千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

これから始めるレザークラフト㉔(裏ワザ トコノール編)

2022-05-20 08:00:00 | レザークラフト講座
今回の【レザークラフト講座】は裏ワザ的
なネタです。









床磨きやコバ磨きなどで使用する
トコノール。
現在、3種類のカラーで販売されています。

通常時、使用するのは無色が多いと思い
ますが、黒い革はより黒く、茶色い革は
より茶色くしたい時にこの色つきのを使用
したりすると思います。

では、赤い革は 黄色い革は って
なった時、ありませんか
もちろん無色でコバ磨きをすればいつもの
透明感あるコバに仕上がります。
これで、何の問題もありません


私みたいに変わっていると赤い革はコバも
赤く、黄色い革は黄色いコバでって
なったりします。
コバ磨きではなく、コバ塗りで色を付ける
事もできますが、折角のタンニン鞣しの
革なので、塗るのは勿体ないですよね。
自然な風合いで色をつけたい って
なります。

そこで、裏ワザです











今回、使用するのは赤いヌメ革。












コバはこんな感じです。












普通に磨くとこんな感じになります。
実はこの革、ちょっと黒ずんだ感じの
切り口ですので磨いても黒く残って
しまいます。
これから行う違いを出す為に
敢えて、この革を使用します









では、いきます

まずは、トコノール適量を用意して















水性の絵の具を適量、入れます。














まぜまぜタイム

トコノールの白に赤が混ざるので赤が
少ないとピンクになり、多く入れると濃く
なります。
絵の具を入れ過ぎると固めな感じになるの
で、固いと思ったら水で薄めます。

*トコノールも絵の具も水性ですので
 水で薄める事ができます。
 なので、色合いや粘り具合は自分の
 お好みで調整できます。

これでトコノールの準備ができましたので
後は普通にコバ磨きをしていきます。













完成です
自然な赤い色のコバが完成しました

以前、ブログにも書きましたが
コバ磨きは革が持つポテンシャルで綺麗に
なったり、なりずからかったりします。
そして、繊維が詰まっている革なら水だけ
でも綺麗に磨けます。
そこに色が入っただけなので理屈は同じで
染色+コバ磨きを同時におこなっている
感じのような仕上がりになります。

今回は赤でおこないましたが、黄色でも
青でも黒でも同じ仕上がりなります。

トコノールに絵具を入れて混ぜるだけで
ですので、気になった方はやってみて
下さいね

*いきなり、本番で使用せず、ハギレで
 試してから本番に使用して下さい。
 そして、自己責任でお願い致します。






*ここでのレザークラフトの技法は
 あくまでも私個人のやり方ですので
 正解ではありません。



Let's try!













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メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp

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