白い野イチゴの花が咲きました
やがて赤い奇麗な実をつけました
自然な甘味でとても美味しいです
家内が震災で「神さまはなぜ予告もなくあんな惨いことをするのですか」と聞いた。
私は「神さまは既にずっと前から予告している」と答えた。
神さまは大きな声で何度も語りかけている。「物質的な豊かさを追求するのではなく、精神的な豊かさを追求しなさい」そう何時も叫んでいる。しかしどんどん物質的なものを追求すればするほど、私たちの霊道は塞がり神の声は聞こえにくくなる。寝ている子に危険が迫るとき、親は何度も大きな声でその名を呼ぶ。しかしそれでも起きなければ、親はその手で子供の身体を揺する。しかしその優しき手は、エネルギーの次元がはるかに高いため、子供の身体は豆腐のように破壊されてしまうのである。地震は神の手である。しかしそれで日本が沈没することはない。神の警告として一部を破壊するのである。
次元の高い世界では価値観が異なる。人類の物質的な成功より、霊魂の堕落を最も恐れる。時にはガイアの生命の方が優先されることすら有る。神の手は優しくそして恐ろしい。
それではその警告の糸口は何か?前回のブログでも書いたが、それは自殺対策である。1998年より自殺者は3万人を超えている。政府やマスコミも言及はするが何の解決にもならない。これも原発と一緒で解決で努力すべき人が、官産学で何の役ににも立たない。メンタルヘルス対策はパフォーマンスばかりである。
昔無医村にいた頃、医者がいないので検死もしていた。鉄道自殺でバラバラになった死体を組みたてたり、飛び降り自殺者の目玉を探し回ったり、震災以上に結構悲惨である。しかも3万人である。みんな自殺者が3万人毎年出るのは平気なのだろうか?私は不思議でならない。先進国として恥ではなかろうか。
私は以前の著書でうつ病は「絆の病」と説きました。今震災後「絆」という言葉が盛んに使われるようになりました。心の大切さが理解されてきたなら幸いだ。長くなるので書籍の中の「日本人はなぜ自殺するのか」という章の粗原稿を貼付します。興味のある方は読んで下さい。
一人の自殺者で6人が精神的なショックを受ける
第8章 日本人は何故自殺するのか
―誰もが一度は経験する人生のアンラッキー4(フォー)-
先日読者の1人がうつ病について書いて欲しいと言う希望が有りました。今月は管理職者のための事を書こうと思いましたが、急遽このタイトルで書くことにしました。今までうつ病の予防法や心の治療法についてずっと述べてきましたが、確かにうつ病全体のことは書いていませんでした。しかしここでは医学生に話すようなことを書いても、分かりにくく有効とは思いませんので、問題を提起しその解決方法からその実態を明かすという変わった表現方法を使います。
字数に制限がありますので、結論から話すことにします。人は何故うつ病になるのでしょうか。①偏差値教育で本来愛すべき隣人と競争する事ばかりを学び、今も限りなくその心が条件付けられ継続している。②人の生活が自然から遊離し、より上手に生きるという精神脳ばかりが発達し、反対に肉体脳が衰えてたくましく生きることが出来なくなった。③仕事が専門化し人の助けやお金がなければ一人で生きれなくなった。④家族が核家族化し、さらに親戚、隣人や友人との関係も希薄になった。これらの状況より、賢く効率的にうまく生きるための脳(大脳皮質)が酷使され、楽しくたくましく生きるための脳すなわち肉体脳(大脳辺縁系、基底核、視床等の発生学的に古い旧脳)が使われず、脳のバランス機能が著しく低下して生じた状態がすなわちうつ病なのです。今を楽しく生きる感性が無くなり、未来の恐怖を予測回避することばかりに脳が使われるようになりました。
それではそういう脳の状態で、どうしてうつ病へと発展するのでしょうか。人は皆自分がうつ病にならないと思っています。しかし、15%の人はうつ病を一生涯の内に経験します。人生にはたまたま不運なことが重なってしまうことが有ります。それはカジノでラッキーセブンではなく、アンラッキーフォーが偶然に三つ並ぶようなものです。例えば①自分もしくは家族の重い病気②何らかの経済的損失③仕事上の変化(昇進、降格、転勤等)と言ったものが比較的同時期に起こると、どんな心の強い人もうつになり、時によっては自殺してしまうことすらあるのです。既に現代人の脳が悪い方向に考えてしまう状況になっているため、誰にこれらの事が起こってもおかしくありません。私といえども不幸が重なれば、いや医師全般特に勤務医は、保険点数の厳しい制約で良心的な医療が出来ず、訴訟の危険性も高くなっており、さらに常時過労が重なり危険な状態にあります。抗うつ剤を飲みながら診療している医師も少なくありません。現在の日本では多かれ少なかれ多くの職業で同様な現象があると思います。
日本ではガンも多く、私は1998年「日本人は何故ガンで死ぬのか」という本を出版しました。しかし、くしくも1998年より自殺者が3万人を超え、未だに減る傾向はありません。今年も株価暴落のためやはり減ることはないでしょう。今後は「日本人は何故自殺するのか」というテーマが大きな関心事になるでしょう。
人間に自殺があっても、動物には自殺はありません。飼い主に先立たれたとか失恋したとかで猫や犬がベランダから飛び降りるでしょうか。ペットはうつになることはあるかも知れませんが、野生の動物にはそれもあり得ません。それは自分が大自然の中で、自分自身の力でその瞬間瞬間を、ありのまま生きているからです。
自殺者の9割以上はうつ病で6割は治療を受けていません。自分がうつ状態にあるということすら自覚がありません。ましてや私が先に述べた脳の機能のことなど知るよしもありません。死にたいと思い続けたり、未遂事件を起こす人は何が何でも抗うつ剤でまず脳を調整しなければなりません。それから生活習慣や人生の価値観を見直すことです。恥ずかしいということは問題外です。
誰かが自殺をすればその周りの6人の人が精神的な影響を受けると言いますが、本人自身にとっても全く解決になりません。それは坂を転がっていく石が谷から落ち、消えて見えなくなっても、石はなくなった分けではなく、さらにその谷底の深いところで転がり続けているのです。自分がこの世から消えても別の世界で苦しみが続きます。どんなに苦しくても耐えねばなりません。耐えられねば薬を飲み、今まで私が述べてきた認知療法や森田療法の「あるがまま」でアンラッキー4も天中殺と捉え陰陽が変化するのを待ちましょう。脳のバランスを整えることも大切です。
それではうつ状態のチェック表(表3)を入れましたので、宜しかったら行ってみて下さい。8点以下問題なし、9~14点やや問題あり、15~19点要注意、20点以上専門医の受診要検討です。
やがて赤い奇麗な実をつけました
自然な甘味でとても美味しいです
家内が震災で「神さまはなぜ予告もなくあんな惨いことをするのですか」と聞いた。
私は「神さまは既にずっと前から予告している」と答えた。
神さまは大きな声で何度も語りかけている。「物質的な豊かさを追求するのではなく、精神的な豊かさを追求しなさい」そう何時も叫んでいる。しかしどんどん物質的なものを追求すればするほど、私たちの霊道は塞がり神の声は聞こえにくくなる。寝ている子に危険が迫るとき、親は何度も大きな声でその名を呼ぶ。しかしそれでも起きなければ、親はその手で子供の身体を揺する。しかしその優しき手は、エネルギーの次元がはるかに高いため、子供の身体は豆腐のように破壊されてしまうのである。地震は神の手である。しかしそれで日本が沈没することはない。神の警告として一部を破壊するのである。
次元の高い世界では価値観が異なる。人類の物質的な成功より、霊魂の堕落を最も恐れる。時にはガイアの生命の方が優先されることすら有る。神の手は優しくそして恐ろしい。
それではその警告の糸口は何か?前回のブログでも書いたが、それは自殺対策である。1998年より自殺者は3万人を超えている。政府やマスコミも言及はするが何の解決にもならない。これも原発と一緒で解決で努力すべき人が、官産学で何の役ににも立たない。メンタルヘルス対策はパフォーマンスばかりである。
昔無医村にいた頃、医者がいないので検死もしていた。鉄道自殺でバラバラになった死体を組みたてたり、飛び降り自殺者の目玉を探し回ったり、震災以上に結構悲惨である。しかも3万人である。みんな自殺者が3万人毎年出るのは平気なのだろうか?私は不思議でならない。先進国として恥ではなかろうか。
私は以前の著書でうつ病は「絆の病」と説きました。今震災後「絆」という言葉が盛んに使われるようになりました。心の大切さが理解されてきたなら幸いだ。長くなるので書籍の中の「日本人はなぜ自殺するのか」という章の粗原稿を貼付します。興味のある方は読んで下さい。
一人の自殺者で6人が精神的なショックを受ける
第8章 日本人は何故自殺するのか
―誰もが一度は経験する人生のアンラッキー4(フォー)-
先日読者の1人がうつ病について書いて欲しいと言う希望が有りました。今月は管理職者のための事を書こうと思いましたが、急遽このタイトルで書くことにしました。今までうつ病の予防法や心の治療法についてずっと述べてきましたが、確かにうつ病全体のことは書いていませんでした。しかしここでは医学生に話すようなことを書いても、分かりにくく有効とは思いませんので、問題を提起しその解決方法からその実態を明かすという変わった表現方法を使います。
字数に制限がありますので、結論から話すことにします。人は何故うつ病になるのでしょうか。①偏差値教育で本来愛すべき隣人と競争する事ばかりを学び、今も限りなくその心が条件付けられ継続している。②人の生活が自然から遊離し、より上手に生きるという精神脳ばかりが発達し、反対に肉体脳が衰えてたくましく生きることが出来なくなった。③仕事が専門化し人の助けやお金がなければ一人で生きれなくなった。④家族が核家族化し、さらに親戚、隣人や友人との関係も希薄になった。これらの状況より、賢く効率的にうまく生きるための脳(大脳皮質)が酷使され、楽しくたくましく生きるための脳すなわち肉体脳(大脳辺縁系、基底核、視床等の発生学的に古い旧脳)が使われず、脳のバランス機能が著しく低下して生じた状態がすなわちうつ病なのです。今を楽しく生きる感性が無くなり、未来の恐怖を予測回避することばかりに脳が使われるようになりました。
それではそういう脳の状態で、どうしてうつ病へと発展するのでしょうか。人は皆自分がうつ病にならないと思っています。しかし、15%の人はうつ病を一生涯の内に経験します。人生にはたまたま不運なことが重なってしまうことが有ります。それはカジノでラッキーセブンではなく、アンラッキーフォーが偶然に三つ並ぶようなものです。例えば①自分もしくは家族の重い病気②何らかの経済的損失③仕事上の変化(昇進、降格、転勤等)と言ったものが比較的同時期に起こると、どんな心の強い人もうつになり、時によっては自殺してしまうことすらあるのです。既に現代人の脳が悪い方向に考えてしまう状況になっているため、誰にこれらの事が起こってもおかしくありません。私といえども不幸が重なれば、いや医師全般特に勤務医は、保険点数の厳しい制約で良心的な医療が出来ず、訴訟の危険性も高くなっており、さらに常時過労が重なり危険な状態にあります。抗うつ剤を飲みながら診療している医師も少なくありません。現在の日本では多かれ少なかれ多くの職業で同様な現象があると思います。
日本ではガンも多く、私は1998年「日本人は何故ガンで死ぬのか」という本を出版しました。しかし、くしくも1998年より自殺者が3万人を超え、未だに減る傾向はありません。今年も株価暴落のためやはり減ることはないでしょう。今後は「日本人は何故自殺するのか」というテーマが大きな関心事になるでしょう。
人間に自殺があっても、動物には自殺はありません。飼い主に先立たれたとか失恋したとかで猫や犬がベランダから飛び降りるでしょうか。ペットはうつになることはあるかも知れませんが、野生の動物にはそれもあり得ません。それは自分が大自然の中で、自分自身の力でその瞬間瞬間を、ありのまま生きているからです。
自殺者の9割以上はうつ病で6割は治療を受けていません。自分がうつ状態にあるということすら自覚がありません。ましてや私が先に述べた脳の機能のことなど知るよしもありません。死にたいと思い続けたり、未遂事件を起こす人は何が何でも抗うつ剤でまず脳を調整しなければなりません。それから生活習慣や人生の価値観を見直すことです。恥ずかしいということは問題外です。
誰かが自殺をすればその周りの6人の人が精神的な影響を受けると言いますが、本人自身にとっても全く解決になりません。それは坂を転がっていく石が谷から落ち、消えて見えなくなっても、石はなくなった分けではなく、さらにその谷底の深いところで転がり続けているのです。自分がこの世から消えても別の世界で苦しみが続きます。どんなに苦しくても耐えねばなりません。耐えられねば薬を飲み、今まで私が述べてきた認知療法や森田療法の「あるがまま」でアンラッキー4も天中殺と捉え陰陽が変化するのを待ちましょう。脳のバランスを整えることも大切です。
それではうつ状態のチェック表(表3)を入れましたので、宜しかったら行ってみて下さい。8点以下問題なし、9~14点やや問題あり、15~19点要注意、20点以上専門医の受診要検討です。