歴史好き歯医者のひとり言~ 先々週久しぶりに、TBS「 世界遺産 」を観ました。ピーターラビットの舞台となったイギリス湖水地方がテーマ。 自分、ピーターラビットは読んだことがなく、湖水地方もわかりませんが、景色にも風習にも色濃く残る古き良き英国の伝統のようなものが、映像を通して伝わってくるのは肌で感じました。 小説「ピーターラビット」が生まれた時代、イギリスは、シャーロックホームズや不思議の国のアリスなども誕生した、世界に冠たる大英帝国の全盛期。 けん引したのは、ビクトリア女王。 パクス・ブリタニカのシンボルです。 現在も、イギリス連邦諸国や旧植民地の、地域、名所、公共建築にはビクトリアの名称が多く残されておりますね。(ビクトリア湖 etc ) コーヒーハウスにその原形を求める政党政治が、自由党と保守党による二大政党制として定着し、イギリス議会政治が安定していたのもこの時代です。 自由党の党首で、首相を4回も務めたグラッドストーンという人がいました。( ビクトリア女王には嫌われておりましたが )彼が85歳の時、新聞記者が元気な秘訣を聞きます。すると、開口一番「天から授かった32本の歯に感謝して、1口、32回噛むようにしている」という返事が返ってきたそうです。