「行かなあかん」と思いつつ伸び伸びになってた細見美術館の「デミタスカップ」展。
変なお天気もおさまり、寒いような涼しいような日に京都へお出かけ~
初めは冷房の入ってなかった電車は途中から冷房、入ったらマジ寒い。
レッグウオーマーして、ひざかけして、カーディガン着てる私。
まずは、細見美術館へ。
この「デミタスカップ」展は、以前にテレビで紹介されてて岐阜でやってた。岐阜でも行きにくいところやし、京都の細見に来るから待ってました。
まさに小さくて可愛いカップのオンパレード。
カップの高さは7センチ以下、可愛い。そしてきれい。
こんなところにまで、装飾が施されてるの?使うのもったいない、眺めてるだけで十分、あちこちで「きゃあ、可愛い」と歓声が上がる。
男性客はゼロ。おばさんばっかし。(これが又難儀なのよ。2人くらいで来てはる・ほんまに鑑賞目的やったらええねんけど。4~5人のグループで来てはるのが多くて、全然関係ない話を大声でやってる。マジうるさい。静かに鑑賞してくださいて日本語で書いてあるやろ!と言いたい。)
空いてるところところを狙って移動する私。うっとり~
マイセン、セーブル、ミントンなどヨーロッパの作品が主だけど、日本の磁器や漆のものもあります。
私が気に入ったのは、「チョコレートを運ぶ少女」を描いたもの、じゃがいもを模したカップ(こちらはちゃんとじゃがいもの芽が出てるところまで表現)、桃の形をしたもの(色が淡くてほんまに桃みたい)
作品リストがないのが残念・・・
図録は重いし買わないのだけど。
本当に宝石のようなきらめきでした。
次は徒歩で行ける国立近代の「ホイッスラー展」へ。
ホイッスラーはアメリカ生まれでイギリスへ渡り、浮世絵をはじめとした日本の芸術作品に大いに影響を受けている。(らしい。知らんかったからね。)
私が特に気に入ったのは、この三点。
左端の少女のはエッチングで。実は私こういう服装が好きなのです。
カーディガンと白い丸襟のブラウス、チェックなどのプリーツスカート、ハイソックス。
ついでにチケット入れまで買ってしまった。
真ん中のは、歌川広重に影響を受けた作品。風景画だけど、色と構図のアレンジメントを目指してるらしい。題名は「青と金色のノクターン」
そのマグネットがないので、影響を受けた歌川広重のを購入。
少女の絵は、「ライム・リジスの小さなバラ」。可愛い女の子でしょう。
パンフレットに載ってる「白のシンフォニー」もきれいだったわ。
持ってるうちわや暖炉?の上の花瓶は日本のものでしょうね。
私はこの白のドレスに目が釘付け。こんなん着てピアノの発表会出たい。(ええ加減にせえよ)
ホイッスラーの空の青が好き。色んな青。
私は青系が好き。冬も夏もお出かけ用のカーディガンは、水色や鮮やかな青。
今回の展覧会で何より良かったのは、音声ガイド。ナレーションはリリー・フランキーでちょっとぼそっとした抜けたような語り口もいいのだけど。作品によっては、音楽がバッグに流れてるの。
題名に曲名がついていたりするからね。
ショパンやバッハのバラードや夜想曲。
友達に教えてあげたら早速夫婦で行ってガイド借りたらしいよ。
(この夫婦、数年来漱石にはまっててカーライルの肖像画に大感激)
私も久しぶりに読んでみようか?漱石。
お向かいの京都市美術館。
美術館内のカフェでは、ホイッスラー展限定メニューが。前菜おいしかった。イチジクが入ってたよ。
サーモンと生パスタの何とか。レモン絞ってくださいて言われたけど、熱いし中につかってるし、どないして絞ったらよろしおまんねん?と言いたい。
ホイッスラーとパパバブレのコラボキャンディ。
まあ言うたら、金太郎飴ですな。
この後、京都駅まで出てユザワヤで買い物。あまりの商品の多さに逆上→しんどい。割引クーポン券忘れるし。
息子がいつも「マカロン食べたい」言うから伊勢丹寄ってマカロン買おうか思ったけど、そんな気力はナッシング。
成城石井で、ロールケーキを。もう限界~
キーウイ彩色待ち。
息子、みかんを「柿の種」と抜かす。確かに透明粘土ちゃうからね。
メロンパンは、粘土の選定を間違えたような。もっとパサっと感が欲しい。チョコの上の刻みアーモンドは、しんどかったわあ。
いずれストラップか何かに加工予定。
久しぶりの美術館、良かったわあ。
この日は平日で、人も少なくゆっくり鑑賞できた。コレクション展もすごい作品がたくさん出てたし。藤田嗣治も出てた。おでこの広い子供の絵が好き。
「青と緑の部屋」=ピーコックルームでは誰もいなくて、一人のんびりぼんやり座ることが出来たし。
いつまでも非日常に浸っていたい。
さあ、次はどんな非日常を体験できるでしょうか?
(どんだけ、毎日の生活が辛いねん?)