示してある板看板
かなり素人っぽい
うまいとはいえない。
そんなものもあるのです。

高倉健の演じた「鉄道員」
「いいおじさん」に納まった。
浅田次郎の世界
それもいいかな

そんな映画でした。

私は「駅」が好きです。
高倉健がいいというより
「いしだあゆみ」との眼でのやりとり
冒頭の数分だけしか出ていないのに素晴らしい。

そして倍賞千恵子と居酒屋でのやりとりがいい。
女優を際立たせるという意味で素晴らしい。

この二人の女優の演技をみたくて
DVDを買ってしまいました。

あれこれ思い出していました。


風花の舞うシャッター街に人もなし  あきオジ

2009-12-31 17:57:25 | 日記
青梅の店先に飾ってあった
「黒柳徹子」
いいですね。

似ているかどうかではなく
その人を描いている。
妙に笑えますね。

戯画するのは洒落っ気があり
頭が柔らかくないとできませんね。

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全国あちこちに転勤しました。
「ローマの休日」のアン王女の公式挨拶ではありませんが
「それぞれの土地にそれぞれのよさがありました。」
でも、地方都市の中には、若い人が都市に流れてしまい
残っているのは年寄りだけ
日曜日にも人が少なく
シャッター街そのものだった。
そんな感想もあります。

定住の場所が東京
東京に住み、学生が溢れていることを知ったとき
東北のあの町の若い人がここにいる。
四国の若い人がここで働いている。
そんなことを目のあたりしましたね。

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地方には土臭いけれど
自分の血が通うことができるものがあるのですね。

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のどけしや雷門のぬれせんべい  あきオジ

2009-12-31 17:37:36 | 日記
青梅で見つけた狸
別アングルの写真を数日前アップしました。
お気に入りなのです。
陶器の質感がいいですね。

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去年はお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

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「ちあきなおみ」特集放映していました。
先日放映されたものを再放送です。

先日も感動しましたが

今回も夢中で聞いていました。
すごい歌手ですね。

ファドのような歌唱で歌ったり
シャンソン風
そしてジャズのフィーリングでかつての名曲を聴かせる。
このような古典的名曲を自分のスタイルで歌うのが
はやっていますね。
徳永英明、高梁真梨子などが歌っていますし
自分は、好きですが
でも、はやり、ちあきなおみでしょう。

「美の再構成」ミメーシス理論とでもいうのでしょうか
そんな概念がありますが
まさに、名曲を独自の感性で組み替えているのですね。
誰かがアドバイスしているのでしょうか
選曲がすごいですね。
「黄昏のビギン」
「港が見える丘」
「朝日のあたる家」

まさにそれですね。

圧倒的な歌唱力
すごい。
自分の世界に引き込む力もありますし
発生も歌い回しも独自ですね。

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いい大晦日でした。
年越し蕎麦を食べて寝るだけです。


ありがとう三本杉の注連飾り   あきオジ

2009-12-31 05:37:24 | 日記
奥多摩の駅前の神社に三本杉と称する木がありました。

根もとは一本なのですが
途中から三本に別れており
堂々とした木に育っているのですね。

東京都で一番背の高い杉だとか

正月に備え、氏子さんが
例の如く例のように
準備していました。

「当たり前を当たり前に続ける」ありがたさがそこにありますね。
ちょっと羨ましい。
その町と共に生きてきた。
そんな愛着が今の私にはありません。

気楽ですが「根っこ」がありませんね。

それでいいそれでいいのだおらが春  あきオジ

2009-12-31 05:18:17 | 日記
奥多摩の町を歩いているときに見つけました。

本当に「あけましておめでとうございます」
そんな感じですね。

奥多摩と言う名ではありますが
けっこう商店街もあり、銀行もあり
堂々とした町でした。
奥まった町は行き止まりの文化があり
けっこう豊かなのですね。
奥行きが深いなら楽しみましょう。

とりあえずは雪の日
鉄橋を渡る電車の写真を撮りたいですね。

今日は大晦日

することも思いつかず
どうしようかと思っています。

結局のところ、家で年越しそばを食べて早く寝て
早朝の静かなテレビを見ましょうか?

最近、「こんな素敵なニッポンが」「ふるさと発」
というNHKの番組が特集されて放映されました。
どれも内容もよく楽しみました。それがなによりでした。

大晦日の特別番組というのを見たことがありません。
その時間、寝ています。



人生は「さよなら」と言えずりんご食う  あきオジ

2009-12-30 21:40:38 | 日記
赤塚不二雄のモザイク

青梅の舗道に埋め込まれています。
明るく楽しい表情なのですが
踏まれて泣いている。

そのようにも見えます。
でも、その見方も「受け狙い」のもっともらしさだけ。

ひとは自分の見方に強引に対象物をひっぱりこむのですね。
外国のニュース番組で高官がコメントする場面を見ていると

まさにその通りですね。
すべては相対的で確かなもの、見方、論理など存在しない。
そこで思考が停止しているのですね。


はたはたと蕎麦屋の暖簾に冬の風   あきオジ

2009-12-30 21:31:27 | 日記
青梅のお気に入りの場所です。
表通りから角を曲がるとそこは坂道になっています。
そこにかつては大きな料亭であったような店があります。

かなり大きな料亭で外灯も堂々としています。
でも、今は店は閉じられたままです。
「とんかつ」の表示もありますが

零落してしまうとどのようなことをしても裏目になるものなのですね。
今は、その家に住んでいる人がいるかどうかも分かりません。
でも、その場所だけは独特の雰囲気を放っています。

懐かしさを感じる場所には後継者の問題がいつも裏にあるのです。
そして、途絶えるのですね。

人のつながりは点線であり鎖状ではないのですね。


寒風が注連縄飾り揺らす夜     あきオジ

2009-12-30 16:05:20 | 日記
青梅で見つけた縁起物
デザインもおしゃれですね。
でも、どう考えても猫
猫も寅も同じようなものか
まあ、いいか・・・。

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奥多摩の町でも
青梅の町でも
鳶職らしいおじさんが小屋を作り
注連縄を売っていました。

裸電球がきらきらして
そこだけ世界が違うような色彩の世界なのですね。

このような季節行事の中に自分の血と言うか
日本人の根源的な汎神論的世界が見えるのですね。

ちょっとこだわわって行事も追いたいですね。
この年になって人生に対する諦めが深くなってきた分
知らなかったことに対する憧れや
驚きがましてきました。

人間って不思議ですね。



帰ろうかあれこれ迷うあと二日  あきオジ

2009-12-30 15:58:55 | 日記
青梅のショーウンドウで見つけた飾りです。
面白い。
この手の置きものは誰かに似ているものです。

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今日はすることもなく
気分も今いち!

そんなことで奥多摩湖へ出かけました。
御嶽の橋の写真を撮るつもりだったのですが
バッグにあった万葉集に夢中になり

降りるタイミングを逸した。
それだけのことです。

奥多摩湖で何枚かの写真を撮り
青梅の蕎麦屋で昼食をするために
下車しました。

そのついでに撮った写真ですが
色合いが自分の好みなので
アップしました。

明日は大晦日
正月分の小づかいを準備して
準備完了。

もちろん、自分だけのことです。

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駅に降りたら
帰省する様子の家族連れは少なかったですね。
もう帰る人は出発してしまったのでしょうか。
八高線も青梅線もがらがらでした。

それにしても、このようなときには登山する人
カメラぶら下げている人
家にいられない事情でもあるのでしょうか。
私のばあいは「そうです。」
掃除の邪魔なのです。

だみ声で注文受ける飾り売り  あきオジ

2009-12-29 19:26:58 | 日記
これは浅草雷門脇で商売している兄さん。

ちょっと胡散臭いけれど
売れればいいのかな。

きっと、ここにも縄張りとか組とか
挨拶とか、

戦前の名残が生きているのでしょうね。
その古臭さに憧れをもっている人も多いでしょうね。

その駆け引きの中で
残るものは残り、消えるものは静かに忘れさられるのですね。