あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

とりあえずこの冬越えるそれでいい  あきオジ

2011-10-31 05:51:19 | 日記
シオサイトのビルです。
絵柄として面白いですが、それまでですね。
やはり、人間の営みが見える風景が安心できますね。
それにしても、あのようなところは仕事場というだけでたくさんですね。

・・・・・・

海近き駅にて芒光れり  放哉

古き神祭る島の女等  放哉

鉄砲光つて居る深雪  放哉

・・・・・・・

鍵開ける暮らしになれて豆腐食う  あきオジ

仕事ある朝の気合も白くなり  あきオジ

2011-10-31 05:30:37 | 日記
シオサイトです。
人間の匂いがないと落ち着かないのが巨大ビルですね。
でも、いつか、それもなくなってしまいますね。
まあ、いいか。

・・・・・・・

俳句が暇つぶしになるか。素人にはそのレベルなのです。
今のところ、まあまあです。
私の場合、師匠にもつかず、勉強会にも参加せず、投稿もしない。
それが性分にあっているようです。

今のところ、ほめられる機会もありませんから、どのようなものなのか見当もつきませんが
まあ、いいか。

・・・・・・

立小便する気も失せる冬木立  風天

くう気も無いのに箸つけてみる幇間  風天

ほうかごピアノ五月の風  風天

・・・・・

盲導犬クイールの生涯を描いた「クイール」を見て泣いていました。

紅葉狩りそれも聞こえる談話室  あきオジ

2011-10-31 05:15:33 | 日記
シオサイトです。

・・・・・・

80歳まで生きるとした時、10年以上続けられる趣味が必要だと思ったのですが、何となく、それなりのところに納まりそうですね。
一茶だって死ぬまでに2万句を作っている。内容をあれこれいわなければ、量だけはできそうな気もする。

・・・・・・

啄木鳥や行者の道の岩伝ひ  碧梧桐

枯れる百日紅の青空の仰がるる  碧梧桐

風が鳴る梁の雪明りする  碧梧桐

(子規以降の俳句の牽引車であった虚子と碧梧桐は著名ですが、句を読むのは初めてでした。そこで本屋で岩波文庫「碧梧桐俳句集」を手に入れて挑戦します。)

・・・・・・

碧梧桐の印象は「危うさがない」ということでしょうか。私はバランスが悪いけど面白い。そんな句が好きなのです。常識が見える句は「間に合っているのです。}


今日からは秋とするか古時計  あきオジ

2011-10-30 19:07:22 | 日記
昭和の名残ですかね。

・・・・・・

戦後のいい時代を生きたと思いますが、いい俳句にであったという感じがありませんね。それほど熱心でもなければ関心が無くても困ることはありませんでしたからね。興味ない人には、どうよさを説明されても響かないものです。

・・・・・・

火も置かず独居の人と夜長かな  碧梧桐

一宿して雨晴るる山ひやひやと  碧梧桐

十日路の海渡り来ぬ梨の味  碧梧桐

(虚子と碧梧桐が子規の後継者とか、そうでないとか。いずれにしても、日本的な文化ですね。でも、俳句は芸事以外の何物でもない文芸になってしまったということなのでしょうか。それに便乗させていただいております。)

・・・・・

老眼鏡かけて秋刀魚を探しけり  あきオジ

・・・・・

甘酒を呑んでみるかと誘いあい  あきオジ

2011-10-30 18:59:41 | 日記
神田明神の甘酒屋です。

・・・・・・

それぞれの人生の順番に生きているのですね。不思議ですね。

・・・・・・

秋の雲ただむらむらと別れかな  夏目漱石

御立ちやるか御立ちやれ新酒菊の花  夏目漱石

この夕野分に向かいわかれけり  夏目漱石

・・・・・

夕焼けに負けぬ二人の逞しき  あきオジ

・・・・・・



とき刻むそれだけしている古時計  あきオジ

2011-10-30 05:30:11 | 日記
神田明神したの甘酒屋です。
この甘酒屋で飲んだのですが
甘酒程度で帰りの電車で居眠りでした。

・・・・・・・

児に草履をはかせ秋空に放つ  放哉

落葉拾うて棄てて別れたきり  放哉

水車まわつて山路にかかる  放哉

・・・・・・・

思い出は買うものですね。
最近、そんなことを思います。

ストレス解消
いらいら
それも金で解決するなら安いもの

・・・・・・

輝ける紅葉にあってさようなら  あきオジ

・・・・・・


無一物語る禅師の緞子かな  あきオジ

2011-10-30 05:23:22 | 日記
神田明神で結婚式に遭遇しました。
明るい出来事でした。
もう白無垢とか角隠しの意味などどこかに飛んでしまっていますね。
それでいいのかもしれません。
こんなに新しいことが生まれているのですから。

・・・・・・

おし黙り風の音だけ夜なべかな  風天

新聞紙通して秋刀魚のうねりかな  風天

花道に降る春雨や音もなく  風天

・・・・・・

立ちされど香り残れる禅の寺  あきオジ

・・・・・



地図読みもできずここまでたどり着き  あきオジ

2011-10-30 05:13:55 | 日記
新橋駅前です。
御寿司を食べにきました。
安くてうまい。
それだけのことを楽しむために新橋まできました。
思えば新橋は築地と至近距離なのですね。

・・・・・・

行き暮れてなんとこころの水のうまさは  山頭火

あるけばかつこういそげばかつこう  山頭火

草にすわり飯ばかり飯  山頭火

(説明を排除して俳句を作るのは難しいでしょうね。現代に生きてきた人は誰もが説明が身についているし、いいわけが先に来るような日々なのですね。)

・・・・・・・

禅語る人の背にも秋の風  あきオジ

人作るビルに人なき日曜日  あきオジ

2011-10-29 20:09:01 | 日記
新橋駅前のシオドメ
人がいないビルの不気味さ
そして、居たとしても人口の巣穴の居心地の悪さ

ストレスを自己増殖しているような風景ですね。

・・・・・・

三十歳満つるいのちが湯をはじく  時実新子

野良犬の目となり愛を乞う日あり  時実新子

雄であるだけの男と見ている沖  時実新子

・・・・・・

発情期忘れてしまうか秋のビル  あきオジ

・・・・・

花嫁は笑い止まらぬ秋模様   あきオジ

2011-10-29 19:58:20 | 日記
神田明神での結婚式
それもありかな?

・・・・・・

神田の古書市に出かけました。
ゆっくり確かめる余裕がありませんでした。
やはり、探しものはばたばたしないほうがいいですね。
先日の八王子の古書店で欲しい本が手に入ったし
家の前のブックオフが便利なので当分は間に合いそうです。

・・・・・

水温む土工のひげの白さかな  風天

背高き芒水泳ぎ行く  風天

流れ星ひとり指差さし静かなり  風天

・・・・・・・

古書市に群れる人にも芒あり  あきオジ

・・・・・