先日「小さいおうち」で直木賞を取った中島京子さん
その前からちょくちょく読んでたんだけど、「桐畑家の縁談」これなかなかよかったよ。
おくてな妹にある日突然国際結婚をすることを告げられた姉の物語。娘の国際結婚に戸惑う両親も巻き込んだ、迷走姉妹のユーモラスでちょっとビターな物語。
まずねえ、一番気に入ったのが「章」の名前が料理の名前か食材名なの。これがぐぐっと来ましたねえ。そしてその名前に関して色んな文献や知識を絡めてる。それがおもしろい。
もちろん小説自体も姉妹の葛藤や就活やら婚活を交えて進む。でも一番大きいテーマはあらゆる意味での「異文化」それは外国とのだけでなくて、日本人同士でも家族・友人にもある「異文化」
そういうものをどう消化して折り合いをつけて理解をしていく気持ちが大切ってこと。
だんだん心が硬化していく私(年齢のせい)も考えさせられる。
その中島京子さんの「FUTON」
これは名前だけは知っている「田山花袋」の「蒲団」をモチーフにした作品。田山花袋の蒲団は日本文学史年表で名前とあらすじは簡単に知ってる。
女弟子に去られた作家=田山花袋がその女弟子が使ってた蒲団に顔をうずめて泣く作品。蒲団に残ってた女弟子の残り香を嗅ぐの。でも別に深い間柄だけじゃないんだけどね。
その「蒲団」の研究と書き直しをするアメリカ人教授とその愛人日系女子大生、そしてその曽祖父の戦後史と現在がこの小説。
とにかく今の恋愛感と性の概念のあまりにも違う明治時代。なんか「蒲団」のほうは、一々めんどくさいというか(まあ現代人の感想)だるい。でも曽祖父の戦後史はせつなくて悲しくて生きることの辛さと困難さに泣いてしまう。
でもやっぱり人の気持ちってツールやモラルは変わっても最後の最後、一番コアなところは普遍なんだなって思う。
我が家のキッチンはかなり暑い。西日も差すし。勝手口にすだれをたらしたらいいのだけど、ドアノブがあるから無理。で、ドアの上下にすだれ取り付けをパパがしてくれました。
冬は取り外せるようにちゃんと木材でセッティング。熱中症寸前でがんばってくれました。しかしアルミのドアに穴を開けるのにすごい音で、爆撃かと思ったよ。でも戦争はそんなもんじゃないから、やっぱり戦争はダメと思いました。←すみません、しょうもない小さい人間で。
冷汁あちこちのブログで見かけてずっと作りたいと思ってたの。やっと作りました。すんごいおいしい。冷やして熱いご飯にかけて食べるの。鯵の干物を焼いて身をほぐすのが面倒なんで、今度は鯵の焼いたやつの缶詰を買うわ。
でもパパ的にはいまいちらしい。とにかく変わったものを食べるのが苦手だから。
図書館で借りてあまりにもいいレシピ本だったので、アマゾンで即購入ベターホームの先生たちの家庭に伝わるお惣菜。簡単にどこにでもある材料で出来るのがいい。和食が多いのもいいんだなあそして冷蔵庫でどれくらい保存できるかもちゃんと載ってるの。なつかしいお味や郷土料理をアレンジしたレシピもね。
さっきの冷汁もこちらのレシピで作りました。
暑さのせいなのか年齢のせいなのか、今年の夏休みの仕事はしんどい。まだ始まって3日なのに昨日はほんまにしんどかった週に三日でもこんなにしんどいんだから、フルタイムで働いてる人はどんなに大変かと・・・
パパがいるから家事もあんまりしなくてもいいのに、これだもんね。
昨日家に帰ったらおネギをちゃんと切ってくれてて感謝
その時は「ああこの人と結婚してよかった」と思ったけど、数分後にスカタンなこと抜かしたから、結婚を激しく後悔しました。
この繰り返しが結婚生活?