食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

パレスチナ

2010-09-27 05:23:08 | 日記
 イスラエル人( = ヘブライ人、= ユダヤ人 )は紀元前1500年頃にパレスチナに定住していた。


 その一部はエジプトに移住するが、人種差別、圧政に耐えかね、逃れるために、モーゼに率いられ、エジプトを脱出し( 海が割れるシーンで有名な十戒 )、再びパレスチナへ戻った。


 その後、イスラエル人はヘブライ王国を建設し、ダビデ王、ソロモン王、の時代に最盛期を迎える。


 ソロモン王が亡くなると、ヘブライ王国は、イスラエルとユダに分裂する。


 イスラエルはアッシリアに征服され、ユダは新バビロニアに滅ぼされる。


 王や住民は新バビロニアの首都バビロン( バベルの塔で有名 )に強制的に連れて行かれる。これが有名なバビロン捕囚。。。。。


 新バビロニアが、ペルシア( 今のイラク辺りを中心とした巨大国家 )に滅ぼされ、イスラエル人は解放される。


 しかし、その後、彼らは統一国家を持つことなく世界中に離散してしまう。


 ユダヤ人迫害、ユダヤ人大虐殺、等、民族の悲劇が繰り返され、第二次世界大戦後、世界中に散らばっていたユダヤ人は、集められ、歴史の原点であるパレスチナに、イスラエルという国が作られた。


 けど、そこにはすでに、中東のイスラム教を信仰するパレスチナ人が住んでいたのだ。


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 先般開催された、国連総会で、オバマ大統領は「 イスラエルは歴史的にユダヤ人の祖国 」と述べ、中東和平の追求を強調しつつも、米国の伝統的なイスラエル擁護姿勢は崩さなかった。


 旧約聖書にまで遡る記憶の重い歪みを修正していくことは、荊棘の極みである。


 イスラエル、中東、アメリカ、間の図式を、イスラエル、中東、全世界へと鼓動させ、歴史を進ませていかなければならないと思う。