統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

コロナ欝 11項目はコロナ孤独

2020-08-24 00:22:05 | 心療内科医の金言集

段々とコロナの心理的影響が大きくなってきました。

ある面、心療内科は医療崩壊になってきているかもしれません。

患者が多く、初診の予約も先に伸びるばかりです。

今高齢な私自身はコロナ死より過労死が怖いです。

 

ソーシャルディスタンスによる孤立化だけでなく、心理的なディスタンスも大きくなり、

夫は単身赴任で、遠くにいようが近くにいようが孫子に会えず。

孤独な生活をしている人が多くなってきてメンタルな疾患も悪化してきています。

今回以前書いた10項目に11番目として、コロナ孤独を付け加えたいと思います。

企業の衛生委員会でこれを説明したら「対策は?」と聞かれました。

それは取りあえずは次月にと言いましたが、まだ考えていません。

まずは日内リズムを狂わせないことでしょうね!!

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医師の良し悪しが分かるような人は病気をしない

2020-01-05 12:54:41 | 心療内科医の金言集

神農:伝説の王であり、農業と医薬に精通した神様でも有る。

誰が良い医師かは医師でも分からない。
病気を限ればそれぞれの専門医が良いことは分かるが、
全体的に治せる医者を発見することは難しい。
下医は肉体の病気を治し、中医は人やその心を治し、
上医は魂を治すという。
国手は国を治し世界を平和にする。
地球や宇宙は神体である。
人の身体もご神体の一つである。
したがって、人災や天災はご神体の病気である。
人の臓器の病気を治すとき、
臓器そのものの治療の他に本人自身の気づきと努力がいる。
臓器の意識と本人の意識が共同作業をしなければ、
完全治癒は無いだろう。
同じように人類が神の意識を持たなければ、
共同作業が成立せず、
この世の争いや天変地変は無くなる事は無く、
病の治癒も幸福も善も生じない。

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社格崩壊ー大企業不正のドミノ倒しー

2017-10-21 22:29:08 | 心療内科医の金言集

 最近は企業不正のドミノ倒しが続いています。長時間労働の過労自殺はもとより、大企業の粉飾決算やその他のコンプライアンス違反が後を絶ちません。コーポレイトガバナンスなどあったものでは有りません。ここまで大企業が凋落するとは一体誰が予測できたでしょうと思っていたら、自分が既に予測していました。
 いきなり自分のブログの本日のアクセストップに6年前に書いた記事が出てきたので読んでみたら、まさに今の企業の姿を予測していました。認知症気味になってはもはやこのような文章はかけなくなりました。

興味のある方は下記一読を・・・

http://blog.goo.ne.jp/holisticdiarymk/e/7f570517af4a84912c3560f40daae546

2010年に出版した本です。上記ブログはこの本の15章から取ったものですが、今日はその16章の「社格崩壊」の記事内容をアップしました。

 

その⑯社格崩壊時代の到来(特別編)

―株式会社・人体論―

 また悪い癖が出て、前章につられ今月も先へ進めませんでした。元々「社格崩壊」では本を書こうと思っていたくらいですので、一章だけでは済みませんでした。最近書店でピーター・ドラッカーの書籍コーナーをよく見るようになりました。彼はビジネスマネジメントの教祖とも言われ、古くはダイエーの社長や新しくはユニクロの社長が良く語っており、既によくご存じの方も多いかと思います。私も最近一冊読んでみましたが、企業崩壊が起こっている現状では大変参考になる本でした。リーマンショック以来、確かに多くの企業がイノベーション(技術革新)とネクスト・ソサエティ(未来社会)を模索している最中、適書と言わざるを得ません。しかし心療内科産業医としての感想としては、働く人の「貢献」という言葉が出てきても、反対から読んだところの「健康」という言及がほとんど見られないのが残念でした。もちろん私が言う健康とは心身両面での健康です。

 先日、日本産業衛生学会に出席しましたが、そこではjob-engagement(仕事熱中度)という言葉が盛んに語られていました。実際はそれが組織活性度という概念で語られていたようです。すなわち字数が少ないので結論を言いますが、これからの企業は第3次予防のメンタル不調者対応より、残された健常な勤労者を如何に活性化させ、効率性を上げ企業業績を上げていくかに関心が集中して来るであろうということです。メンタルヘルスの1・2次予防を超えて生産的なポジティブメンタルヘルス(積極的メンタルヘルス=私の造語)を取り入れていこうという流れです。しかしjob-engagementをチェックする問診票は、何十年昔に既に作られた攻撃型性格、悪くいえば仕事に対する貢献度が高いワーカーホーリック(仕事中毒)の病的性格をチェックするものとほとんど変わりませんでした。

 確かにもはや時代は勝ち組、負け組ではなくて存続組、消失組の時代になってきていますので、気持ちも分からない訳ではありません。しかし、その生き方はタイトロープ(綱渡りの時の張りつめたロープ)の上を歩くようなもので、私生活とのバランスがかなり難しい生き方となります。私の問診表の組織活性度のチェックでは、攻撃型性格と生活満足度のバランスの取れた問診チェックからなっています。私はJob-life engagement(仕事―生活熱中度)すなわち仕事にも私生活にも熱中した生き方が大切と思います。勤労者に貢献を求めるのではなく、貢献は勤労者の良くマネージメントされたビジネスモデル下で自発的に出てくるものでなければなりません。そのことを分かりやすくするために「株式会社―人体論」を考えてみました。

 以前、お金を人体でいえば血液と喩え、お金の流れは人体の活動を維持する血流であると言いましたが、企業の組織は人体で言えば文字通り臓器組織のことです。臓器の組織細胞は同様の目的を持った作業を行う従業員達ということになります。例えば腎臓は排泄関係を肝臓は解毒関係を担っているわけです。肝臓と腎臓は組織が異なりますが、どちらが重要でどちらが偉いと言うこともありません。人体の臓器を操作する神経系や内分泌系は人事労務と言うところですが、それも臓器からのフィードバック(命令系に対して抑制的に働くこと)作用があり一方通行ではありません。全ての細胞や臓器は上下関係が無く、他の細胞や組織に貢献するように出来ており、その貢献の結果として人体が健全に機能することを、全ての組織や細胞が知っているのです。このように社員が競争し合うのではなく、協力し合うことにより企業業績が上がるということを知らなければなりません。

人体が弱ったり病気になったりしたら、健康な臓器組織をコストカット(出来ればコスト調整と表現したい)するのではなく、病気の臓器組織を活性化させなければなりません。そういう意味では企業の組織活性度を知る事が必要です。組織分析や企業診断(本来の企業診断は儲かる企業かどうかの診断ではありません。何処が悪いかの診断です。)なくして健康な企業になり得ず、存続組にもなれません。

 うつ病を治すには薬物療法と精神療法が必要です。しかしうつ病を完全に治すことが出来るのは実は「人間の絆」です。絆を取り戻せばうつ病は必ず治ります。その絆とは人体で言えば、人体の細胞間や臓器間の様にお互いに助け合い貢献するという意味の絆の事なのです。日本にうつ病が多く元気のない企業が多いのは、働く人の多くが絆の病に陥っているからです。そんな状況で、さらに社員にタイトロープを渡らせるような組織いじりや方向付けは、結果的は企業の力を弱らせます。むしろ最近運動会や文化祭が復活している企業がありますが。それはそういった絆を高めるところに、存続組への活路を見出そうと模索しているのではないでしょうか。

 これで広い意味でのラインのケアを終わります。これからは各論に入って行きますが、事例や治療方法を述べながら、分かりやすくメンタルヘルス向上の「ワザ」を披露して行きます。取りあえずは対人関係の具体的な向上方法である交流分析について3回、あらゆる緊張を取るリラクセイションの方法である自律訓練について2回ほど語る予定です。乞うご期待。 

 

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ラドン洞窟療法近し(ホルミシス効果療法)

2012-01-09 17:42:23 | 心療内科医の金言集
ミカンの苗植えも80本で終了です。100本目標でしたが、腰痛が出たのでこれで一応終了とします。でも大きな収穫がありました。

苗植えの穴の一つにラドン高濃度すなわちラジウム岩石の地層発見しました。白く見えるところが、花崗岩が風化しているところです。さらに風化すると真砂土すなわち赤土になります。これらは酸化鉄の色です。酸化鉄は磁力線や遠赤外線を出すため、大理石は風呂によく利用されます。


農園の中の通常の地上1メートルくらいの空間線量(自然放射線)です。

穴に近づくと上がってきます。しかしラドン自体は空気の7倍くらい重いので穴の外には出てきません。

穴の横の掘り出した風化花崗岩の上ですでに高濃度放射線が取れました。玉川温泉の岩盤もこれくらいです。これはラドンのアルファ線よりもラジウムのγ線かβ線が多いと思います。このインスペクターという測定器はα、γ、β線しか測れません。中性子線は当然計れません。

穴の中央の空間での放射線です。これはラドンのアルファ線が主です。この値は一般のラドン温泉の風呂の中での測定より高い値です。


日にちが違いますがこの穴の底の放射線です。これは携帯で撮るのですが、ラドンは電離放射線なので0.5マイクロを超えると携帯がフリーズして写真が取れなくなります。この日は0.6マイクロシーベルトまで上がりました。

玉川温泉やその他のラドン温泉に行ったことのある人は分ると思いますが、これはとても高い値です。ここに穴を掘り、洞窟広場を作れば服を着たまま強力なラドン浴が可能ということを意味しています。玉川のように熱くも寒くもなく、地下の温度の16度くらいで本を読みながらガンの療養が出来るということです。今は温泉水の自販機しかなく、今日も「ここは入れる風呂がないのか」と顧客に叱られましたが、ラドン温泉風呂よりもっと強烈な空気風呂を作るつもりです。

 ラドンはガスで呼吸器から入る一種の内部被ばくですが、ガスなので風呂から出れば体のラドンは30分で身体から消失し、からだに全く残りません。一方セシウムなどの放射性同位元素は半減期も長く、もともと体の構成要素と似ているので体に取り込まれてしまい、いつまでもガンマー線やβ線を放出し続けるのです。しかも半減期が30年と長く、ストロンチュウムなどは骨に入り血液がんの危険を生じます。プルサーマル原子炉のプルトニウムは半減期2万4千年、墓場の中まで輝き続けます。ラドンのアルファ線は紙も通しませんが、プルトニュウムの中性子線は原子核を破壊します。遺伝子に影響するどころではありません。ラドンの半減期は3.8日です。分り易く言うと、バレーのネットが体に喩えるとアルファ線はバレーボールがネットにあたる感じ、ベター線は弓矢、ガンマー線は銃、中性子線は機関銃かレーザー光線です。バレーボールがネットに当たるとネットは締りかえって丈夫になりますが、ガンマー線以上はネット(身体)自体が破壊されてしまいます。

 放射線は上述のように距離の二乗に反比例して少なくなります。原発事故の所で1メートル地上の放射線が高いというのは、空気中に放射性物質が漂っているということになります。身長の低い子供は大人より危険になります。しかも放射線測定器が汚れないようにビニールでカバーしていますので、アルファ線は測れていませんので実際よりは低く出るかも知れません。原発事故で1メートル上の空間線量が1マイクロシーベルト/時間あるという意味をよく考え、政府には住民の安全な対策を早く取ってもらいたいものです。
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幸福になるということは幸福を探し求めることではなく幸福であることに気づくこと

2011-02-07 23:09:13 | 心療内科医の金言集

小雪の舞う中蝋梅が咲きました。


蝋梅は今日まで老梅かと思っていました。匂いが強くて冬一番に咲く梅の花。寒く厳しい冬でも心暖まる景色です。

ありきたりの言葉ですが今日の金言です。
チビハゲデブの私が求める幸せは、来世は身長は174~175cm位であまり高くなくてもよいが、ただ毛髪がふさふさで、黒いロングコートがよく似合う男に生まれたい。でもそんな格好が良いうつ病の患者さんが結構いるのです。悩みは深刻で闇はどこまでも続くているように話します。そんな時、まれに機関銃のように患者さんの恵まれているところを次々に話していきます。認知の歪みを修正するためです。悩みは理解できる。しかし、自らの幸福を否定している、気づかずいる心は共感できない。もちろん女優のような患者さんもいます。もっと日々を楽しく。日々是好日。蝋梅に小雪舞い散る暖かさ。
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