あれはインドに向かうインド航空だった
「画家とかイラストレーターで食うていけたら楽でおもろいやろなあ」
といつものように妄想にふけっていると
隣の席からオーラを感じたので
見ると20歳くらいの長澤まさみ似の女の子がメモ帳に何かを描いていた
「あんた何者ですのん」と聞いてみると
京都の美大の日本画科の学生で一人でインドに行くとのこと
上村松園がどうとかしゃべっていた
メモ帳を見せてもらうといっぱいスケッチが上手に描いてあった
「おっさん何者ですか」と逆に聞かれたので
ライバル心から逆上して
「デッ、デザイン関係でですたい」と答えてしまった
心の中では
「負けた、この女の子は毎日デッサンして絵描いて修行しとる」
「わてはこの数十年何も修行しとらん」
もちろん絵がうまいから職業にできるかといえば
別問題であるが
「いつも絵を描いていたい」という姿勢みたいなもんに
大きなショックを与えられたのである
映画のタイトルにあった気もするが
情熱だけでもなんもできんし
日々の地味で冷静な積み重ねがあって
情熱と冷静の間で
なんか出来るのかもしれん
「画家とかイラストレーターで食うていけたら楽でおもろいやろなあ」
といつものように妄想にふけっていると
隣の席からオーラを感じたので
見ると20歳くらいの長澤まさみ似の女の子がメモ帳に何かを描いていた
「あんた何者ですのん」と聞いてみると
京都の美大の日本画科の学生で一人でインドに行くとのこと
上村松園がどうとかしゃべっていた
メモ帳を見せてもらうといっぱいスケッチが上手に描いてあった
「おっさん何者ですか」と逆に聞かれたので
ライバル心から逆上して
「デッ、デザイン関係でですたい」と答えてしまった
心の中では
「負けた、この女の子は毎日デッサンして絵描いて修行しとる」
「わてはこの数十年何も修行しとらん」
もちろん絵がうまいから職業にできるかといえば
別問題であるが
「いつも絵を描いていたい」という姿勢みたいなもんに
大きなショックを与えられたのである
映画のタイトルにあった気もするが
情熱だけでもなんもできんし
日々の地味で冷静な積み重ねがあって
情熱と冷静の間で
なんか出来るのかもしれん