私が所属する政策グループ大田市議会「輝新会」のメンバー全員12名で
7月11日、12日の両日にわたって、隠岐郡海士町へ視察に行ってきました。
町政の経営指針は「自立・挑戦・交流」~そして人と自然が輝く島~のもと
山内町長のアイデアとバイタリティーで小さいながらも輝く町です。
経営指針とあるように職員の皆様は役場は「住民サービス総合株式会社」
地域経営は企業経営と同じという意識を持たれ、年功序列廃止と適材適所主義に、
そして組織を現場主義に再編し職員が地域を変えるとまでの想いをもたれています。
実際に観光と定住を担う「交流促進課」、第1次産業の振興を図る「地産地商課」、
そして、新たな産業の創出を考える「産業創出課」の産業3課を役場から約2.5Km
離れた町の玄関口でもある港のターミナル「キンニャモニャセンター」に設置しています。
産業創出課の大江課長からの説明 説明を聞く輝新会メンバー
「離島発!地域再生への挑戦 ~最後尾から最先端へ~」を合言葉にここまで戦略的に
あらゆるまちづくりを展開されていますが、行政の原動力は以下の考え方に基づいています。
1.小規模町村こそ自治の担い手であり、それは「地方分権」ではなく「地方が主役」である。
2.経済規模の小さい地域では民のの仕事を官がやるぐらいの意気込みが大切である。
海士町に評論家は要らない
海士町の禁句・・・お金がない・例がない・制度がない・だから出来ない
3.地域活性化の源は「交流」であり、「若者」「馬鹿者」「よそ者」が島興しのの原動力。
異質なものを取り入れ、多様性を持たせることにより成長する
まちづくりの原点は究極の「人づくり」、「モノづくり」と「人づくり」の両輪によって
はじめて持続可能なまちとなる
4.超少子高齢化や財政危機をかかえる海士町は日本が直面する問題の先取り、日本の新しい道を
最先端で切り開く。
5.ハンデをアドバンテージに、ピンチはチャンス。
キンニャモニャの碑 神楽に見うる山内町長(左から2人目)
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