ジャガンナート神はクリシュナ神と同一のものとされているらしい。クリシュナ神もビシュヌ神の化身(アバターラ)とされているので、結局、大きな神の存在が様々な形となってこの世に現れているということのようです。
仮想世界でのキャラクタの「アバター」はこのアバターラが語源のようです。
しかし、この顔はインドというより、もっと南のアフリカとかインドネシアの妖怪ぽい。
ブッダ師やシバ神様より、もっと興味を持っていた神様なのです。それがこの三人トリオのジャガンナート神様です。
他のヒンズー教の神様と全く異質で、もっと古代からの土着の神様のようです。英語で説明されたので半分くらいしか聞き取れませんでしたが、ライブだかライフだか生命の神様のようです。
もともとプーリという町の神で、そこにある寺院と同じものをチェンナイに作ったらしいです。チェンナイの南東の海岸のカナサーという町にあります。
チェンナイでジャガンナート様が見れるという情報は貴重ではないでしょうか。というか、あまり興味を持つ人も少ないのでどうでも良いのかもしれません。
ちょうどゲリピーで絶食していた日の翌日だったので、げっそりして見えたのか「お昼ご飯食べるか」といってなんと無料で寺のまかないカレーを食べさせてくれたのです。また辛いカレーかと思っていたら、これが全く辛くないカレーで完食できました。
右端の人はデリーから来ていた人で、医療関係の仕事をしているそうで、日本にも何度も来た事があり、日本人の友人も多いらしく、分かりやすい英語でしゃべってくれました。
この方たちは神の化身に違いありません。
これを「ジャガンナートの奇跡」と呼ばずにはおれません。
あれ、ちょっと待った。ドネーションの受付で10ルピー出したら、最低100ルピー単位と言われた。これって食事込みの入場料の意味だったのかも・・・
赤いカレーはカレーというよりトマトソースで、全体に日本の中辛カレーくらいで食べやすかったです。このカレーが一番美味しかったです。
右上の白い飲み物は、ライスジュースとかで日本での甘酒でした。
まるで、苦行をしていたブッダ師が村人からミルク粥をもらって「中道」に気づき、悟りに達したのと同じです。
私はゲリピーの苦行の後、ジャガンナートの神に導かれ、甘酒で悟りに達したのです。
(インド チェンナイ 2020年2月)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます