先ほど、アスピリン喘息既往の若い女性患者さんが来院されました。NSAIDS は絶対禁忌だと思いますが、ご本人いわく、カロナールも喘息発作は出ないにしろ、下痢等、体調を崩すので飲めないようです。 痛み止めを出せない、ご本人も痛み止めはいっさい飲まずにきているようです。 一家言ありましたらお願いします。
明日(10月31日)から、「深夜食堂 – Tokyo Stories Season 2 」が、Netfix で全世界同時配信されるようです。 その、一話のゲストに、俳優の坂本長利さんが出演されます。御年90歳、と言っても、ご存知の方は、ほとんどいらっしゃらないと思います。 いや、皆無かもしれません。 怪優と呼ばれ、日活ロマンポルノの脇役などで活躍された、いぶし銀の舞台出身俳優です。 そして、何よりも、「土佐源氏」を50年以上一人芝居されていることで、知る人の中では有名です。 この、「土佐源氏」~~ 戦前、ある盲目の老人から、ある民族学者が聞き書きした一代記です。 ズバリ言うと、猥談です。 多くの女性と性愛にふけった記憶を、せきららに老人が語るのですが、ロウソク1本だけの舞台装置で、坂本長利さんが、その老人を演じ続けています。 アメリカ、フランスなど海外でも上演(? たったひとりの語り芝居ですが~)されているようで、通訳なしの中、大絶賛を浴びせられてのこと、エロは世界共通なのでしょうね~笑 掘り下げると、言葉はわからなくとも、すけべ、の根底に張り付いている人間臭さ、生命力のようなものを、雰囲気から感じ取れるのでしょう。 この、「土佐源氏」、機会があったら是非、拝観してみたいものです。 文化庁芸術賞をはじめ幾多の賞に輝いているひとり芝居ですが、チケットをどこで入手できるのかもわかりませんし、口コミだけで上演されているのかもしれません~~💦
昨晩のBS-NHK「世界街歩き」は、スペインのアルメリアでした。 実は、自分、アンダルシア地方にアルメリアという都市があるのを、知りませんでした。 比類なく、美しい白い街の存在に無知だったことを恥ずかしく思う次第です。 スペイン料理の定番に「パエージャ」ってありますよね。 番組では触れていませんでしたが、これは、アンダルシア地方の発祥。さらにさかのぼるとアラブにたどり着きます。 アンダルシア地方は、長らくアラブに征服されていた時期があるからです。スペインが面白いのは、イスラムの時代があったからだと言われますが、能書きは、ここまでにして、パエージャに含まれる黄色いサフランってアラブの特産物じゃありませんか~ そう聞くと、サフランから微妙にアラブの風土が思い浮かびませんでしょうか? アラブ征服時代に食されていたパエージャが、時代を経て、スペイン全土に広がっていったのです。 ところで、サフランは数あるスパイスの中でも、最も高価。 金の価格と同等か、もしくはそれ以上で取引されておりました。クロッカスの花粉からつくられますが、100g のサフランをつくるのに、およそ、1万本のクロッカスが必要のようです。 今も昔も、すべて人の手作業で行われるそうで、膨大な手間と時間を有するスパイスなのです。 サフランの量をごまかして取引した者は、死刑にされたとも言われております。 サフランの話はここまでにして、それぞれの地方にそれぞれの地方の歴史的変遷があり、スペインはもしかしたら世界一面白い国かもしれません。 一度、ゆっくりとスペイン1周旅行に出かけたい気分になりました。