きょうは社会福祉協議会のお誘いで、長野県茅野市の視察研修に出かけた。
参加者は社協の理事さん方、各地区民生委員、ボランティア活動の実践者などの約50名。
付き添いの社協職員を含めると約60名ほどが、バス2台に分乗して出かけた。
茅野市は「パートナーシップのまちづくり」を実践し、成功を収めているとのことで、1月には前茅野市長、2月には社協担当と市職員の講演があり、今回はそれらの講演を受け、「実際に見てみよう!」との企画だ。
まずは市民会館を見た。
JR茅野駅と直結した施設で、2つのホール、美術館、図書室などを含んだ建物。
ガラスが多様された大きな施設だ。
真新しいので、できて間もないのかと思ったが、出来てからもう8年経過しているとのことだった。
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この写真は茅野駅に向かうスロープを撮影したのだが、左側の白いブースは個室トイレ。
トイレのコーナーの先左側には図書室がある。
市民会館の後は駅を挟んで反対側にある駅ビルのなかの子供向け施設を視察した。
私はここがとても気に入った。
0才~3才の子供連れの親子の利用できる施設で、「屋根つきの公園」がコンセプトだそうだ。
どの施設も建設や設計以前の段階から市民の代表がどういう施設がほしいかを協議し、コンセプトを煮詰め、使用ルールも市民が協議して決めたとのことだ。
ここで、1組の親子連れと言葉を交わしたのだが、1才になるという子の男の子の名前がなんと!「こうた君」だそうだ。「実は私の孫も同じ名前です」と話し込んでしまった。
これらの施設は、やはり優れた市長の発想なくしては実現しなかったと思う。
説明してくれた市の職員も、日頃目にし、接している我が笛吹市の職員とは雰囲気、市民への接し方が違う。
今日説明してくれた職員の一人が「私たち(市職員)は利用者(市民)の黒子だ」と話していたが、その思いが行き届いている印象を受けた。
我が笛吹市もこんな風になればいいなあと強く感じた。