最近親しくなった夫婦と2組で雑談していたときのこと、話の流れでお互い共通のある人物の名前が出る。
10年以上昔のこと、その人物との出来事を思い出す。
その人物主催の札幌でのイベントに参加する私に 「ひわさん、武八のジンギスカン買ってきて」と頼まれ
参加者の人数に合わせた結構な量の肉を武八で買って行く。
その肉代をもらってないような気がしていた。それを思い出す。
そうして、各々その人物にまつわる出来事のあれやこれやが芋づる式にずるずる出てくる。
いかにその人物が調子よくて不誠実でけしからん奴か、ということでヤンヤヤンヤと盛り上がる。
しかも関わっていた時期が同じ。その人物を取り巻く登場人物もお互いが知っている。
「全くちっちゃい奴だったよね」と結論づけて上から目線で心のバランスを保ちつつも
肉代は忘れたが、たしかにレシートを渡しているはずなのに、、、と又思っている自分もちっちゃい奴だ、かははは
あんなことされた言われたとこちらの角度で思い込んでいるように、あちら側からこちらを見れば又然り。ということだ。
だが、その人物と関わったことが紛れもなくきっかけとなり、10数年の時を経てこうして今お互いが再会した。
自分の小ささが浮き彫りになるため、そうそう人には言えなかった秘密めいた話題を使ってお互いの絆が更に強固となるのが可笑しい。
おんぼろタイムマシンで宇宙の果てを彷徨い、あちこちに不時着しながら長い旅をし、この日の約束に間に合った。
そんな気がしてくる。
思い出したくも無かったその人物が白熱の名演技で自分の人生に関わってくれたおかげで、
自分の中にある軸が明確となり自分という存在をより一層理解し次の一歩を踏み出せたのだ。
そう思うと心の底から感謝が溢れて、4人でゲラゲラ笑いながら天井仰いで叫んだ。
「〇〇さんありがとうーーーーーーー!!!!」「さようならーーーーー!!!!おたっしゃでーーーーー!!」
2024/9.14 な、なんだ、これは、、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます