休日、久しぶりにだれと会う約束もなく、お酒を飲む予定もないので、トイレの浄化槽用コンプレッサーを新たに交換取り付けした後、100本ほどのDVDから、「追憶」を選んで、観て、しっぽりと泣きました。 本当にいい歳をしてバカですがしょうがありません~苦笑 The way we were はいつ聴いても心にしみこみます。 ご存じない方の為に、40年ほど前、ネスカフェの宣伝で流れていた曲です。 舞台は、マッカーシズム(赤狩り)が吹き荒れていた1950年代のアメリカ。 僕の生まれるずっと前、記憶にない光景に遭遇した余韻がまだ脳裏に残っております。
昨晩は寝つきが悪く、早くから寝床に入ったのにもかかわらず、気づくと日付が変わっておりました。 BSテレビをつけますと、「 70年代、80年代、ディスコ音楽 」が流れていまして、自分、ディスコやらクラブやらとは無縁な男ですから、その場の雰囲気などわからないはずなのに、耳に入り込んでくるリズムに何故か懐かしさを感じておりました。過去に一度、村上富市という社会党の党首が総理大臣になった頃、生まれて初めて新宿コマ劇場の裏にあるディスコへ悪友の斉藤と入りました。その店名が「ゼノン」。暮れの寒い深夜、店内は熱気でムンムンしていましたが、何することもできず、手持無沙汰にフリーフードのカルボナーラを頬張り続けておりました。何の変哲もないカルボナーラ、美味しかったな。卵と粉チーズでとろっとろっのカルボナーラ、イタリア・ローマの郷土料理ですが、本場は生クリームを入れませんよ。 さて、「ゼノン」繋がりで、うんちくを一つ。 ローマ帝国は、西ローマ帝国と東ローマ帝国とに分裂しますが、西ローマ帝国はまもなく滅んでしまいます。東ローマ帝国はおよそ、千年命脈を保ち続けますが、その皇帝、絶大な権力を掌中におさめられる羨ましさとは裏腹に、数々の陰謀や謀反で、その職務をまっとうできた人は少なかったのです。第6代皇帝に「ゼノン」という人がおりました。彼は数々の策謀を切り抜け、皇位をまっとうすることに成功した幸運稀な方でした。そのゼノン、ご臨終の際、当然、棺桶に入れられます。ところが突然、息を吹き返しまして、分厚い闇の中から助けを求め叫びます。しかし、彼、民衆から実に信望の無い皇帝でして、悲しいかな、そのまま無視され葬られてしまったそうです。