つい先ほど、インレー脱離で来院された患者さんについてです。 54歳男性、当該歯の窩洞壁セメント付着を、ポイントで除去している最中のことです。 「口を開けて仰向けでねていると舌がのどの方におちてくるので苦しいのです」と訴えられました。 舌を観察すると、巨舌症ではなく普通です。「舌を動かせますか?」とお聞きしたら、普通に動かせました。 舌筋に特に問題はないように見受けられます(わかりませんが)。 中肉中背で、首周りの肥大もありません。 正常咬合で顎の大きさも普通です。 口蓋垂、口蓋扁桃も、一般的な所見です。 「お鼻で呼吸されていますか?」の質問に、「100%、鼻で呼吸しています」の返答をいただきました。 常用薬はありません。 「いびきをかいていますか?」の質問に、当然ながら、Yes の返答。 朝起きるとだるいとか、頭が痛いということはないようです。 睡眠時無呼吸症候群の可能性が大のため、耳鼻科への診断を進言しました。 このように慢性的に舌根沈下が起きる症例に初めて出くわしましたので、書き込みました。