統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

医はアート(芸術)97歳の誕生日

2012-11-11 15:09:52 | 日記


11月1日は母親の97歳の誕生日、88歳で脳梗塞で2回倒れ、右半身マヒと左半身マヒが生じ、もう終わったと思いました。普通はそうですから。。。



97の誕生ケーキです。



料理は当然DHA,EPA中心の手巻き寿司







孫娘から高価な電動足枕をもらい、ばあさん喜びで絶好調、踊りだした。

ここまで生きるとは思わなかった
父親が45歳ですでに手遅れのスキルス進行胃癌。死亡したのが47歳です。片親をなくすと子供はもう一人の親も早くなくなるのではないかいう強迫観念に囚われることがあります。しかし結局、母は父より50年も長生きしたことになります。人間の寿命の可能性の大きな開きに驚かされます。しかし私が何もしなかった分けではありません。今まで手術を2回しましたが、大学病院で1番腕の良い医者に頼み、市中病院でも有名な部長先生に直接頼み後遺症なく過ぎました。ただ婦人科手術をしてくれたの主治医が当直で起こされたとたんに倒れ、52歳で死亡し後が困りました。亡くなる前に病院の売店で週刊誌を買い嬉しそうにしていたのを見ましたが、あっという間に死んで、婦人科医にはなるものではないなと思いました。

今一番怖い病気問題は脳こうそく、私も父が遺伝性の高いスキルス胃ガンであったので、若いときからガン恐怖症でしたが、もはや統合医療で恐れる事も無く今ではむしろ脳梗塞、ガンになっても仕事ができるが、脳梗塞はマヒが出て仕事に支障をきたします。目が見えなくなることもあります。今私は脳こうそくが一番怖い。母が倒れたときちょうど知り合いの元眼科の大学教授も脳梗塞で入院していました。見舞いに行きましたが、マヒの発語障害のため言葉が分かりません。奥さんに通訳してもらうと「君も私のようにならないように注意しなさい」と言っているというのを聞いて身に沁みました。

ツイていない時もある88歳、最初の脳梗塞の時、ちょうど有給休暇を取っていたのですぐに脳梗塞であることに気が付きました。脳梗塞は徐々に来るので結構診断が遅れます。私は患者に両手を同時に回転するように言います。すると片方の手のわずかな遅れでも脳梗塞を疑い、CTを取り、脳出血でないことを確認し、すぐに抗凝固剤の点滴を始めます。ところが病院の脳外科に電話するとナンバーワンもナンバーツーもいません。とりあえず病院に行きCTを取り出血なしで治療とばかり思っていましたが、いつの間にかMR室に連れて行かれ、治療が45分くらい遅れました。このために後で後遺症が大きくなってしまいました。文句を言いましたが仕方ありません。2回目の脳梗塞の時は既にマヒがあるため診断が難し方のですが、確かこの時も私が休みのとき。しかしまたもや同じ状態でこの若い兄ちゃんしかいませんでした。ついていません。しかしさすが今度はCTの後はすぐ治療を開始しました。最近の医者は診察よりも検査で診断しますから治療が遅れます。脳梗塞でなく脳腫瘍によるその他の原因によるマヒだと、誤診や誤治療になりますからMRもしてからと言うことになるのでしょう。訴訟のことも考えておかねばなりません。でもナンバーワンの知り合いの彼ならそんなことはなかったでしょう。治ること優先ですから。。

やっぱスクワットリバビリテーション病院に移されましたが、リハビリとは名ばかりで整形外科医が主治医で内科的にやる気がありません。途中肺炎になりかけましたが、胸部レントゲン検査と抗生剤投与を主治医にせかせ何とか大事にならずに済みました。二回目の梗塞の時も別の病院に行きましたが、これも今一つでした。一生懸命調べたらなんとクリニックにいちばん近い病院に厳しい専門医がいました。そこに移し、そこでは全員が朝250回、夕200回のスクワットをさせられます。しかしそれが功を奏して何とか歩けるようになりました。やはり寝たきりにならないように運動リハビリが大切なようです。



脱水で脳梗塞は進む田原氏の政治思想には興味ありませんが、心理を突いた洞察に思わず本を買ってしまいました。とにかく脳を流れる血液はサッラサラでなくてはなりません。脱水状態になると血液の年度は上がり、微小梗塞が生じます。ラクナ症候群です。50歳以上になると半数に隠れ梗塞があります。認知症予備軍です。年寄りは口渇中枢が鈍るので水を飲みません。またトイレに行きたがらないので水を飲みませんそこが注意点です。若いときからすぐ水を飲む習慣をつけておくことが大切です。



いつもそばに水分をとにかくすぐ水を飲める状況にしておくことが重要です。温泉水、霊芝、お茶、コーヒー様々です。







霊芝は血液をサラサラにします。多くの患者っさんに霊芝を使ってきました。私自身も父親のようにスキル胃ガンにならないよう予防として33歳の時から飲み始めました。しかし長く使って分かったのですが、霊芝は免疫力を高めるだけでなく、血液サラサラ力の方があるようです。ですから母親にもずっと以前から霊芝を飲ませています。ただ食欲がよくてコレステロールが高く、いつも痩せるように言っていましたが、私の言うことを聞かずとうとう血液が固まって脳梗塞で倒れてしまいました。しかしその後は必ず毎日、入院中でも、ガンガン飲ませています。上の写真は霊芝のスライスを煎じている所ですが、下の写真は入院中や旅行中にも飲めるひも付きテーパックで、私が煎じるのが面倒で霊芝が続かない患者さんのために開発しました。



奇跡の肌論より証拠です。これが霊芝を飲んでいる97歳の肌です。いま彼女の悩みはデイサービスで男性女性を問わずやってくるセクハラ攻撃です。認知症患者達が「肌がきれい」といって自分の顔や手を触ってくるらしい。心臓から一番遠い組織はなんでしょう?それは皮膚です。遠いと言っても距離ではなく、血液が流れにくくなるところと言う意味です。当然それは皮膚になるわけです。肝臓は体の中にあり何処からも血液がやってきます。ところが皮膚は半分は外界で空気しかありません。だから血液がサラサラでなければ細い血管の血流は止まり、皮膚には栄養やビタミン、酸素が行かず、コラーゲンも生成されず、SODも来なくなるためにシミもできます。お化粧は外からするのではなく体の中からするのが一番です。ちなみに脳も皮膚と同じ外胚葉を起源としており、脳の老化は血流に支配されています。



ツヤの寝相集とにかくいつでもどこでも寝るというのが健康に良いようです。



日野原先生

巨人に会う昨日、九大心療内科の同門会の公演に日野原先生がわざわざ東京から博多に来てくれました。残念ながらご挨拶は出来たものの一緒に写真が取れませんでした。ご講義は他の誰よりも声がしっかりしてよく分かり分かりました。本当に大したものです。まさに巨人の101歳です。





字の巧い人はボケません。日野原先生からもらうはがきや手紙は字が達筆です。サインだけをお見せします。汚したのは私です。これからは認知症が増えてきます。他人事でもありません。脳の栄養と脱水には若い人でも注意が必要です。人を生かそうと思えばいくらでも長生きさせることはできます。しかしそれはもう芸術の世界です。損得勘定でやれるものではありません。損得勘定ではその努力が絶対続きません。医はアートと思わなければなりません。家族が医師と看護師と栄養士と言う好条件はありますが、田原氏のような素人でも熱意があれば親(妻?)を長生きさせることは可能です。私も母親と同じ条件下にありますが、残念ながら私の子供には親孝行に熱意のある者は一人もいません。。しかも紺屋の白袴で長生きは出来ないでしょう。。。1か月もブログを書かないとスポンサーサイトになっていますので、頑張って書きました。多忙でまたしばらく書けません。






















コメント (1)
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