食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

ひなげし

2010-09-16 06:20:51 | 日記
 雨が強くベランダをたたく音で目覚める。


 窓を開けると夜気の残りが部屋に流れ込み、空気が一瞬にして変わった。


  朝の5時、、、、、


  黒々と濡れた舗道に街灯の光が白く映っている。


 秋の息づかいが聞こえてくるようである。


  季節になれば、暑さ、寒さ、は和らぎ、花は咲き、そしてかれる。


 そんな思いをめぐらせる時、僕は四季のある風土に生まれ育ったことを幸せに感じる。


 ちいさな花ひとつが開花したのを見つけても、力が沸いてくる。


 自然の美しい変容は、そこに暮らす人々の情緒を豊かにしていくと思う。


 季節のゆたかさは、かけがえのないものである。


 そう、、、、、


 ひなげしは、確か、今の時期に種を蒔くと、来年の5、6月頃に開花する花だった気がする。


 秋の夜長に、この花が別名、虞美人草と呼ばれる所以を調べられるのも面白いと思う。