寄り道研究所

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レトロ家電展に今を見てしまいます

2011年02月07日 | 日記
日曜日は「昭和レトロ家電」展に行ってきました。
12月からやっているのに、今週いっぱいで閉幕じゃないですか...

場所は
大阪市立 大阪くらしの今昔館

常設は昔の大阪の実物大模型、というのでしょうか、昔の町並みを再現して、その中を歩けるのです。
なかなか楽しいですよ、これぞ現代のタイムマシンに乗ったようで、じっと見ているだけで時間が過ぎてしまいます



企画展として開催されているので、わりと狭い部屋なのですが、ぎっしり詰まっていてそれなりに見応えがあります。
ただ、ノスタルジーに浸りきるほど私も古くはないので、主に昭和30年代初期あたりが多いですから、年齢なりの心構えを持っていかないと当てが外れてしまうかもしれません



会場は撮影禁止なのでスケッチだけしてきましたが、

豆炭あんか
入れ物の中に燃えた丸い炭の塊をおいて、フタをすればじんわり熱が伝わって一晩暖かいという電気あんかのかわりです。
見たような気はするのですが、ほんとに小さかった頃です。
電動消しゴムなんてのも昭和36年にあったのですね
単一電池を使っているので、持つところの太い事
アルカリ電池なんて無い頃ですから、あっという間に電池は消耗してしまったでしょう



真空管のテレビからソニーが持ち運べるテレビを発売しています。
69800円なら買う!なんでしょうけど、昭和39年頃って大卒の給料でも一万円もあるかないかじゃないですか
今でもかっこいいデザインは凄いです
下の電卓はテンキーの割に本体が大きい事!
こんなのなら液晶の超安もんで100円で売ってる程度の能力なんでしょうけど、さすがに登場した時はこの値段です。



ステレオなんですけど、確かに両側にスピーカーがあります。
問題はラジオのステレオ放送で、左用と右用の2つの放送があって、ラジオのチューナーが左用と右用があるという、私も始めて知りました。

昭和35年、ビクターさん、頑張ったね~


30年あたりって、家電業界としては飛躍の年みたいで、ステレオ、洗濯機、蛍光灯、電卓、掃除機などなど、今使われている物が大量生産し始めたころです。
けっこう奇抜なデザインがあったりして、今でもいけるんじゃないかと思うほど、独創性に富んでいるデザインばかりです。
団塊の世代はやっぱり凄かったんだなあ、って感心してしまいますよ

残念ながら11日の祝日までですので、興味がある方は頑張って下さい