以前からとても行きたかった直島・豊島・犬島の現代アートをめぐるツアー。
一人参加だと5千円アップするけど、思い切ってツアーに紛れ込んだ私。
(一人参加の人は私入れて5人)
新幹線で岡山~宇野~そこから船で各島を回り宿泊は小豆島。
この日のためにしんどい夏講も耐えた私です。
まずは直島の地中美術館。
直島だとベネッセミュージアムが有名なんだけど、あそこが入ってなかったのが残念かな。
この美術館は、安藤忠雄建築でほぼ地中に埋まってます。
写真撮影はNG。
HPを見てね。
http://www.benesse-artsite.jp/chichu/
地中美術館では結構規制がかかってて、入場制限やらなんやら。ちょっと「めんどくせえ」と思ったけどそれは当然かも?それだけのことはありました。
見たかったのは、これ。
祭壇みたいなところに球体が置かれてて、時間や光によって風景が変わるみたい。
後は「モネの睡蓮」白くて広いスペースがあってその奥に部屋があり、数点が展示。思わず、わあって目が輝いた。
今まで「モネ、睡蓮描きすぎやわあ」と思ってたけどこんなに「睡蓮」を見て感動したのは初めてかも?
配置や部屋によって全然印象が違う。
直島に向かう船で食べたお弁当。
直島は、島ごとアートなんで古い家を改造したり飾ったりしてる。島のあちこちにアートがあるの。
海がきれいだったわ。
宿泊は小豆島で。ほんまに宿泊のみなんで「二十四の瞳」も関係なしで。
でも一応港前にあった「二十四の瞳」の像です。
小豆島はオリーブの島なんで、ホテルの寝巻きやタオルもオリーブ色で刺繍もあったよ。
ちょっと食事がも一つ。多分、食事料金を抑えたのかも?
ホテルの部屋から撮った夕焼け。
きれいでしょ。でも広い部屋に一人で語る相手もなく・・・
そしてお腹が空いたから、クッキーとチョコレートを食べるという!
翌日は豊島美術館へ。ここも写真NG。
柱一つないコンクリートで出来たアートスペースの天井に二箇所穴?があいてて、そこから空や風、音、光を感じるの。
床からは一日中、泉が湧き出てて小さなつぶつぶやら、大きなみずたまりやら。
同じく一人参加の同世代の女性と靴下脱いでぼんやり空を見て過ごす。
木の葉が揺れたり風が吹いてきたり~
もう「振替授業」も「月初承認」もどうでも良くなったわあ~
次は最後の犬島アートプロジェクトへ。
こちらは銅精錬所の遺構を活用した美術館。
煙突から取り入れた空気で冷暖房をするらしい。
中で昔の坑道を生かした迷路?みたいな道を歩くんだけど、ちょっと暗くて怖くて鏡もあって。光があるところへ出るとほっとする。
ひんやりと気持ちよかった。三島由紀夫の旧宅を再現した現代アートもある。
カフェで食べた瀬戸内の天草で作ったコーヒーゼリー。しっかりした固さでおいしかった。
もちろん限定キティちゃんは、忘れません。
帰りの岡山駅であわてて買った「きび田楽」。前に買ってすっごいおいしかったから、絶対に買おうと決めてたんだ。
このツアーは「現代アート」をめぐるので、美術好きの方たちばかりだった。ご夫婦で来てる方もたくさんいたけど、趣味の合う夫婦なのね。うらやましいわ。
一緒に回った女性も趣味で日本画をされてるみたいで、千住博の絵の解説などしてもらった。ちょっと長谷川等伯の「松林図」ぽかった。
このツアー一人参加だと38000円だったけど、交通費や入館料(かなり高い)や船で行くこと考えたら妥当かもね。効率よく回ってくれるし、荷物は持たなくていいし。そんなに待たないですぐに入れるし。
今度は直島でベネッセミュージアムに行きたいけど、それだけだったら日帰りでも十分かな。
ああ~非日常に浸り優雅な気持ちになれたけど。
パパは私が日帰りだと勘違いしてて、「もう12時やのにママ、帰ってきーへん。どないしたんやろ?」と悲壮な顔をしてたらしい。息子に「オカン、一泊やで。言うてたやん」と言われてやっと安心して眠ったらしい。
ちゃんと言うて行ったし、ホテルについてからも電話したのにねえ。
豊島美術館でのんびりしてたら、息子の晩御飯やお弁当についてメール来るし、ほんまに嫌やわあ。
でも、一人になりたくて一人参加したけどちょっと寂しかったのも事実。
都合よく出てきたり消えてくれる夫っていないものかねえ。