同僚の担当している高齢者向けの講座「裁判員制度研修」に補助要員として付き添った。
甲府地方裁判所へ行き、15分ほどのDVDを見たあと簡単なレクチャーとQ&A。
その後、実際の法廷に行き見学をした。
甲府裁判所は今年1月13日に建て替えたばかりで、どこもかしこもきれいだった。
裁判官が法廷で着る黒い服(法衣というらしい)を着せてくれ、裁判官席にも座らせてくれた。
私は被告席にも座ってみた。
裁判所では今年から裁判員制度が開始されることからか、広報活動に熱心で、
土産に3種類のDVD、各種パンフレットをくれた。
今日勉強したこと。
1.裁判員は6人。
2.量刑を決める時に裁判員と裁判官が協議し結論を出すが、
協議しても合意を得られなかった場合は、多数決で結論を出す。
ただし、被告人に不利な意見が多数を占めても、その中に裁判官が1人
でも含まれないといけない。
つまり、多数決といっても、裁判官3人対裁判員6人では裁判官の勝ちになる。
言い換えれば、被告人を有罪とするには裁判官が少なくとも1人は必要。
逆に被告人を無罪とするには裁判員のみの判断でOK。
3.裁判官は法廷で法衣を着用するが、この法衣の色は黒色。
なぜ黒か? 黒色は他の色に染まらない色だから。
裁判が他のものに染まらずに行割れることの象徴。
私に裁判員に選定されたら、是非参加したいものだ。