月末なので 2009年10月31日 | 静かな日常編 ハロウィンにまぎれてカムフラージュし引越し実行 はた目には軽トラックでカボチャを運んでるようにしか見えない やはり階段はきつい エレベータがあるとそのぶん管理費が高いだろうし
引越し中毒 2009年10月28日 | 静かな日常編 安い家賃からさらに安い家賃へと渡り歩く引越し中毒である しかも荷物を整理しながら分割で引越ししているので なにかとややこしい スキャナーが引っ越し先においてあって パソコン本体が今の部屋にある 電車でノートパソコンを持っていってUSBでつなぎ スキャナードライバを入れて スキャンした画像をイーモバイルで自分のアドレスに送り また今の部屋に電車で戻り メールを受信する わしはなにをやっとるのか
舟虫村の火祭り 2009年10月26日 | 静かな日常編 バスのリアウィンドウにメッセージを書いたあと とし子はシートに深ぶかと座りためいきをついた 「今日は年に一度の舟虫村の火祭りの日、峠を越えて村長の家まで行かなくては」 舟虫村には村長が15人居る。村民は全部で16人。 とし子だけ一人が一般村民なのである 遠くから風に乗り15人の村長がアカペラで歌う舟虫音頭が聞こえてくる ♪えんやさ よさら ふなむしの~♪ ♪足がたくさん ふなむしの~♪ ♪海を越えれば地中海~♪ ♪海老が無くてもふなむしの~♪ ♪海辺の砂に泣き濡れる~♪
心は曇りガラス 2009年10月25日 | 静かな日常編 秋の雨は心までしみ込んで 私の心は曇りガラス こんな夕暮れにはあの人を想い出してしまうの もし20年前にタイムワープできるなら 違う言葉が交わせたかしら 走り去るバスを目で追いながら 物思いにふける、とし子であった
私の生きがい 2009年10月25日 | 静かな日常編 今、黄昏の町、あなたはどこを歩いてるのかしら どこへ急ぐの人ごみの中 あなたと別れてからの20年 私は今でもずっとあなたと生きているのよ あなたが帰る場所はここよ ずっと待っていたのよ とし子は坂道を下るバスのテールランプが にじむのを見送っていた
20年後始まる 2009年10月25日 | 静かな日常編 「これからどうする」 「僕は会社に行ってみるよ、どこの会社に勤めているのかは わからないけどね」 「じゃ俺は彼女に会いに行ってみる 俺は今まで20年間、全力で走ったことなんかなかったんだ 一度、全力で走ってみるよ 20年間を失ったことで、はっきり見えた気がするよ おまえも遅刻しないように走って行けよ」 「お互い、全力少年ってところだね」