先日、遥か昔、祖父( 父方の )が戦地から目黒の家族に出した手紙を読ませてもらった。
子供宛の平易な文章であるが、落ち着いていて、品の良さを感じとれた。
時間が降り積もり、しみや埃を織り込んだ小さな手紙からは、会ったことのない祖父の、飾り気のない優しい性格が伝わってきた。
、、、、、、、、、、、、、、
外国を旅行してよく目につくのは、若い女性がカフェの椅子に座って、ひとり静かに手紙を読んだり、ときおり宙をみつめるようにしながら黙々と手紙を書いている姿だ。
手紙を書くという、いささか古めかしい行為が、自国の歴史をたたえた街に何の違和感もなく、しっくりと溶け込んでいるのである。
羨ましい、素敵だな、という純粋な感情は、相手を尊敬し、自分もそうありたいと思う向上心を生む。
国際化というのは、案外、今ではもう我々が失ってしまったかにみえる、手紙を書くという古い習慣を取り戻すことにあるのかもしれないな、と感じる時がある。
子供宛の平易な文章であるが、落ち着いていて、品の良さを感じとれた。
時間が降り積もり、しみや埃を織り込んだ小さな手紙からは、会ったことのない祖父の、飾り気のない優しい性格が伝わってきた。
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外国を旅行してよく目につくのは、若い女性がカフェの椅子に座って、ひとり静かに手紙を読んだり、ときおり宙をみつめるようにしながら黙々と手紙を書いている姿だ。
手紙を書くという、いささか古めかしい行為が、自国の歴史をたたえた街に何の違和感もなく、しっくりと溶け込んでいるのである。
羨ましい、素敵だな、という純粋な感情は、相手を尊敬し、自分もそうありたいと思う向上心を生む。
国際化というのは、案外、今ではもう我々が失ってしまったかにみえる、手紙を書くという古い習慣を取り戻すことにあるのかもしれないな、と感じる時がある。