退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#398: 老いが回りにやってきた。

2014-11-07 07:37:25 | アメリカ便り
昨晩は、大学卓球部の飲み会でした。
麻生にある、卓球部の後輩が始めた居酒屋で馴染の顔が集まりました。
年に2回ほど帰って来る私の為にみんな、“しょうがないな~”てな感じで集まってくれます。
3時間ほどわいわいがやがやをやっておひらき。
みんな仲良く地下鉄に乗り込み、“次回の飲み会は温泉卓球だね”(私だけが言っていた感じですが”と言って、一人二人と地下鉄を降りていきました。
でも、みんなの後姿を見ながら、“年をとったな~”と改めて思いました。
勿論私も含めてですが。
丸くなった背中、白髪が目立ってきた髪の毛、薄くなった髪の毛、狭くなった歩幅。
後姿のすべてが年月を見せていました。

年と言うのは、徐々にやっては来ません。
あるとき、気づいたらどっと来ていたと言った感じです。
はっとして回りを見てみると、母、よりさんはほとんど歩くことができなくなっていた。
兄は去年の心臓発作の後遺症で、限られた生活を送っていた。
いつも元気で農家をやり、年寄りの多い隣近所の人達の手助けをしていた、母の一番下の弟も77歳となり、歩き方や動作が、老人のそれとなってしまっていた。
母のよき話し相手であったおばは、癌の再発で、再び抗がん剤治療を受けていた。
母のすぐ下の弟がアルツハイマーとなっていた。

実家のある地域は、札幌でも老人化が目立つところ。
いつの間にか空き家になった家、独居老人が住む家が増えていた。

若い時は年なんか絶対とらないと思っていた。
老いは異次元の出来事であった。
しかしながら、60歳の私は確実にその異次元の世界に入り込んでいた。
それを強く感じる、今日このごろです。

ハブグレジュンタのマミー