「 ギムレットには早すぎる 」、これってレイモンド・チャンドラーの、ハードボイルド小説 「 長いお別れ 」の中にでてくる有名なセリフです。 まだ、お別れの言葉はいわないでね、という意味のようですが、自分は読んだことがありませんので、どういうシチュエーション なのかはわかりません。 おそらくこの言葉ほどバーの中を一人歩きしてきた言葉は他にはないでしょう。 ほの暗いバー空間に身を置くと、不思議と居心地がいいのは、きっと人類最古の酒場が「洞窟」だったせいなのかもしれませんね。 ところで、バーとは、もともとアメリカの酒場の前にあった馬をつなぐための横木のことのようです。 現在でも、時々、足元に、カウンターと並行に延びる金属棒が設置されているバーを見かけますが、その棒は、かつての「酒場のシンボル」の名残なのです。 日中、本屋で立ち読みをしておりましたら、「酒場特集」なる雑誌が目に留まりましたので、とりとめもなく書き込んでみました。