河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

福大病院徘徊

2017年08月31日 | シャーリー★ダンの悲劇
一番近いコンビニは福大病院の中にあるが、
品揃えが入院患者さん向けのようで食料品などの種類が少ない。

福岡大学は名前からして国公立かと思っていたら私立だった。
大学病院というのは一箇所に科目が集まっているので便利だが、
紹介状が無いと初診料が高くなるはずだ。
開業医に行くと一人の医師の判断で最後まで治療されるので
診断が間違うとえらいこっちゃだが、
大学病院だと最新の医療技術に接しているだろうし、複数の医師がいるのでまだましな気がする。

大きな病気になったら治療せずに
「生体実験用に使ってもらって後は解剖実習用に」
とお願いすると社会貢献できるかもしれない。
最近は葬式費用もお墓の維持も大変なので献体提供希望の人も増えているらしい。
墓が無いので献体された後の骨は宅配便で散骨業者に送る事になる。

オール電化システム完成

2017年08月29日 | シャーリー★ダンの悲劇
充電式水中ポンプを導入したのでシャワーシステムが完成した。
灯油ポンプだと力が無いのでポンプの位置より上に水が上がらない。
ACアダプタ方式だと漏電による感電が怖いのでリチウム充電池内蔵方式にしたが、
40度のお湯の中でリチウム充電池は大丈夫なのだろうか。
これでガス代の分が4000円ほど節約できるはずだ。

栗の集団

2017年08月22日 | シャーリー★ダンの悲劇
そのうち拾いに行こうと思うが
何か罠が仕掛けられていて拾うと上から網が落ちてくるとか
最近は監視カメラがやたら多いので手配されるとかするかもしれない。
しかし、ここの階段を昇り降りしたおかげで、予想通り夜中に足がツった。
着実に足腰が老化している。

ソラリス家族 第6回

2017年08月22日 | シャーリー★ダンの悲劇
「おかえりなさいませ」

受付ロボットが平坦な口調で言った。
部屋には誰も居なかった。とし子もアサリも。
やはり私は幻覚を見ていたのだ。
寝付けなくなった私は本社への直通電話を耳に当てた。

「あの、夜分にすみません、吉田さんですか」

「はい、吉田です。こちらは24時間対応ですから、気になさらなくて結構ですよ。
どうかされましたか」

「さっきの物星友郎さんの事をもう少し詳しく聞かせてもらえませんか」

「いいですよ。あれは単なる事故ですから隠すような秘密はありませんし。
警備員の物星友郎さんはウミネコにエサをやろうとして柵の上まで登ったらしいんです。
そしてバランスを崩してそのまま海に落ちたようで。
ただ、その時支店に居た社員は山川さんが海に落ちる前に、
『ソラの馬鹿野郎』と怒鳴っているのを聞いたらしいんですよ。
それだけが謎といえば謎ですかねえ」

このあたりの海では夏場には空と海との境目がわからなくなって、
空にジャンプしたつもりが海に潜っていたという事故が多発しているらしい。
山川さんも空に向かって怒鳴っているつもりが、
いつの間にかそのまま海中へと引き込まれたのかもしれない。

確かに、空の青色が海に映っているのか、
海の青さが反射して空の青色を作っているのか、
本当のところは誰にも解らない気もする。

自分が今、小説を読んでいるのか、
自分は小説の中の登場人物なのか。
そんな風なよくある世界の不思議さだ。

・・・続く・・・

裏山徘徊

2017年08月21日 | シャーリー★ダンの悲劇
筋力維持のために裏山徘徊しようと思ったが、
「梅林緑道」という遊歩道的な道のはずが、そのほとんどが「階段」である。
この階段を登って反対側に降りるとコンビニへの最短距離なので、
アイスモナカとビールを買うことを目的に登ることにした。
両側に花の咲く樹があるとか、階段の途中にベンチがあるとか(上に展望所はあるが)
もっと工夫したほうが良かったのでは。
展望所から油山に通じる登山道のようなものがあるので、
ここは登山道の入り口のようなものなのだろう。

ソラリス家族 第7階

2017年08月19日 | シャーリー★ダンの悲劇
そのころ町では不思議な事件が起きていた。
人々が朝顔に首を締められて殺害されるという痛ましい事件だった。
被害者に共通しているのは、すべて中高年の男性で、全員が和風居酒屋「ろくろ」の常連客だった。

和風居酒屋「ろくろ」は町に1軒だけある居酒屋で、
昼間は海岸にある発電所関係者たちの食事の場になっていて、
夜はカラオケもできる町で唯一の社交場となり、
町の住人、とりわけ中高年男性客の溜まり場であった。

「ろくろ」には看板娘ともいえる「小夜子」という従業員がいた。
その娘は年齢不詳の美貌と屈託のない笑顔ですべてのろうにゃくにゃんにょから絶大な支持を得ていた。
5席しか無いその店に入るために外では毎夜5時間待ちの列が出来ていたという事である。

好奇心に掻き立てられた私は、その和風居酒屋「ろくろ」に行ってみることにした。
夜9時を過ぎた海岸の大通りに面した店はそこだけが明るく、
発電所が事故を起こす前の町の活気を表しているかのようだった。
他の店は事故の後に流行した原因不明の病からかほとんどが廃業していた。

がらがらがらがら

「いらっしゃいませ」

・・・続く・・・

自転車置場

2017年08月19日 | シャーリー★ダンの悲劇
全12戸のところに3戸しか人が住んでないので1階の自転車置場には自転車が1台も無く、
周りの家やアパートも空き部屋が多いようで、ちょっとした廃墟のようで住みやすい。
夏休みで学生が居ないせいもあるかもしれない。
これからの日本は人口減少で地方都市に行くとこれが普通の光景なのだろう。
といって市内中心部の新築高層マンションなどは完売とからしいので、二極化なのだろうか。

とりあえず折りたたみ自転車2台をワンルームの玄関に置いてあるので、
なぜ2台も必要なのか不明だが、部屋がどんどん狭くなる。

歩いて20分のマックスバリューに行くのに3階から階段で自転車を上げ下げして坂道を走るより
やっぱり歩いたほうがマシかと思ったら、自転車の使い道が無くなった。

ゴミの分類も地方によって違うようで、ちなみにゴミ袋の表記は、
沖縄は「燃やすゴミ」長崎は「燃やせるゴミ」神戸と福岡は「燃えるゴミ」
なので南に行くほどゴミを燃やす意欲が強いようだ。

福岡は缶はリサイクルはするが燃えないゴミに分類するらしい。
缶ビールを24本買ったが、あまりのヒマさに1時間に1本空けていたら、
あっという間に無くなった。