食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

総務大臣

2010-09-20 05:37:13 | 日記
 管内閣が発足した。


 反小沢閣僚人事に対する揶揄報道にはいささか飽食気味の感があるが、そんなことは正直どうでもよいことである。


 そんな中、、、、、


 総務大臣に、片山善博氏が就かれたことは、地域主権改革を金看板の柱とする民主党政権の、改革への本気度を推し量る上で、まずは合格点をあげてよいと思う。


 片山氏は、筋金入りの地域主権改革論者である。


 以前、軽油取引税の使い道を総務省( 国 )が地方自治体に指示、要請したことに対する、氏の痛烈な民主党政権批判論文を紙面上で拝見したことがある。


また、、、、、


 医療保険制度に関しての氏の持論「 共済組合保険をなくし、その加入者を国民健康保険内に組み込んでしまう 」には、全くをもって同感する。

 財資豊かな共済組合保険( 主に公務員が加入している保険 )と、風前の灯火といわれている国保( ここで言う国保は、無職の人や高齢者で構成されている市町村国保のこと、語弊があるが、低く見下されている )を一つの枠組みにすることは、社会保障の原点である相互扶助の精神の理念と方向に合致する。


 さらに、公務員が、共済組合加入者というつまらないプライドを捨て、市町村国保に入ることで、地域の為に地域住民と一緒になって働くという自覚が生まれるかもしれない。


 そして、公務員専用の健康保険制度を取り払い、住民一般の保険に組み込むことは、公務員改革、地方分権改革への大きな一歩に成りえると感じる。


 片山氏には、閣内、党内の押し寄せに臆することなく、改革の精彩を放っていただきたい。